鉄道遊撃隊(九)

  鉄道遊撃隊(九)  
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わめいていたのはまさしく馮おじさんだった。そのとき彼は意気さかんなまま牢を出るところで、あるきながらわめいていた。芳林嫂は無理に身をおこし、小窓にとりついて一望すると、心はまっさかさまに沈んだ。
「あ!やっぱり彼だ!」