鉄道遊撃隊(九)

  鉄道遊撃隊(九)  
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胡仰はちょうど臨城からやってきた二人の特務の相手をして酒をのんでいたところだった。頭をあげて老洪をみると、たちまち体の力がぬけてうごけない。二人の特務も立ちあがろうとしたが、老洪が雷のような大声で怒鳴った。
「動くな!」
二人も動けない。