鉄道遊撃隊(一)

  鉄道遊撃隊(一)  
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ある夜、機会がやってきた。王強と三掌柜の帳簿つけが長びいて十時過ぎになり、大掌柜と二掌柜は寝てしまい、三掌柜もつづけざまに欠伸をするようになった。王強、「太君、寝てください、わたしが片付けます」そしてほうきをとり、掃きだした。


※太君 tàijūn (タイチュン) 旦那様みたいな意味。ふとしくんではない。