鉄道遊撃隊(九)

  鉄道遊撃隊(九)  
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夕暮れになり、トーチカの前までたどりついた。二人の偽軍兵士が銃の遊底を引くと、怒鳴った。
「とまれ!何しにきた!」
王強は老人のしゃがれた声をよそおって答えた
「梨売りですじゃ!」