つれづれ

  2010/01-03
2010/03/31 水

 今朝はなんか寒いような寒くないような変な天気だ。

 中国の大干ばつ、農家に壊滅的打撃 : AFPBB News
 重慶から雲南あたりまでということなので、南西部の山岳地帯が旱魃らしい。ということは、ビルマ北部とかラオスとかタイ北部も旱魃なんだろうか。

 池袋 -(埼京線)-> 大宮 -(川越線)-> 川越 -(川越線)-> 高麗川 -(八高線)-> 八王子 -(横浜線)-> 横浜 -(東海道線)-> 川崎 -(南武線)-> 府中本町 -(武蔵野線)-&g; 西船橋 -(武蔵野線/京葉線)-> 東京 -(山手線)-> 高田馬場
 しめて130円。うーむ。乗り鉄とかではないけどそれに近い事をしていることは認める。なんにしてもお弁当があった方がいい。買い食いすると高くつく。各駅で全国名物フェアみたいなのをしていた。気候をなめてTシャツで行ったので、横浜以外は寒かった。まさか一日中曇りだとはおもわなかった。なんでこんなことをしたかというと、池袋の改札の前を通ったとき、思いつきでやった。

 firefox拡張の gmail notifier をはずしたら、firefoxのもたもたがマシになった気がする。httpで通信をして返事がなくてもコネクションをはったままとかそういうオチだろうか。

 やっぱりダメだったな。紹介してもらったけど。公募系はダメなんだよきっと。

 支払い調書来たー!

 难以逾越的鸿沟 -- 越えられない壁

 ひさしぶりに国学数典の掲示板みたら、削除の嵐が吹きあれているようだ。下手なこと書いたらアカウントを停止させられる。こわいこわい。


2010/03/30 火

 寒い。この冬で一番寒さがきつかったころなみに寒い。

 DPZ:袋食パンの名前は完全にビールだ

 米国発ガス革命、世界に飛び火:日経ビジネスオンライン
 これはすごい。中央アジア諸国諸君にはかわいそうなことになりそうな予感だが、エネルギー革命は確実に世界の情勢を変える。

 朝日新聞社:邪馬台国の地、皆既日食で決着か
 二世紀三世紀の日食が日本では見えず、朝鮮半島で見えたというのなら、それは高天原朝鮮説を支持するものといったほうがよいのではないか。卑弥呼 = アマテラスというのは今からわかる少ない記録、それも遠い外国から野蛮国を見た記録と、いちおう歴史の体裁をとってはいるがほとんどおはなしでしかない記録の間で整合性をとろうとするものでしかない。しかも卑弥呼=アマテラスというのは今ある諸説(証拠なんかないので全部妄想)のなかでもヤバい系だな。国立天文台の先輩の小川清彦が日本書紀の暦年を明らかにしたのとは比べものにならん。まぁでもたぶん、全国各地の邪馬台国マニアが天文台に日食のことを頻繁に照会したために、その彼らのレベルにあうような結果を出そうとしてこうなったんだろうけど。

 肩をぐるぐるまわすのは、太極拳の腕をぐるぐるまわすやつの腕のうごきをなくしたものなので、実際のところ特に秘伝なわけではない。しかし、腕のうごきがあると、その本来鍛えるべきところを忘れて、もしくはその本来鍛えるべきところがわからず、腕をまわす踊りを踊ることが目的になってしまうことがある。肩だけでぐるぐるまわすことを開発したのは、たぶん人前で腕をぐるぐるまわすのが外聞にさしさわりあるために、そういうことをやってみたのがはじまりなんだろうが、あまりしない運動なので、本来鍛えるべきところがよくわかってよい。しかし、これも慣れると肩まわし運動になってしまうんだろうな。そこで本来の目的が組みこみ済みになればよいが、そうならずにただの踊りになってしまうとよくない。本来の目的をすぐ忘れる人間は、常にそういう予定調和をこわして意識を確認していくしかないんだろう。

 豆は堅い皮をかぶっていたり、生のまま食べると、妙な味やにおいがあるばかりでなく、身体に悪い成分が含まれている場合もある。(略)
 悪い成分としては、シアン配糖体(青酸化合物)、サポニン、フラボノイド、アルカロイド、タンパク質構成成分以外のアミノ酸、さらに甲状腺腫誘発物質、赤血球凝集素など、多くの有毒成分が含まれている。植物の世界で、一番多様な有毒成分を含んでいるのが、マメ科の植物なのである。(略)
 強い特殊な毒成分を持つ豆は別だが、豆一般に含まれていて、有害といわれているような成分、たとえばシアン配糖体などを除くには、煮る前に漬けておいた水を捨てる、煮立ててから水を代える、さらに十分火を通すなどで、大部分除くことができる。
 さらにアジアの人たちは、発酵によって巧みにこれら有害物質を除く、あるいは豆腐のように、良質のタンパク質だけを抽出して食べるといった工夫もしてきた。豆をモヤシにすることでも、かなり有害物質を除くことができる。植物が発芽の準備に入ると、大部分が分解され、消えてしまうからだ。
 吉田よし子『マメな豆の話』(平凡社新書038)(2000/4)

 twitter の中国語ニュースをさがしていて、フィッシングサイトにひっかかった。やばい。

 召喚師の浮世絵画像を貼ってみる:ワロタニッキ
 このスレのよいところは、今まであんまり紹介されてなかった、小説挿絵を紹介しているところだ。

 オレ湿気で布団が湿気る問題で、ダンボールを置いてみた案は結局ダンボールの裏も濡れるということで、おなじだった。ダンボールを敷くとダンボールが濡れる係になるだけ。ということで、晴れて布団干したついでに下に敷いていた結露原因であるアルミシートをとりのぞき、そこにダンボールを敷いてみた。湿気が下の板まで通ることになるが、濡れなければいいや。

 蟹ってかっこいいな。ただ、よくよくみると、脚とか蜘蛛と大差ないな。

 オールレーズンのレシピ [クックパッド]

 あとから見直すと、日記の文章が破綻していることが最近おおい。書きとばしているということだろう。やばい。

 stardict のポップアップ辞書がみづらいので、qstardict をいれるついでに goldendict, babiloo もいれてみた。はたして辞書ソフトに進化はみられるのだろうか。
 評価
 babiloo 本体はすっきりしてみやすいが、ポップアップ機能がない。stardictの辞書をつかうのにいちいちひとつづつ指定しなければいけない。ゼロからいれる場合は好きな辞書を指定してダウンロードできるので、そういう人はいいかも。
 goldendict 本体もポップアップもstardictなみにうざいが、stardictよりみやすい。最初の起動時に stardict の辞書を勝手に読みこむ。あと、デフォルトで勝手にwikipedia(英語版)とかも検索してくれる。かなりうざい。辞書ソフトはうざくてなんぼだ。でも辞書それそれにボタンひとつわりあてて、そのボタンで検索対象にするかしないか切りかえることができる親切設計。ポップアップも、shiftなどのメタキーをおしながら選択したら出るようにする設定もある。これいい。採用。
 なんか訓読みに対応している謎設計。「そ」を対象にすると、漢語大詞典離線版とか古漢語常用字字典なんかの訓読みデータがはいっていないはずの辞書から「楚」「祖」なんてのをひっぱってくる。-> これはどうも、裏で wikipedia と通信して、日本語データをとってきたそのデータのなかに、同値として訓読みに対応する漢字が入っているからであるらしい。気にすることではないか。
 qstardict なにかさしさわりがあって qstardict をやめて素の stardict をつかっていたが、その理由がおもいだせない。とりあえずそれなりにつかえてる。まぁでもしばらく goldendict つかってみるかな。

 姓の蒋は三声。なおしといた。


2010/03/29 月

 雨+冷え。

 少年時代を台湾ですごした人が台湾時代をふりかえるスレ:アルファルファモザイク
 チャンコロのチャンは蒋介石の蒋(jiǎng)らしい。子供のころの話だから小学校の話がおおい。

 なんか今日は中途半端に勉強した。

 やっぱりそっちはやめてこれから寝るまでちょっと蟹を攻めてみよう。


2010/03/28 日

 今朝は冷えるなぁ。

 布団の湿気対策としては、ちいさい畳をどっかで調達して敷くという手がある。布団と下の床の間に湿気の緩衝材をもうけるという点で畳は最高なんだろう。まぁしかし最近の安物の畳は中身が発泡スチロールであることをかんがえれば、薄い発泡スチロールを買ってくるのも手かもしれない。
 人間が寝る布団のしたにアルミの防寒シートを敷くのは失敗だった。下からの湿気は防げるが、人間が発する湿気の方が多いので、上に湿気がたまってしまう。特に自分は、冬に車の中にはいると一気に車の窓が白くなるくらい湿気を出している。寒さでそういうことを勘案しなかったのが敗因か。

 肩をぐるぐるまわしながら歩いたらきもちいい。ひらしょー秘伝。口伝だから大事なことは書いてない。

 古川愛哲『江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた』(講談社+α新書)(2008/1)
 「ここは麻呂のパタリ場じゃ」「ハイ、糞だ。ハイ、糞だ。」
 前に読んだ九代将軍は女だったの人。講談社のこの新書でもいっぱい書きとばしているが、これがその最初にあたる。おそらく一番雑駁で、一番いろんなことが入っているとおもう。後ろについている主要参考文献をみると、一般書だらけなので、この本はいわば「書き抜き帳」のようなものか。意外なことに三田村鳶魚はみていないらしい。
 江戸の長屋の女性はほとんど共有物のような状態だったらしい。共産党宣言でプロレタリアは搾取されるあまり妻も共有状態になるとか書いてあるあれだな。もっとも、この本は出典とかあんまり書いてないので、元ネタの人がそれを念頭に置いてそういう記述をしたものを単純に孫引きしただけかもしれない。そういうあやしさはあるが、社会のいろんな様相がずらずら並べてあって、江戸時代の町人の管理社会具合がよくわかるようにはなっている。中国をもっと厳しくしたようなものか。

 三田村鳶魚は山梨の身延線沿線の下部温泉で死んだそうだ。18切符でいくのに丁度よさそうな距離だ。

 太地町のイルカの件は、縄文時代からイルカ漁の跡があることを利用して、日本は石器時代(毛唐に縄文時代の概念は通用しない)からの風習を部分的に保持しているということにしたほうがよいとおもう。神社のチンコ祭とかもそうだろ。

