鉄道遊撃隊(一)

  鉄道遊撃隊(一)  
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老洪は答えなかった。王強は目先をかえて、
「山よりも湖よりも、故郷が一番だ。今回帰ってきたのは、飯の種をさがして、普通に暮すためだよ。」
顔の黒い彭亮がわめいた。
「普通に暮す? 鬼子が支配しているここで、どこに普通に暮せる日があるんだ!」