鉄道遊撃隊(一)

  鉄道遊撃隊(一)  
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部隊との連絡はまだとれないなか、棗庄の若者たちの生活がだんだん苦しくなってきたので、みんな老洪と相談しにきた。老洪は線路のうえを走る貨物列車に、石炭や糧秣が満載されているのを眺めながら、キッパリと言った。
「あの食料、あの石炭!みんなおれたちの血と汗の結晶だ!やるぞ!「二本の線」を喰ってやる!」