鉄道遊撃隊(五)

  鉄道遊撃隊(五)  
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臨城の城門前につくと芳林嫂は鳳児にふりかえって言った。
「家についたよ」
そして荷物をおろし、しずかに町に入るのを許されるのを待った。鳳児はビクビクして芳林嫂のうしろにしがみついていた。