鉄道遊撃隊(五)

  鉄道遊撃隊(五)  
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鬼子の目は飢えた狼のように彼女をジロジロみていた。芳林嫂は良民証をとりだすと、
「私は駅の沿線に住んでいるものです。ここ数日食べるものもなく、母親の家で食料を借りれればなんとか帰れます」