鉄道遊撃隊(六)

  鉄道遊撃隊(六)  
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しかし刀は振りおろされず、物売りの肩の上に乗っただけだった。松尾はフン、と言って
「八路ニ通ジタ奴、ワタシ全部知ッテルゾ。正直者カドウカ見ル。キクゾ、苗荘ニイル寡婦、名前ハ何?家ハドコ?」