 オールレーズン買ってみたらなんか変ってる。パサパサしてる。2ch情報だとリニューアルしてそうなったらしい。バターだけだったのがマーガリンまぜるようになったとか。

 DPZ:ジュースカレーのご提案
 これは!いける! カレーはいろいろめんどくさいのでつくってなかったけど今度つくってみよう。
 しかし冷静に考えると、野菜ジュースって結構高い。うーむ。

 オレ湿気で布団が湿気る現象対策にダンボールひらってきて敷いたら結構改善された。これでいいや。

 密約の検証 五百旗頭真


2010/03/27 土

 今朝ははやおきしてみた。湿気で布団がカビくさくなっている。湿気はもういやだ。

 日本の中高の英語教育がマイナスにしかならない件について - My Life in MIT Sloan
 英語なんて論文よめてニュースわかったらいいとおもうんだが。しかしマイナスにしかならないとはひどい言いようだ。今の奴らはたいていわざわざ金はらって塾にいって、二重に学習して自分からそういう試験制度に過剰適応している。そっちの方が問題だとおもう。

 中東TODAY: NO・1527サウジがイスラエルのイラン攻撃に領空通過許可?
 メッカの守護者とエルサレムの所持者はよく結託するので本当だとしても不思議ではない。フランスがオーストリアをやっつけるためにオスマントルコとつるんだようなもんだ。

 しばらく本を借りっぱなしにしていたので返却期限が来てしまった。昨日にひきつづき処分読み。
 今村啓爾『縄文の豊かさと限界』(日本史リブレット2)山川出版社(2002/11)
 この本は縄文時代の概説書としてはかなりいい。

「限られた技術で自然の生み出すものに依存した縄文文化がそのように豊かであるはずがない。」
「縄文時代でも食料事情など生活条件が良くなると、現代の発展途上国に見られるような人口の急増があり、条件が悪化すると、飢饉の状況となり人口が急減したと理解するべきである。」
「縄文の繁栄を支えた最大の要素が植物質食料の豊かさであり、それが一時的に失われたとき、縄文人の生活は振り出しへ戻る様相を示したといえよう」
 縄文時代というと最近は東北が有名だが、縄文時代の生活様式はまず南九州で発達し、気候が温暖になるに従ってどんどん北進してゆき、東北関東での繁栄となったという。草創期の土器については、シベリアから北海道にひろがっていた細石器文化のなかの漁労の場面から生まれたのではないかとしている。鬼界カルデラの大噴火にはふれてない。
 弥生時代への転換については、行きづまっていた縄文時代に朝鮮から組織的な水田農耕がもちこまれたとする。イネは森林が生育するのとおなじ気候条件が必要と指摘し、「縄文から弥生への転換は自然の営みに従う植物利用から、大量の労働力の投入による管理的な植物利用への転換だったが、実はどちらも森林環境という日本の自然条件に対する適応として共通する」とする。

 縄文時代の話題からは若干ずれるが、眉注にこんなことがかいてあった。氷河期の原因が地球の天文学的な動きにあるという説が1941年ユーゴスラビアのミランコヴィッチによってとなえられ、その後、1960年代に海底をボーリングしたとき有孔虫の酸素同位体比が注目され、その変化曲線が地球の天文学的運動周期と一致したという。そして天文学的計算では、最後の間氷期はまもなく終わるが、いわゆる地球温暖化でそうならないのではないかと紹介してあった。
 天文学的運動周期というのが注の短かい説明ではよくわからんかったが、ネットの研究者の説明をみてみると、19世紀中頃に氷河期が発見され、ついで間氷期の存在も知られるようになった。1920年代にミランコビッチが、地球が楕円軌道を走りながら微妙にうごいているために、地球がもらう太陽エネルギーの総量が変化するためにそうなるという説をたてた。それによると、公転軌道の離心率、地軸の傾き、地軸の歳差運動の三つのパラメータのため、10万年4万年2万年という周期が存在すると。1970年代以降の掘削調査の結果、その計算がよくあうことがわかったそうだ。
過去2万年間の気候変動の復元
研究・プロジェクト紹介 -東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻-
 さらに細かい気象変動はあるものの、全体として氷河期へ向う流れにあるというのなら、むしろ温暖化ガスをたくさん出して温暖化をおしすすめた方がよいのではなかろうか。

 東京大学総合研究博物館/刊行物データベース

 江戸川沿いの桜は幹からも花がこぼれていた。

 この国は「軟着陸」できないかもしれない あらたにす

 ソニー迷走はいかにして起こったか : ギズモード・ジャパン
 アップルもこの道をたどるんだろうか。

 アフィリエイトしても全然売れないので悲しいと泣き事を書いていたら、その日にリンクしていた本が一冊売れていたらしい。ありがとうございます。29円もうかった!
 まぁ、こんな辺鄙な日記でモノが売れるわけがないので泣き事を言う方がわるい。おなさけにすがったようで買った人には申し訳ない。もうけるつもりなら、もっと高額で、ネットで買うような趣味のものを、写真いりでベタベタとはりまくるべきなんだろう。単価がそれほど高くないうえにマイナーな本ばっかり貼ってもだれも買わない。自分で書いた本とかあったら一番いいんだけどね。

 《续资治通鉴长编》宋李焘撰.rar - 共享资料
 中華書局の標点本をテキストファイルにしたものらしい。繁体字。


2010/03/26 金

 人生に逃げ道があるのはよくないことだとおもった。

 再考:ネットの普及で、言論は、明治の新聞黎明期の姿に戻った - 月明飛錫

 渤海の周辺の航空写真をgoogle地図でながめていたら、北朝鮮の西側がやたら白いことにきづいた。拡大してみてみると、中国や韓国なら山の木がのこっているようなところまでも切りひらいてなにか植えかけているところで、その切りひらいたところが白く見えているようだ。中国の方も山東省とか内陸の方はおなじような感じになっている。日本は緑のところと白いところがくっきりしていて、平地という平地は利用しつくしてしまってもけわしい山があまっているということなのか。

 伊勢湾横断調査
JR 東海道線大府から分岐 武豊
名鉄 知多武豊-河和 290 14分
知多バス 河和-師崎 620 一時間に一本程度
名鉄海上観光船
高速船 河和-伊良湖 2240 一日三便1015/1415/1515
カーフェリー 師崎-伊良湖 1150 一日五便 0850-1620
伊勢湾フェリー 伊良湖-鳥羽 1500 平日一日八便 0810-1740
JR伊勢参宮線
 観光目標
大府 大府市歴史民俗資料館 大府駅北徒歩十分
半田 酢の里(ミツカン) 半田市立博物館
武豊 武豊町歴史民俗資料館 知多武豊駅近く
伊良湖 やしの実博物館
伊勢 内宮 外宮 市立郷土資料館

 佐渡
新潟-両津 ジェットフォイル6220 カーフェリー二等 2320
直江津-小木 カーフェリー二等 2530
寺泊-赤泊 高速船2760

 伊勢湾横断は日帰りできそうだし、いざとなれば京都や名古屋も近いのでなんとかなるからいいが、佐渡は確実にどこかで野宿しなければならない。無理か。あとは常磐線をじっくり北上ルート。それなら仙台の駅前のネトカヘで一泊すればよい。というか、仙台のネトカヘを足場にして東北でいってないところをまわるのもありか。安い宿がほしいとおもうと、どうしても大都会になる。

 さんざんしらべたのでかなり満足した。

 九州方面までいくとすると、ムーンライトながらをつかっても博多に夜着く程度の接続の悪さ。何にせよ九州は車がないと無理。

 車を持つのはコストがかかるなぁ。車で住むとかせんとなんともならん。

 京都に行く前から読みかけで放置していたもの。
小野田泰直『「邪馬台国」と日本人』(平凡社新書073)(2001/1)
 邪馬台国とタイトルに書いてあるとあんまりマトモな本じゃなかろうとおもってしまうしそれはそんなにまちがっていない。これは邪馬台国論争の史学史をあつかった本。明治初期に大日本編年史というわりとまともな歴史書をつくろうとしていたが井上毅が皇室にさしさわりがあるというのでぶちこわしたことから始まり、白鳥庫吉の邪馬台国九州説を一番くわしく紹介して、内藤湖南の大和説のあたりになると力がよわくなってきて筋があいまいになってくる。この本の主眼は皇国史観であって、その脇役としての邪馬台国だから、まぁそういう扱いになるんだろう。いくら弟子筋だからといって津田左右吉の論述から白鳥庫吉の理論なるものを再構築するのはあんまりよくないとおもう。

 武光誠『邪馬台国と大和朝廷』(平凡社新書224)(2004/5)
 新書を書きとばしている人が売れそうなタイトルにとびついて適当にまとめた本かとおもって読んでいたけど、わりと妥当なところでまとまっている本。考古資料から描き出せる当時の情勢と文献史料をすりあわせ、邪馬台国は北九州にあった交易国家で、それを後発の大和朝廷がのみこんだのではないかとしている。なによりも、こういう邪馬台国本にありがちな、文字の解釈の泥沼でもがくようなことがなく、まず考古資料から描ける当時の状況を提示しているのがよい。まぁ考古資料の解釈は技術の進展や新発見でガラリとかわるのでそういうところがなんともいえないのだが、そのあたりも踏まえて、現段階ではこうだろうという筋のみちびきかたがそれらしくてよかった。


2010/03/25 木

 雨か。

 都バスの一日乗車券でサンダル買いにいった。素足で歩いているとみんな不審そうに見る。そりゃそうだ。寒いわ雨が降っているわで裸足で歩いている方もなかなかつらい。素足であるくのは少なくとも寒くないほうがいいことが身にしみてわかった。
 最初にいきあたったサンダル屋でゴムのサンダルが500円だったので買ってきたが、東武浅草の駅前に靴屋があって、そこに皮製のサンダルが2800円で売ってた。最初にそこにいったらよかった。親指が別のサンダルは季節物らしく、それしかなかったし、ゴムのサンダルを買ってしまったので、買わずに帰ってきた。
 しかしその後ちょろっとあるいたら、親指と人差し指の間がズルムケになってしまった。ゴムの便所サンダルはそれはそれとして、皮のサンダルを買っておいたらよかったか。

