鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
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東洼村には炮楼がふたつあり、一つは豪農のもので、動員をかけてなんとかとりこわした。もう一つは地主のもので、二度も動員をかけたが、その地主がでてきてやいのやいのと言うのだった。
「この炮楼は抗日のために費用をかけて作ったもので、今こわしてしまうのはなんとも惜しい!」