鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
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林忠は何度も出発するよううながしたが、魯漢はまったく従わなかった。空がうすあかるくなったころ、村の外で歩哨にあたっていた王虎がいそいでもどってきて、あわてながら言った。
「なにか白いものが村に向ってやってきます。問題があるかと」