 『文革 南京大学14人の証言』 - 書籍之海 漂流記

 某アイドルの公然わいせつ事件の影響で、名湯の水着着用が義務化 | 非モテタイムズ
 そうゆうことか。

 未知の古人類の件、中央アジアと南シベリアだと随分受ける印象がちがう。モンゴル高原西端とかがいいんじゃなかろうか。モンゴル高原最西端のアルタイ山脈山中のデニソワ洞穴(ロシア)とか。

 高橋洋一の民主党ウォッチお笑い民主の「天下り根絶」 : J-CASTニュース

 中世ペルシア諸王朝史を語るスレ:アルファルファモザイク
 これ書きこんでいる人の一人はまちがいなくここの人ですな


2010/03/24 水

 google.loader.clientlocation issue - Google AJAX APIs
 google.loader.ClientLocation の問題は今朝ごろ直った模様。google の方でなんかしてたようだ。

 任天堂の首に縄をつけられないこと - FANTA-G
 金融日記:日本にはマスメディアの危機なんてない。あるのは社員の高すぎる給料だけだ。

 五朝名臣言行録。はじめて読んだ。人治の国に求められた道徳書か。うわさ話集という趣き。ハディースみたいなもんか。

 木下さんのマネをして変換無変換キーをシフトにしてみたけど結構いい。スペースがスペースのままシフトキーになったらもっといい。

 いかん。どうも京都からもどってからこっち何もやってない。できてない。ついでにいうとやる気がない。
 とはいいながらも、本を読んでいたから何かをしていた気がしていただけで、実際のところは去年から何もしていないのか。貯金は減る一方だし。
 うーんでも京都でもやろうとおもっていたことができないとかいってうんうん言ってたので結局おなじなのかなぁ。

 「相談しない」上司が組織をダメにする | 職場の人間関係学

 朝日新聞社:「宇佐神宮の宮司は世襲」先々代の長女が提訴
 神社本庁に所属する神社の神官って神社本庁から派遣されてるのね。
 神社本庁は解体して神社各自にまかせたほうがいいとおもう。

 青空文庫:梅龍の話

 @nifty:デイリーポータルZ:ほんとうにモヤシが一番安いのか

 グーグル撤退、約9割が賛成 - MSN産経ニュース
 環球時報の掲示板に反対意見が目立つというのが不思議なんだが。

 グラフで見る日本の科学研究の後退 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか

 履物問屋街は浅草花川戸。地下鉄浅草駅から江戸通りを北上すればあるらしい。明日行くか。裸足で。
 浅草のあたりまでは、池袋から都バスで浅草にいくのが一番安い。
 本当は近所の商店街で買うつもりだったが、まだそういう季節ではないといわれた。蒲田で買ったらよかったか。


2010/03/23 火

 離職率70%、嫌ならさっさと辞める:日経

 おとといひらしょーんとこ行ったとき、ひさしぶりに体をグリグリうごかして気持ちよかったが、やはり収容所のおしいれの下段ではそういう余裕がない。あと奥義っぽいコツがよかったが、つかう場面ないのですぐ忘れるような気がする。山奥で生活したら役に立ちそう。

 池袋を徘徊しているうちに、サンダルの右の上部構造がついにちぎれてはきつづけることができない状態になったので、おもいきってそのへんのゴミ捨て場に捨てたが、いいのがみつからないので裸足で帰った。しかしこのまま生活してもいいかもしれん。

 グーグルが恐れたサイバースパイ「GhostNet」とは? − @IT

 「名前忘れた」男に執行猶予 - 47NEWS
 こういう人は旅 = 盗みなので執行猶予つけないほうがいいのでは。

 東京にもどってからしばらく人と会うことがつづいていたのでネットのものをじっくりよむことができなかった。これから読むです。ついでなのでsbckももってきたけどこれは無駄か。


2010/03/22 月

 「ローマ人の物語」の種本?「ローマの歴史」: スゴ本
 妖怪の浮世絵画像を貼ってみる 無題のドキュメント
 朝日新聞社:日本28年守った座から転落 工作機械生産額

 個人請求権と北朝鮮 - コリアニメやつあたり

 今日は祝日だと言われるまで気付かんかった。نوروز!

 スタートアップの中心に倫理感を盛り込む:その理由と方法

 「桃太郎の軍事学」 から 「日本の海防史」まで - リアリズムと防衛を学ぶ

 サンチャゴデコンポステラの巡礼の最後の100kmを歩くなら、二日か三日がかりだろうか。25-30kmごとに教会などがあり、宿かわりになっているらしい。江戸時代の東海道や中山道はだいたい2里おきで宿場町があるが、東海道でだいたい半月とされているので、おおざっぱに500km/15日とすると、一日33km程度歩いたことになる。この差はなんだろう。巡礼だから老人や女性が多いということがあったのだろうか。日射が強く乾燥した気候なので旅行しづらいということだろうか。


2010/03/21 日

 昨日。
 夕方熱田着。熱田神宮までの商店街がさびれていてひどい。名鉄の駅の方がターミナルビルがあって栄えていたり、熱田神宮の正面もそっちにあったりする。その商店街のターミナルビルの方には風俗店がある。もともと裏の方にあやしい飲み屋街があって、そういう雰囲気はあるのだが、それが表にでてきているのは本当にさびれているということだろう。
 熱田神宮はあんまり歩きまわれなかった。たとえば出雲大社のように本殿のうらにまわれたりはしなかった。建物もまだ白木であたらしい。信長塀とかか。
 宮きしめんというのがあったので、食べた。東海道の宮宿の名物であったらしい。600円の出費はいたいがまぁ名物だからしかたないだろう。宮宿の方もみにいこうかとおもったけど、今日中に東京につくには時間があやしかったので、やめた。
 静岡をこえたあたりから電車がやたらゆれるとおもったら風がきつかったらしく、沼津でしばらく停車。熱海湯河原間の風がつよくて止まっているという。その列車はしばらくしてから三島までいくとのことだったが、たぶん今晩中は風がつよいだろうし、うごいたとしても今以上にギューギューだろうとおもったので、沼津で御殿場線にのりかえた。
 国府津に相当時間が遅れてつき、東海道線最終にまにあったが、その車内の掲示でも熱海のあたりはまだ動いていないとのことだったので、のりかえた判断はただしかった。


2010/03/20 土

 apvlv

 もう引き上げの日か。うーん。まぁしかたないか。

 もよりの花園から東京のあたりまで行く最終は15:11らしい。京都発なら16:00。まぁ相当遅くなっても間にあう。18切符は東京圏大阪圏なら終電までつかえる。
 下水の点検の立ち会いさえなければ飯田線経由とかでいってもよかったなぁ。

 「円高こそデフレの原因」説の怪しさ | 野口悠紀雄

 【致死量】一瓶まるごとインスタントコーヒー飲んだ | TuiTui

 市場があり、ある後発の国がその市場に進出するとき、品質で勝てなければ、安売りなどして下から市場を奪っていき、そのうち品質もおいついてきて正面から対抗できるようになる。というのが日本のやったやりかただった。しかしたとえば手段を選ばない国ならこんなこともするだろう。市場が過大になりすぎてその一部は倫理上グレーなところにきているとすれば、そこをとらえて法律でその産業の手を縛るようにあおってみたり、僅瑕をみつけて大々的な訴訟の後押しをしてみたりするとかだ。
 つまりそこにはつけいるスキがあるわけで、脇はしめたほうがいい。世界はひろいのでどんな相手がいるかわからない。

 ネットゲリラ: 高齢童貞

 google.loader.ClientLocation が昨日からおかしい。南米の人やオーストリアの人も急におかしくなったと書いているのをみつけたのでやっぱりおかしいんだろう。

 さて下水掃除の立ち会いもすんだので、出発するか。結局成果なしか。とほほ
 熱田神宮よってみる。

 帰ってきた。風のせいで東海道線とまってて、御殿場線で迂回して帰ってきた。一時すぎですよ。もう寝る。


2010/03/19 金

 ネットゲームやばい。もう19日か。コンピュータの電源切ったほうがいいか。

 ちょっと履歴書だしてきた。もう公募系は無理だとおもうが、まぁわざわざメールで教えてもらったからやっとくしかなかろうというのでやっといた。随分前におしえてもらったのに今日しめきりまでなにもやっていないというのがダメダメだ。自転車で外にでたらやる気がでてきた。やっぱり一日一回は外に出るべきだ。

 結局京都までこもりにくるつもりで来て、mixiアプリのゲーム(ブラウザ三国志)をやって時間がつぶれてしまった。
 mixiアドプログラムPV単価表
 ナニコレ:mixiアプリって儲かるの? - ITmedia Gamez
 mixiアプリの売上は広告を何回表示させるかで決まる。そして登録者が多く、利用回数が多いほど単価が高く設定され、より多くもうかる。ということは、一日に何回も来させるような仕組みをつくればいいということだ。なるほど、ブラウザ三国志は一度に出せる指示が決まっており、指示が実行されるまで待つしかないので、一日に何回も見たくなるようになっている。利用者も多いので、それなりにお金にはなっているんだろう。サーバをどんどん増設して新ゲームを何回でも始れられるようになっているが、これは新規利用者がはいりやすくするのと同時に、中毒者が何回でもできるように、ということなんだろう。
 商売一般がそうなんだろうが、制作側からすれば、これも利用者をどれだけハメるかのゲームになっている。まぁ同じゲームをするなら、こっち側のゲームをやった方がおもしろそうだ。
 一回で簡単におわり、しかもそれで満足をあたえてしまうようなゲームは、お金にならず、時間浪費型が儲かるということになる。機械(プログラム)相手だとすぐ飽きるので、こった仕組みをつくるよりは、利用者同士での接触を多くして、不確定な要素を多くしたほうがよい。

3 継続して利用する価値があること
単機能でなく、複数の機能が組み合わされ、アプリ利用者を飽きさせない仕組みになっていることが必要です。コミュニケーションが促進され、アプリ利用者の課題を解決させる便利な仕組みであることが重要視されます。
4 ソーシャルグラフの健全さを損なわせないこと
マイミクを招待することに過度のインセンティブ(報酬)を与えたり、マイミクシィの多少により利用に制限を加えたりする等により、複数アカウントを持たせる行為を誘発したり、マイミクを増やす行為を助長したりすることで、mixiユーザーのソーシャルグラフの健全さを損なわせてはいけません。
mixiアプリガイドライン
 なるほど、ガイドラインの段階でここまで決まっているわけか。
 青空文庫をmixiアプリにしたものがあったけどあれはなかなかかしこいとおもう。仕組みがわりと簡単ですむし、コンテンツが充実しているので、何度でも読む人は読む。小説なんてものは時間消費型娯楽だから旧型娯楽と新型娯楽が結びついているともいえる。
 開発に必要なものは、htmlとjavascriptの知識だけらしいが、flashをつかう方がゲーム性がたかまるだろうな。

 しかし今頃になってこういうことを調べるよりは、流行りだしたときにすぐ手を出してやってみたらよかったな。

 mixiアプリの青空文庫って青空文庫がやってるわけじゃなくて、なんかわけわからん港区のIT会社がやってるのか。どうなんだ?

