鉄道遊撃隊(一)

  鉄道遊撃隊(一)  
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はたして、大掌柜が憲兵隊に掛けた電話で言っていたのは、南山あたりに遊撃隊が出現したのですぐに出動するということだった。それを聞いて、喜び、かつ驚いた。喜んだのは部隊がまだ生きていたこと、驚いたのは鬼子の洋行が商売をしているだけではなく、特務工作もやっていたことだった。