鉄道遊撃隊(一)

  鉄道遊撃隊(一)  
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次の日朝早く、老洪は小屯まで走っていってさぐりをいれた。老百姓がヒソヒソと噂していたのによれば、昨晩鬼子が山のあたりで一時間あまり戦ったが、われらの側からは一人もつかまえることができず、かえって鬼子の死者を二人も出して棗荘に戻ったそうだ。