 「欧州の敗因は偽善」とBBC記者 クロマグロ取引禁止案否決 - MSN産経ニュース
 中国の台湾攻略作戦 米国防次官補代理が証言 - MSN産経ニュース


2010/03/18 木

 とてもいいことをおもいついたような気がしてこんな早朝に目をさましている。

 600万か。やっぱり無理かな。

 阪神なんば線、輸送収入、予想12%上回る | 日経ネット関西版
 なんで今までこういう連絡させようとしなかったんだろうね。

 非実在がらみについては民主党さまさまであったらしい。

 ibusからuimにもどした。uimのせいでfirefoxが落ちるバグもなおっているようだ。ときどきつかう中国語が入れにくくなった程度か。uim-sunpinyinできないかな。

 StickyShift / SandS
 SandSいれてみたけどうごかん。

 とてもいいことをおもいついたような気がしたけどしただけで今日は一日無駄にすごした。本よんでるほうがよかったか。


2010/03/17 水

 mixiアプリはまり中。あー。現実逃避か。

 今の中国の台頭が1980年代の日本と違う理由 JBpress

 ネットゲリラ: 起業の9割は失敗する

 m17nのデータ

 投降派宋江ボーっとみてたら自分でいれた注のところに「造反無罪」とか平気で書いてた。はずかしい。造反有理と革命無罪をまぜまぜにしてたか。書きとばしていたから全部みなおす必要がある。とりあえずざっとみて致命的なのをなおしとこう。そんな拙速主義だからボロボロこぼれるわけだが。
 うーん。これ全部DBにいれて画像をみながら文章を書けるような画面をつくったほうがいいな。今後こういうのを空いた時間でやれるように。viで何個もあけながらやったほうがいいかとおもってたけど、修正するときにはめんどくさい。
 直訳すぎるなぁ。まぁいいか。ある程度は時代の空気のせいもあるし。
 剛健統治階級..(汗

 水滸伝雑文の九天玄女課の項を書き直した。ひどい経緯をそのままにしてたのもあるけど、今日みなおしたら他んとこもマズいところがあった。こういうのをみると、なんとも生意気で人の話を聞かないやつだったんだなぁとおもう。まぁ若いうちは生意気なほうがいいけど、事実に対しては謙虚でないといけない。そういうところがなっていなかった点で、生意気でしつけのなっていない田舎のガキだったんだろう。
 なんでそうなったということを考えると、小学生時分にそういう読書知識的なところで話のできる相手がおらず一人あそびの癖がついてしまったのがよくないんではないかとおもう。とくに自分のいたY地区の北方はこういっちゃなんだが知的に貧しかった。中学にいくと各地区のそういうのが寄り集まってきて通じる相手がいたので、そのまま田舎の高校にいけば、自分のそういう悪いところもある程度は修正されて人なみの付き合いもできるようになった(かもしれない)とおもうが、楽園的な高校にいってしまい、その方向は修正されず、さらに楽園的な大学に行ったので、ますます保存され、今頃になって反省するハメになるんだろう。今からおもうと、高校大学のつきあいは同好の士が似たようなネタのまわりでグルグルまわっているようなつきあいだったとおもう。しかしそういうところを選択していったのは自分であって、今頃反省してもおそいんだけどね。
 そういう世間知らずでも世間的になんとかできている人はいるので、要は自分が今ヒマだというだけなんだが。
 しかし時代がすすめばすすむほど便利になる世の中だな。何度もおもうが十年は遅れて生まれたかった。輟耕録の電子テキストさがしたらすぐみつかるこの世の中。字の意味をしらべるとすぐわかるこの世の中。意味がわかるといっても、ある辞書に書いてある事項がさがせる程度なので、わからんもんはわからんのだが、昔ならでかい辞書をあちこちひっくりかえすのに時間をかける必要があった。辞書をひっくりかえした方が身につくという人もいるかもしれないが、字をさがすので時間をつぶすのは時間の無駄だ。

 やっぱり今の雑司ヶ谷収容所の生活はよくないな。これから先どうするか考えよう。背筋をのばせておちついてじっくり考えれる空間が継続して必要だ。

 『皇輿全覧図』の作製とエゾ問題の展開
 間宮林蔵が確認する以前に樺太が島である知識はあったらしい。

 中東TODAY: NO・1523イランの核兵器は単なる噂とエルドアン

 まぁ水滸伝雑文は要メンテの文章がまだまだあってこまったもんだ。
 日記とかも昔ほどおもしろいのだけれど、それは文章の表現能力と思考回路が今と微妙に違うからかもしれない。

 @nifty:デイリーポータルZ:日本にもあった、ピラミッド
 ストゥーパ。。。

 ibus-skk、漢字変換の登録ができない。中国語入力が便利なだけに残念。他にも、入力にフォーカスがあたったらかならず変換モードからはじまるが、その入力欄をえらばないあたりもちょっと不満だがそれはたいしたことではない。


2010/03/16 火

 京都までくる必要なかったか。

 共通番号制」賛否割れる 朝日新聞世論調査
 なんでこんなのが反対されてるのか意味がわからんからさっさとやれ

 100冊読む時間があったら論文を100本「解剖」した方が良い 読書猿

 Twitter / 町山智浩: 日本の漫画家たちは一斉に石原慎太郎都知事の ...
 非実在がらみでよくわからん運動とかしているけどそんなのよりこういう泥試合にもちこんだほうがおもしろい。

 はぁ。おれなんか生きてる価値ないとおもうことばかりだ。東京にもどって無駄な余生をくいつぶすか。

 とっとと東京にいくつもりだったが、下水の点検の立ち会いのために20日までいないといけないらしい。

 新自由クラブ→自由民主党→無所属→改革の会→自由改革連合→新進党→民主党→無所属→自由民主党→無所属


2010/03/15 月

 23:59 米原到着。この先接続なし。歩き出す。寒い。
 01:00頃 8号線から歩道が中山道はこっちという細い道にはいっていったのでそのまま入る。しばらく歩くと小さな宿場っぽい家並み(鳥居元)。パトロール中の警察に不審尋問される。
 02:00頃 高宮宿。多賀神社のあたり。
 03:00頃 豊郷。このあたりが一番寒かった。
 03:40頃 愛知川宿。ここを出たところからまた中山道が8号線に合流する。
 04:00頃 愛知川をわたったところにある五個荘のマクドナルドで休憩。
 05:30頃 そのまま進むのを断念して能登川駅着。その後通勤ラッシュにまきこまれる。
 ということで総距離23kmあまり、米原駅から五個荘のマクドナルドまでは20km、時速5km程度。

 なりゆきでしかたなく歩いただけだが、ここに中山道があってこれだけ街道集落が保存されているとはおもわなかった。正直おもしろかった。昼間歩きたかった。しかし鳥居元のあたりは、街道集落がよく残っているが、それを挟むように新幹線と名神高速があるので、昼間はさぞかしうるさいはずだ。よくもまぁあんな状態で集落がなりたっているなぁと感心する。
 愛知川から米原までほぼ一直線なのにもおどろいた。

 「地球文明論」の嘘
 人間ごときが環境に対してできることは限られていると。

 若者に起業を勧める嘘つきな大人たち : ひろゆき@オープンSNS

 [書評]心理学で何がわかるか(村上宣寛): 極東ブログ

 正直言って眠いので寝てた。なにしに来たんだか。


2010/03/14 日

 順調に寝坊だな。まぁ七時前に起きているからいちおう早起きではあるのだろう。ただ、体がなまってきた。

 素人の僕が、データ分析に自信を持つようになったある発見 - 人と組織と

 起業したい若者に対する大人の本音 - 統計学+ε: 米国留学・研究生活

 痛いニュース(ノ∀`):レストランで塩使用禁止法案
 料理には塩をドバドバいれる。塩味が効いてないと味がついた気がしない。ナトリウム中毒になっているかもしれない。

 Togetter - まとめ「「“大人の発達障害”急増の真実」に関する専門家の見解」

 構造主義とか脱構築とか、言挙げするほどでもないような内容をなんで熱心に語っている人たちがいる/いたんだろうとおもうが、その構造とやらがもてはやされた理由が、マルクスとかそっち系の考えを遠回しに擁護するためだとわかれば、そういうのが流行った時期や衰退した時期についてもなるほどとおもうことが多い。
 しかし人間がたかだか百年弱の命で、それぞれ幼稚な状態からいろいろものをおぼえていき、最初はものをしらないから教えられたことはとにかく鵜呑みにして、解釈するような知恵はあとからつくのだが、いちいち自分で解釈するよりは鵜呑みにしたものを敷衍していくほうが楽だからどうしてもそっちに流れてしまう。おそらく世の中の固定観念とされるものはほとんどそういう仕組みでうまれてくるんだろう。積んではくずし積んではくずし。

 いかんなぁ。このままではいかん。ムーンライトながら最初の週末は避けるつもりだったが、いっちょ京都に帰ってこもってみるか。そうするとまた親がどうこうとか言うのがオチな気もするが。やっぱり雑司ヶ谷収容所はよくないな。全然関係ないけど宮崎にもいきたいし中国にもいきたい。内蒙古寧夏四川とまわってチベット以外の全省制覇をしてみたい。

 (1,2,3(1),5)
 これが上流か。

 なんでもかんでも左翼の反映とするのはあんまり感心しない。自分でいろいろ書いといてなんだが。

 Uz-Translations : Old Avestan Primer
 また読みもしない本のリンクをはってみたり。

 おもいついて18切符を買って電車にのってみたものの、忘れものをしてとりに帰ったので、所期の目的であるこの日のうちに京都にたどりつくことができなくなってしまった。しかも携帯の電池が切れそうなまま放っておいたのが災いして、出たとたん携帯の電池が切れてしまった。さて。どうするか。この状況をなめていることは今の服装がTシャツ一枚だということでもわかる。実はやっぱりやめたほうがいいとおもったが、既に18切符に今日の分のハンコおしてしまったので使わねばもったいない。
 携帯の電源がきれたままでノートパソコンにUSBでつなげると充電になり、そのまま携帯の電源をいれても転送モードにならないことがわかった。今頃。
 せっかくなのでどっかに寄って18切符を二回分つかおうかとおもったが、どこか行きたいところがおもいつかないのと、どっちにしても夜中につくということで、あんまり気がすすまない。
 米原から京都まで線路の距離にして70km弱あるのか。歩いたら70km越えるな。というか、夜中から歩いても朝を優に越えてしまうな。あと、歩けるのかどうかという問題もある。サンダルは順調に崩壊の一途をたどり、今日はついに右足の鼻緒が半分ちぎれた。まぁまだ歩けるといえば歩けるのだが、途中で歩けなくなるんだろうな。しかし野宿の用意はしていないので、歩くしかない。もしくは途中でダンボールをみつけてダンボールハウスをつくるか。
 熱海にちかづくにつれ日が沈みどんどん冷えてくる。うーん。
 愛知のへんまできたら寒くなってきた。

 原宗子『環境から解く古代中国』大修館書店(あじあブックス065)(2009/7)
 空気が乾燥している地方では地中の塩分が毛細管現象で地表に析出することがある。秦の鄭国渠があったところは、もともと森林があったところを乱伐してしまい、塩分の出た湿地になっていたそうだ。そこを灌漑して表面の水を洗いながして使えるようにするというのはよくあるやりかただという。ただ、一度洗いながしたはずの塩分が、地下水位が低いためにふたたび地表にでてくると水に溶けない重炭酸ナトリウムなどが生成される再生アルカリ化現象がおこって灌漑では洗いながせなくなるという。しかもこのメカニズムは最近になってようやく解明されたことで、20世紀の50年代60年代には世界各地で乾燥地を灌漑しようとしてこれをおこして失敗することがおおかったそうだ。
 これを防ぐためには地下水位より低い排水溝を掘って供給と排水を別にするか、そもそも地下水が毛細管現象であがってこれないように水田にする方法があるそうだ。
 漢代の農書に種をまく穴だけ掘ってそこに大量の肥料(おそらく家畜の糞)を投入し、高い収穫率にする特殊な農法があるが、これは家畜をもともとたくさん飼っていて、農耕の経験がない匈奴などに農耕させるために考えられたものではないかとのこと。
 農耕のことばかり書いてあるのではなく、牧畜民狩猟民関係の記述の分量もかなり大きい。

『北史』周本紀 太祖文帝 宇文泰
時所徴諸州兵始至。乃於戦所、準当時兵、人種樹一株、栽柳七千根、以旌武功。
 このような樹木の用い方も、中原の思想には、あまり見られないように思います。どうも、牧畜民を始めとする非農耕民のほうが、植樹には熱心なようです。
 気候史的な話をみつけると、殷のころまでは象が知られているくらい温暖で、寒冷になって周になり、温暖になって秦となり、のち徐々に寒くなって三国のころが一番寒く、唐初は温暖だったが、唐中期からまた寒くなったという感じだ。それ以降についてはそういう事は書いてない。やっぱり明があたまおかしいということは書いてある。
 山西は元のころまでは絹の産地で栄えていたが、明になってから内陸ルートがふさがり、まず桑栽培や養蚕が沿岸部にとられ、ついで絹織物業もとられてしまったので、疑似森林である桑畑が消え、養蚕業の出す有機物が黄土にあたえられなくなって荒廃し、やがては李自成なんかをうみだしたのではないかということだ。これは明があたまおかしい話ではなくて、華北の荒廃の話。
2010/03/13 土

 ぬくいぞ。
 それもそのはず今朝の温度が昨日の昼間の温度らしい。そりゃあついわ。
 伊豆神奈川千葉にくわえて東京23区がやたらあたたかかくなっているようで、そこからすこし内陸にはいると普通の寒さのようだ。今朝7時で東京が14.9度、さいたまが3.7度というのだから差がはげしい。

 高齢者健全撤退条例 - 俺の邪悪なメモ

 実はあらゆるものに価値がなく、自分が既に存在しているという事実以外に自分の存在の価値を担保するものはないのだが、それは絶望ではなく、そこにあらゆる認識の基準を置くことのできる希望の基礎ではなかろうか。
 したがって憶せず自分の妄想をもとに歴史を構築すればよいのではなかろうか。え、それだと嫌いな「学者」とおなじことをやっているって? 自分がおもうに人間様はそういうやり方でしか歴史を認識できないのではなかろうか。たとえば例の聖徳太子虚構説だが、あんなのは聖徳太子が実際にいたかどうかよりも、日本が戦争に負けたショックで戦前の日本を全否定したい人たちが、天皇まわりのことを全部悪いように言いまくっているうちのひとつであろうとしかおもえない。しかしそういう人達にとっての歴史はそういうものであるし、自分がそういう認識をもつのも歴史というもののひとつだとおもう。中国みたいなところの歴史文書の量が他の地域にくらべて卓越して多いのは歴史というもの自体が嘘のかたまりであるということの証拠ではなかろうか。
 まぁ、でも、こういう神学論は、オレはこうおもうとしか言えないよね。文章自体が実体からはなれたものである以上しかたないのかもしれない。

 民主党政権で初の正しい経済政策 - 池田信夫 blog
 Nevada : 20兆円の日銀バブルマネーと金融引き締めに走る中国

 熊谷公男『古代の蝦夷と城柵』吉川弘文社(歴史文化ライブラリー178)(2004/7)
 工藤雅樹『蝦夷の古代史』(平凡社新書071)(2001/1)
 今週ついつい読んでしまった本。
 両方とも蝦夷のことをあつかった本。平凡社新書の方が範囲がひろい。だいたい共通した知見をあつかっている。蝦夷のことは文献がすくないのか、同じ引用文がおおい。
 西暦紀元前後のころに東北北端まで稲作が広がったが、その後の寒冷期に稲作は衰退し、東北南部まで後退したという。蝦夷がアイヌか日本人かという話題があり、戦前は蝦夷は単純にアイヌであるという認識が主であったという。要するに、戦前は縄文人がアイヌで、そこへ日本人が攻めこんで配下におさめていったというような話でおさまっていた。それがややこしくなったのは戦後であるらしい。
 戦前はそういう見方だったから、柵というのも軍事要塞だとおもわれていたが、実際に掘ってみると役所部分が多く、軍事要塞というよりは移民の統治所か交易センターという見方になってきた。そういえば多賀城には官衙的な遺構がまんなかにあった。
 まぁ東北北部には縄文以降北海道とも和人世界とも違った文化が花ひらいたが、そのうち和人世界にくみこまれちゃったというあたりにおちつくしかないらしい。アイヌ語と日本語の話題は、アイヌ語地名しかない。まぁ言葉の問題はなんともいえないだろう。
 しかしこういう話題は、そのうちどうでもよくなっていくんだろう。だいだい戦前は蝦夷=アイヌでなんともなかったらしいし。
 もうしばらく前に森浩一『日本の深層文化』(ちくま新書791)(2009/7) というのも読んだけど、ここでは上野下野の毛野は豊かな土地の意味で、陸奥は資源豊富なあこがれの土地だったとある。よくよくかんがえてみると、そのころの海道の終着点は千葉をとおって茨城の常陸になり、山道は長野から群馬栃木の毛野をこえ陸奥にはいるから、結局山道も海道も陸奥への道筋ということになる。山道は美濃信濃下野上野をとおるけど、どれも美野科野毛野と野だらけといわれてなるほどとおもった。
 猪鹿は祭儀用に飼われていたとか、米と同様に粟が重要で、二大穀物だったとか、いろいろと書いてあった。

 しかし、せっせせっせとアマゾンのアフィリエイトをリンクさせているのにいまだかつて日記経由で本を買った人はいない。そんなにつまらない本を紹介してるかな。まぁたしかに半分くらい貶してるけど。それとももともと図書館で借りた本ばかりだからみんなわざわざ買わないんだろか。

 あぁ。おくれをとってしまったか。しかたあるまい。なんでもダラダラしているからおくれをとるのだ。すでにそれが蔓延したからにはこうなってもしかたない。あぁこれからどうしようかな。

 シール坊や

 「韓国軍が自衛隊に勝った!」というニュースが別にどうでもいいワケ - リアリズムと防衛を学ぶ


2010/03/12 金

 しばらく雨がつづいたせいで、布団がカビくさくなった。冬にこれでは梅雨どうなるのか今から心配だ。やっぱりこの雑司ヶ谷収容所は長居するとこじゃないな。

 中国が挑む世界最大の都市化実験 JBpress
 順調に日本のケツを追っているようだ。

 カプコンに学ぶデスマーチにならない仕事術 - teruyastarはかく語りき

 痛いニュース(ノ∀`):村で唯一の医師が辞意。秋田・上小阿仁村
 なんか他人事みたいなコメントばかりだけど今の日本ってみんなこんなんだろ?
 離島を除いて、無医地区の問題は、本質的には交通問題 : ある医師のマスコミウオッチ

○ということで、核持ち込みの密約が明らかになったことが、現政権の得点になると言いたげな岡田外相や、「だから外務省は信用できない」と言いたげな河野太郎氏は、あんまり外交には向いておられないんじゃないかと推察する。これぞジョージ・ケナンが忌み嫌った「法律家的=道徳家的アプローチ」であって、清濁併せ呑む外交の世界はそればっかりでは務まらない。まあ、お二人とも野党の党首であればいいけど、外相や首相には向いておられないのではないか。
かんべえの不規則発言 3/11

 文献史学的には時代をさかのぼるほど資料がすくなくなるのかもしれないが、最近は考古学的資料が増えているので、一概にそうはいえない。自分的には考古学的資料を第一にしたほうがいいとおもうがまぁまだそういうわけにもいかないんだろう。
 時代区分論的な古代中世近世や、政権所在地に由来する伝統的な時代区分の奈良平安鎌倉室町よりも、気候的な時代区分を設定したほうがいいとおもう。人類は気候のような環境に左右されない生活を手にいれたのだ、というのも一面の真理で、そういう環境改造生活の始まりである農耕の開始から歴史を語りだすのが普通であるが、その一方で、温暖化でエコでどうこうという話が国際的な課題になっていたりするのも現実なわけであって、地球という箱庭に依存して生活するかぎりその気候からは離れられない。世界史的な視点を導入するならそっちからだろう。まぁでもそういう本はだれか西洋人がどっかで書いてるんだろうな。

 Iran's Afghanistan Fix - IslamOnline.net - News

 asahi.com:国内最古の人骨出た洞穴、破壊 沖縄県がずさん調査か

 布団をきっちり干したらカビくさいのもなくなった。

 宮崎にいきたいなぁ。車ほしい。あのあたりは車でないと。というか、どこ行くにしても車があったほうが行きやすい。


2010/03/11 木

 晴れは気持ちいいな。

 今日の午前は雑司ヶ谷 -> 江戸川橋 -> 雑司ヶ谷 -> サンシャイン -> 雑司ヶ谷。晴れの日はどこいっても気持ちいいからいい。しかしサンダルの底が崩壊してからしばらく、この雨のせいでそろそろ完全にはけなくなりつつある。新しいのを買うしかないのかな。

 成績優秀なのに仕事ができない “大人の発達障害”急増の真実 | ダイヤモンド・オンライン

 昭和34年外務省発表「戦時徴用で来日し、残っているのは245人だけ」

 「世界に躍進する韓国企業に学ぼう」(日経社説)に反論する - 木走日記

 暴れん坊将軍で地球滅亡クラスの隕石が江戸に衝突:カンプグルッペ ブログ
 ネタだとおもったけど本当だった。

 そういうとこないだ図書館で南九州の縄文時代のことをあつかったものがあったけど、それによると、縄文時代初期の先進地域は南九州だったらしい。しかし鬼界カルデラの大噴火でその文化は消滅したということだ。

 マルチ商法の広告:アルファルファモザイク
 もうとっくにクククとか書くのあきた。で、民主党に期待している人ってまだいるの?

 茨城空港って自衛隊基地の航空路拡張のためなのか。

 明日の夜からムーンライトながらに乗れるらしい。まぁ乗るとしても週明けだな。

 押入生活になれてきたけど腰に違和感があるようになってきた。最初は尻がやたら痛かったが、そっちはなんともなくなってきた。姿勢の無理を腰のへんで吸収しているんだろう。そのうち腰が痛くなってくるかもしれない。

 ubuntu10.04alpha3が軽く感じたのは結局何もいれてなかったからであるらしい。徐々に重くなりつつある。まぁでもまだ反応がよいのでキーボードの感触が前とちがって体にしっくりきているように感じる。キーボード自体はまったく変っていないのに。
 ibus-skkがパッケージにふくまれていたのでibusつかっている。今んとこそんなに悪くない。中国語入力はかなりよい。


2010/03/10 水

 今朝は雪かとおもって寝ていたが、もうやんでたみたいだ。

 のび太がジャイアンを「抑止」するには? 抑止の種類 - リアリズムと防衛を学ぶ
 竹島問題の質問に(多分)何でも答えるよ 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww

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 日本原住民論 - Wikipedia
 反日亡国論 - Wikipedia
 なんで寮にアイヌとか沖縄とかを考える活動家がいたのかその流れがわかったような気がする。まぁ普通に考えてそういうことに興味をもつ人がいたっておかしくないのだが、なぜそれが活動 - 政治運動の形をとっていたか、ということだ。

 Dr中松、いきなりチベット仏教最高位に - nikkansports.com
 西洋人とちがって日本には伝来経路があるのであんまこういうことを軽々しくしないほうがいいとおもうけどインドにいる人にはわかんないよな。というか向こうから空海を持ちだして比べているというのがなんとも。

 もはや国債の発行余力を失った日本政府 |大前研一〈日経BPネット〉

 携帯、組み立てられるようになったけど
 おれもこうなるのかなぁ。あ、イケネ。もうなってるのか。テヘ

 「病院は植民地じゃない」|ロハス・メディカル


2010/03/09 火

 昨日の夜なにげなく sudo fsck してみたら大変なことになった。mountしているドライブに対してすると大変なことになるからみんなやってみたらいいよ!
 いろいろあった末になんとか復帰したけど今度はいろんなファイルを置いている Desktop が消えた。。言語設定まわりがぶっとんだらしくターミナルで日本語が表示できない。。どうもそういうファイルやディレクトリが おかしくなって全部 /lost+found につっこまれたらしい。ということで地道にひとつづつbviとかでみていって復活させていった。でも自分でつくったファイルはともかく、言語設定とかはどうしようもない。せっかくなのでシステムをかえることにして、今はバックアップしている。うーん。ちなみにこれは普段つかわないgvimで書いている。いれといてよかった。

 usb-creater-gtk がうごきまへん。なんで?

 結局、一日がかりでubuntu10.04のalpha3をいれてみた。いちおうそれなりに環境復活した。今回も.Xresourcesを保存するのわすれた。

 firefoxが3.6になって軽くなった。
 firefoxだけでなく全体に軽くなった。こりゃいい。


2010/03/08 月

 めでたく後戻りのできない36歳になりました。おれはこのままなにもやっていない状態から後戻りできないんだろう。後戻りできないなら前進だ。このままで生活がなりたつよう極めよう。そうすれば田舎でも暮せるようになるかもしれない。

 太陽熱が示すガラパゴス化の危機:日経ビジネスオンライン
 まぁ日本には向いてないよな。しかし砂漠の有効利用には向いている。イランとかサウジとかタリム盆地とかの砂漠に鏡ならべるというのは夢があるなぁ。

 痛いニュース(ノ∀`):日本陸上自衛隊と韓国陸軍が模擬戦 自衛隊ほぼ全滅
 シルフレイのふたり言:「パンがカビないのは添加物が入っているから?」
 朝鮮国連軍と普天間飛行場: 極東ブログ

 歩いてかっぱ橋道具街までいってみようとしたら途中文京区の区役所の前にホームセンターがあるのをみつけた。そこに板が売っていたので、安い198円の300x600の板を買って春日通り経由で帰ってみた。そしたら途中に100円ショップがあったので期待せずに入ってみたらB4のクリップボードがあった。これでよかったのに。
 お茶の水女子大ってあんなとこにあんのな。やたら女子高生があるいていたのでなにかとおもえば入試だった。

自分の場合、その恐怖感は昆虫の目玉模様を見たときの、何こいつキモーッ的な感情に近いかなーと。
Togetter - まとめ「pukiwiki、はてなトップページの妙な恐怖感」
 ふーむ。これがかなり核心に近いかと。

 GIFアニメで明治初期の写真を3Dにしてみた。| DDN JAPAN
 デイリーポータルZ:30年物のサンマ寿司はほぼ液体

 日本企業の苦しみを25年前から味わっていたアメリカ企業 - My Life in MIT Sloan


2010/03/07 日

 今日も雨か。

 昨日の雨でサンダルがこわれてしまった。三年でつぶれたか。大阪の下町の靴屋のおやじが、皮製だから長く持つとか言ってたけどそのとおり長くもった。いまでも上部構造は健全なままだし。接着剤でくっつけたらまだもちそうな雰囲気がある。

 やっぱり興味が先にたって、『地方人夫部屋に関する調査』東京市社会局(1923/大正12)を読んでしまった。

 三、調査方法 ー 地方人夫部屋の實地調査は、尋常一様の方法を以てしては到底實績を擧げる事が出來ないので、便宜上次の二方法を以てした、一は本局吏員にして該方面の事情に通じ、曾て數年間の實際勞働を體驗せる者が、勞働者となつて單身栃木茨城及東北地方各縣下を巡り、或は人夫部屋の勞働者と親炙して部屋の實情及勞働狀態を尋ね、或は人夫部屋に入込むで親しく現場を觀察し、或は土地の官公署を訪れて參考資料を蒐集するなどして、大正十一年五月より六月にかけ約一ヶ月間實地踏査をなせるものである。他は多年監獄部屋の爲に努力せる一勞働者が、樺太方面に行くの好機をとらへて、人夫部屋に關する調査を委託し、北海道方面の概括的な材料蒐集をも依頼したのであつて、之れは同年八月以降十月迄に亘つての實地調査である。
 ということで、おもしろい材料をいろいろ含んでいる。仁義を切るといえば、時代劇の博徒の特殊な文化だとおもっていたが、ここではそういう土木工事の一般土工がやる仁義のやりかたがあった。「土工職、親分サン、オ宅ハ此方デ御座イマスカ」「御意デ御座ンス」「之レニテ御仁義願ヒマス」みたいな感じで延々やるらしい。こういう定型化した礼儀作法があったのは、もちろん博徒系の人たちがやっていたこともあるだろうが、いろんな地方からやってくる人で構成される組織がうまくやっていくための一つの方法なんだろう。今のサラリーマンが最初社員教育うけて礼儀作法をおぼえて型にはめられるのとおなじようなものか。まぁつまり土工が人夫部屋にはいるときに仁義を切るのは、サラリーマンが名刺を交換するようなものなんだろう。そうして入ったあと、客人として飯をよばれるわけだが、そのとき、箸をそろえて食べないと、駆け出し者だとバカにされるそうだ。
 斡旋屋が人をそれこそ騙して集めてくるわけだが、そのとき駅についてそのまま現場につれていくから、東京を出発する時間もそれにあわせた列車に乗る。福島なら上野発午後九時、北海道樺太なら上野発午後一時で青森に翌朝午前六時半、というような時刻まで書いてあった。昼でて翌日の朝につくという列車の距離感はまるですこし前の中国みたいだ。
 現場も搾取されつづけるようなところばかりではなく、普通に条件をよくして人員を確保しているところもあったそうだが、そういうところへは他の現場から引き抜きにくるらしい。うまいこといわれて、そのよい現場の前借金をふみたおし、他の現場に行った人間はその踏み倒すうまみをおぼえ、次から次へと現場をわたりあるくようになるという。「人夫争奪誘惑の奸手段が、労働者の転業、資本家いぢめ、浮浪労働者の増加を来してしまふ事になる」といっている。そうして常習蛸とよばれる常習踏み倒し労働者になってしまうという。斡旋屋と組んで前借り金を踏み倒すために現場にはいり、すぐ逃げだして儲けを山分けするという。彼らはいわばこの過酷な労働環境に湧いた捕食者といえるかもしれぬ。その分ほかの弱い労働者に皺寄せがきて、ひどい目にあう人もいたんだろう。
 そういう労働環境の改善のためには、現場の請負制度の改善もさることながら、季節労働者の供給手段が限られているからそういう斡旋業者の跳梁跋扈を許してしまうので、労働紹介所の設立などが必要、としている。

 じゃぁ戦前の労働紹介事業はどうなのとおもってしらべてみたらこんなのみつけた。→『時の法令』連載「21世紀の労働法政策」第2回 / 第1章 労働者派遣システムを再考する(1) / −偽装請負と日雇い派遣の再検討

 年金の問題はこれから年金をもらおうという人達が結構元気でしかもたくさんいるのでいままでの年寄りのようにもらえないかもしれないという不安がそのまま反映されているだけで、その不安は本当だからさっさと観念すればいいのだが、観念しないのが問題だ。自分くらいの世代だとどうせもらえないだろうとおもっているからいいが、日本が景気いい時代をすごした人間はそんなに簡単に観念できない。こないだも飯くいながらテレビみてたら、ボーナスからも年金納付分ひかれているけどその分が反映されていないんじゃないかとかいうみみっちい事をいってた。そんなのがうけるわけで、まだまだズルズルひきずるとおもう。

 ドラえもんは暴言が多い漫画!?「じゃ、ミサイルでもうちこんでやるか」 - ガジェット通信
 70年代の漫画としては全然おだやかな方だろう。てかこんなのが暴言になるような世の中なのか。

 キチガイを卒業した日

 机ないけどなんとかなるような気もしてきた。なんでもいいや。
 やっぱりすすまんな。

「即ち公園のロハ臺にボンヤリ腰掛けたり、芝生の上に疲れた身體を横へて居たり、榮養不良の様子をして足許が塵埃にまみれて居たり、夕暮時になつても、興行物も見ず家へ歸る事もなく悄然と佇立して居る者があつたり、一見して分明する憐な苦學生達を見つけると、巧に機會を把えて親切気に話をしかけ、相手の急所を突いて誘拐し始める。」
「普通の場合であつたならば多少の低能者でも田舎者でもそれに乗る筈はないが、困窮の際に急所をとらへられ御馳走で以て甘言を呈せられるるので、つひうかうか其の口車に乗って承諾をしてしまひ、募集屋へ連れて行かれると、すぐ例の二階へ挙げられてしまふ。」

 雑司が谷収容所に来てから、朝はミューズリーかヨーグルトを食べ、昼にトマト缶のスパゲティを食べ、夕方にチョコフレークかパンの耳を食べという生活をしているが、一向体調がわるくならない。ヨーグルトばっかりたべていたのにくらべれば偏りはすくないとおもうが、それでも偏っていはいるとおもう。うーむ。要はカロリー足りてたらいいんだろうか。

 BBC News - Taliban clashes with rival Afghan militants kill 60
 タリバンとヘクマティアルが地方のある村の支配をめぐって衝突したということだが、60人死んだということで結構な戦闘になったようだ。これはヘクマティアルがタリバン離れをしようということなのだろうか。


2010/03/06 土

 あぁうぅ

 朝でて昼に帰ってきたら写真帖全部落ちてた。意外とはやかった。

 液晶ディスプレイほしいな。1920x1200のやつがいい。

 いやほんと何も進まないな。ネットで遊んで本読んでるほうがいいのかもしれんがそればかりやってても貯金と時間が減っていくだけだ。知識は増えるかもしれんが自分で調べたものではないから浅知恵がつくだけ。そういうことを考えると、こういう、人に気兼ねするようなところに住むのではなくて、自分だけの部屋がもてるところに住むべきだったのかもしれん。そういう意味ではまっさきに北千住の奥地の一万数千円の四畳半をめざせばよかったのかもしれん。後悔先にたたずか。

 古代世界の午後雑記 : メディア王国の東方領土と「アーリア人の土地のリスト」について
 歴史地図のメディアの版図がやたらでかかったので、ペルシアってメディアをのっとっただけだとおもってたけど、そもそもメディア自体の国の形があいまいだったのね。

 近代デジタルライブラリでみつけた地方人夫部屋に関する調査が北海道のタコ部屋に関するもののようで今すぐ読みたいがとりあえずおあずけとする。ていうかすこし見たが、ヤクザ経営っぽいな。

大麻という植物は、品種によって、利用部、栽培方法、用途が全く異なります。
栃木県では、1982年から低THC品種のトチギシロを栽培しています。
これは当時のヒッピーカルチャーの象徴となったマリファナ欲しさに都会の若者が大麻を盗む行為を無くすために開発された品種です。
 野州麻
 ということは、このページでは産業用大麻とマリファナはちがうと再三強調しているにもかかわらず、元々はえてたものはそういう用途につかえるものだったのか。

 こないだ雑司ヶ谷収容所の電子レンジがこわれたおかげで、ブレーカーがおちることがなくなった。めでたいめでたい。


2010/03/05 金

 結局これは自分とのたたかいなのか。ここ十年の先延ばしのツケか。

 国際政治の表舞台に戻ってきた「詐欺師」:日経ビジネスオンライン
 チャラビみたいな奴を今度は敵にしたてあげて再利用するらしい。ほんまアメリカさんはやりかたが汚いで

 ワラノート ベトナムのうまい棒のクオリティがヤバいwww

 高校生ワーキングプア大増殖の真相 ダイヤモンド・オンライン
 高校も大学もさっさとへらしたらいいのに。

 中東TODAY: NO・1511パキスタンの元情報トップがアメリカの工作をばらす

 ちょっと前、国会図書館近代デジタルライブラリに全蔵書のcsvくれというメールしたけど全然返事がこない。

 『日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率』(講談社+α新書)という本が売れているらしい。読んでないけど、説明では農業生産をカロリーではなく金額でみると日本は農業生産第五位であり、カロリーベースの自給率をつかうのは予算ぶんどりのための農林水産省の院号だとある。ネット上では目からうろこが落ちたとか絶賛の嵐だ。こいつら、日本の人口が先進国といわれる中では相当大きいほうで、物価も高いので、一人あたりの食料消費量が地球上どこでもおなじと仮定しても、高い物価と多い人口を掛けたらそりゃ大きくなるということをしらんのだろうか。農業大国といわれるフランスが日本よりすくないということに衝撃をうけた人もいるらしいが、フランスは人口六千万で日本はその二倍なので、そのフランスが日本の次の第六位につけているのは農業大国といわれるだけのことはあるというものだ。

戦前期日本におけるチェーンストアの 初期的発展と限界*
 欧米でチェーンストアがはやったので、1926(大正15)高島屋は長堀店に「なんでも十銭均一売り場」をつくり、そこで試行錯誤したあと、1931(昭和6)に「高島屋十銭ストア」の名前でチェーン店を展開(のちに「十銭二十銭ストア」さらに「十銭二十銭五十銭ストア」に改称)、不況の風にのって急速に拡大した。1932(昭和7)には百貨店法の規制をくぐりぬけるため、別会社の丸高均一店をつくり、1941(昭和16)までに106店舗を展開した。しかし戦中の統制経済で均一を維持できず(株)丸高になって生活必需品の配給機関になり、強制疎開や空襲で店がなくなって1945(昭和20)の敗戦時にはわずか18店になっていた。1952(昭和27)に関東の5店舗から再出発し、1956(昭和31)に高島屋ストアとして高島屋のスーパー部門の子会社となった。のち2003(平成15)イズミヤに買収されカナートとなった。
 戦前の日本でのチェーン店は大きいものでもこのように106店舗しかなく、欧米のチェーン店が在来の小売業とおこしたような摩擦もそれほどなかった。この論文の人は工業社会の進展にともなう大衆層が欧米にくらべて薄かったからと言っているが、そう言ったあとに、そういう層を百貨店が客層として取りこんだとも書いている。
 おもしろいなとおもったのは、戦前に百貨店法というのがあって、中小小売への進出を邪魔しようとしたこと。これは一度GHQに廃止させられたそうだ。また、戦後の大規模小売店舗法についてもしらべてみたら、その後また制定された百貨店法をくぐりぬけるようなやりかたが増えたので、1973(昭和48)制定されたとのことだった。しかもこれが結局緩和(1991(平成3))廃止(1998(平成10))されるようになったのはアメリカからの外圧ということで、なかなかおもしろい。

 百均的チェーン店のはしりではあるようだが、均一店のはしりかといえばそうでもなく、明治のころから均一店というのはあったらしい。値札をつけるようになったころからあったということか。
 江戸時代には明和のころの四文屋という飯屋や、享保のころの十九文屋という雑貨屋があったらしい。

 納豆菌は生物学的には、枯草菌(こそうきん)という細菌のごくマイナーな変種にすぎない。どちらも学名で表すとバチルス・サブチリスとなり、同じ種に含まれる。海外に行ったらどちらもそうとしか呼ばれない。
 @nifty:デイリーポータルZ:そのへんの枯れ草で納豆を作る

 あぁ結局こういう毎日やっていることで時間をつぶしてしまうのか。。自分にまけた。。


2010/03/04 木

 朝起きたら、ハードディスクがいっぱいになったということでダウンロードがとまっていた。中国関係のファイルを移動せねば。

 一人でつかえる机がほしい。あと、同房の人が夕方まで寝るようになったのであんまり音もたてられない。正直迷惑だ。こまった。パチプロならパチプロらしくパチンコ屋へ出勤してほしい。
 有料自習室って調べてみたけど、一日だけとかでも二千円もとられるのな。むーん。一ヶ月一万とかは意外とやすいがそんなにいらんし。
 だいたい一日二千円もとられるなら東北まで18切符でいって温泉にこもってくるほうがたのしい。

書評:青木健『アーリア人』1 - Zarathustra1951-1967の日記
 どれだけひどいのかが細かく指摘されていてわかりやすい。

本書の最大の特徴として「自分でよく理解していないことに関して、思いつきで出鱈目の説明を付けてごまかそうとする」という点が挙げられる。
 うわー。とくにインド・ヨーロッパ語族、インド・イラン語派の言語面に関しての項目が致命的だ。根本的にダメな本だということか。
ハングルが漢字や漢字から派生したカタカナに、表面的には似ているのと一緒
 ここはハングルよりは注音記号にしたほうがいいとおもう。ハングルあんま似てないし、元になったものもパスパ文字とかだし。注音記号はカタカナの亜流だと西洋人におもわれているかわいそうな表音文字だ。
 それはいいとして、1951-1967ってどういう意味だろう。

 働くナビ:正社員から個人請負契約に切り替えられる例が増えています。 - 毎日jp
 いよっ!脱社畜。ニヤニヤ

 ネットゲリラ: 世紀の愚策、地域別休暇法

 よくよく考えたらこの六ヶ月なんだかんだといいつつ本しかよんでおらず所期の目的が達成できていない。ここが正念場か。夕方まで寝ている人がいるのもだからこそダレないということか。よしがんばる。

 それとは関係なしに、近代デジタルライブラリのひとつめの写真帖リストにあったのは全部おとした。のこりのリストのも全部おとしてみる。HDDたりるかな。


2010/03/03 水

 今日は早々に収容所を出て、池袋のあたりにいった。マイ机がほしい。いったん帰ろうかな。

 収容所に帰ってきたら、なにもしていないやつにつかまって他愛のない話につきあわされた。あーむかつく。

 覚え違いタイトル集|福井県立図書館

 国会図書館の写真集っておおいな。130冊程度落として5Gあまり。一応半分は越したか。
 うわ。あんまり落としたせいか遮断されて近代デジタルライブラリみえなくなっちゃった。
 復帰したけど日露戦争の写真帖ばかりおちてくる。。


2010/03/02 火

 今朝は雨かとおもっていたら雨でもなかった。昨日の夜のうちに雨はとおりすぎたようだ。

 中東TODAY: NO・1507イエメン再分裂の動きと日本のエネルギー問題

 国会図書館のjpeg2000ファイルについてさらにわかったことがある。普通に kdu_compress や image_to_j2k をつかって圧縮してみると、国会図書館のものよりも数倍大きくなる。なにか特殊な圧縮をしてものすごく小さくしているようだ。

 現代アフリカの部族間抗争ではみんな洋服を着て弓矢やナイフで戦う - GIGAZINE

 18切符の季節になったわけですが。電車でいけるところでこのへんにいきたいというのがあんまりおもいつかん。

 午前中はマクドナルドに行ってこれから数日かかりそうな作業の準備をしたが、昼飯食いに帰ってきてからはダラダラしてしまった。ダメだなぁ。ぁ。今からはじめたらいいのか。


2010/03/01 月

 今日から三月か。早いなぁ。

 アゴラ : 400年ぶりに起きているデフレと長期不況(利子率革命)

 京大折田像は、没落日本の象徴である
 そうおもうならこわしたらいいのに。

 ソーメンみたいに細いスパゲティをゆでて、ローソン100で買ってきたハヤシをかけてみたけどちょっと合わない。

 「古代の日本へ長期にわたって素材や製品の形で供給された銅含有量の高い鋼は、半島内の製造とはいえない。当時の東アジアの生産と交易の状況から考えて、山東半島から揚子江下流域にかけた一帯にある、含銅磁鉄鉱を産する鉱山で採掘された鉱石が原料として用いられたものであろう。ここで製造された銅の一部が半島南部に運ばれ、その地で製造された鋼とともに、鉄鋌の素材になったのではあるまいか。」
 石井昌國・佐々木稔『古代刀と鉄の科学』雄山閣(考古学選書)(1995/7初2006/1増補)
 日本刀出現以前の刀は古代刀とまとめられて、そんなに研究はされていなかったらしい。大陸方面からの輸入品由来の直刀の系統があった中、7世紀ごろ東国に蕨手刀という彎刀があらわれ、これが長くなり、それまでの刀の技術とあわさって日本刀になったというところだそうだ。
 この蕨手刀だが、女真経由という説があったらしい。一々の刀について考察した岩井氏は甲信地方が発祥地ということにしているが、概説を書いた佐々木氏によれば、実際に北海道のオホーツク文化の墓から蕨手刀と曲手刀というのが胸の上に交差した形でおかれて出土したという。佐々木氏は蕨手刀の出土状況からして、東北から北上した可能性も考えられるとする。
 この蕨手刀だが、まず第一に短いし、柄まで鉄ということでも異例である。これも外来のものとおもった方がよいのではないかとおもうが、北方経由であったにしても、大陸方面で出土事例がないとのことなので、ちがうらしい。まぁでも、そのころ、朝鮮方面の他に樺太方面からも文物が流入していたというふうになったほうがおもしろいのはおもしろいな。
 Wikipediaのオホーツク文化では、宗谷海峡が発端ということになっているが、そのあたりは定説がなかったはずだ。

 あと、この本には刀が湾曲化した理由として、騎馬戦が主流になり、斬撃に必要だからということを言っていて、どうもそれが定説であるらしい。蝦夷と政府軍のたたかいは騎馬戦だったとか。源平の戦いのときも刀が大量に使用されたはずだということだが、伝世品は文化財保護法のために分析できず、出土品はないらしい。出土品がないのは、1 実はそんなに刀つかっていなかった 2 輸出品として高く売れるので売っぱらった 3 質がわるくてすぐ錆びた のどれかか。日本刀って意外と軽くて振りまわしやすい武器だが、馬上でつかうなら鉄棒とかの方が有効だとおもう。

 ジンジャーエールって要するに梅ジュースの生姜版なんだな。ということは、梅ジュースはプラムエールになるんだろうか。

 google chrome にいれていた vimlike-smooziee を vrome にかえてしばらくたつ。もう戻す気はない。vrome のほうがつかいよい。vrome は中国人プログラマ製。当初はつかいづらかったが、地道に開発がすすんでよくなった。uimも普及の点で ibus に遅れをとっている。やったらできるけど現状に満足していてやらないからこうなるんだろうな。こんなところでも日本から中国への移転がすすんでいる。

 書坊郷
 ちょっと!google地図の中国での精度がまたあがってるんですけど!こんなド田舎まで!


2010/02/28 日

 試験当日だ!ピキピキ!

 気象庁の今日の観測結果をみていると、なんかどんどん冷えこんできてるんですが。朝よりも今の方が寒い。どうも東京周辺が冷えこんでいるらしく、10時の観測データで東京練馬臨海の三地点が3度台で、いつも若干あたたかい都心が今日は冷えの谷の底となっている。関西は普通にあたたかくなっているのに。
 もうすこし詳しく見たら、福島方面の冷気が水戸とかつくばをとおって東京までつながっているようだ。

 ステレオタイプ、知ったかぶり、屁理屈の三拍子:引いた瞬間、冷めた瞬間

 試験ダメだった。精算書最後まで計算したら47000円計算があわないことがわかったところで時間がおわってしまった。試験おわって回収の間にその精算書の答案ながめていたら足し算をまちがえているところをみつけた。ということはそこからあとは全部間違えているということだ。大問1、4、5は先にやってそのつぎ3やったのがまちがいだった。大問2が手付かずでのこってしまった。145が全部正解でも60点。あんなところで間違えている精算書であと10点をだすのはむずかしいだろう。まぁ計算がおそい人間が簿記なんかやろうとおもうこと自体がまちがいなんだろう。

 古写真
 MIT Visualizing Cultures
 Prokudin-Gorsky Color Database
 Jim's Army Daze ~ 1955 - 1957

 ぐぐぐ。この雑司ヶ谷収容所にはハローワークの斡旋で税金もらって資格学校いって簿記の試験をうけてる人がいて、彼とは試験会場も別だったのだが、その人の感触では、大問2はボーナス問題で345が難しかったとのこと。あーもうどんだけ目がないんだおれは。

 国会図書館の近代ライブラリのjp2ファイルだが、大部分は白黒二値なので、pngにしたほうがファイルサイズが小さくなるが、なかには精細なものがまじっている。そういうのはやはりjpeg2000の圧縮率は圧倒的だ。そしてなぜかそういうファイルのほうが展開が速い。irfanviewでみても赤くならず普通にみれる。これは作成した業者がちがうのか、それともそもそもjpg2000のファイルを白黒二値にするのがわるいのか。


2010/02/27 土

 昨日はねぐるしかった。朝も雨ふっているので寝てた。まぁまだ二月だしまた寒くなるだろう。

 今日はネットもせずにおとなしく試験勉強をしていた。雨ふってるし。

 Gene Simmons' Son Has Got Some Explaining to Do... - News
 毛唐のオタクもパクリをみつけるのがすきらしい。

 がんばってつめこみ中。いろいろ忘れているのに全然切迫感がない。やっぱダメなんじゃないだろか。


2010/02/26 金

 暑い!

 経営企画や財務に、何故か天才的な地雷掘りがいる: 切込隊長

 昼飯に帰ってきたけど蒸しあつい。

 堀義人:日本企業よ、「ものづくり神話」を捨てて「経営力」を磨け
 韓国企業の努力。窮地がチャンスということでもあろうか。

 2chやネットで、ある対象を叩こうとする人間の5つの心理:アルファルファモザイク

 PDF::GetImages は裏でxpdfとかつかってるのか。いれてみたけどこりゃだめだ。

 国会図書館近代デジタルライブラリのダウンロードスクリプトはすこしづつ修正していたりする

 thisDir=$(echo $1|tr -cd '[0-9]')
 おれもこんなややこしい bashスクリプトをかくような人間になったんだなぁとおもう。

 午後は雨ふりそうだったので、外出せずにスケートみてた。よくあんな採点基準がよくわからないゲームがオリンピックに入っているもんだ。あれ運動会の間にピアノの発表会がはさまってるみたいなもんだろ。別にするべきだとおもう。


2010/02/25 木

 あたたかいなぁ。

 で、実際に海外で働くとどうなるか - Keep Crazy;shi3zの日記

 結局目白のマクドナルドが一番勉強しやすいな。

 最近なんかやる気なく、ダメな感じがしていたが、その原因はラジオ体操をしていないからではなかろうか。今朝はひさしぶりにラジオ体操に復帰できたけど、今はなんか前向きな心だ。後向きはよくない。

 公開企画「多民族国家構想とマイノリティ——在日外国人の現状と課題から共生社会の展望を考える」
 大日本帝国の遺存であるところの在日朝鮮人による日本を大日本帝国的制度にしようという企画。日本にそんなにこだわるのなら彼らはさっさと日本人になるべきだとおもう。アイデンティティの問題なら韓国に帰ればいい。そのねじれが苦しいというのならその苦しみを固定化するような作業で外部化しないほうがいいとおもう。まぁ国に帰ったらパンチョッパリとかいっていじめられるんだろうけどな。

 国会図書館のpdfのjp2ファイルが j2k_to_image で変換できると書いたけど、どうも変換できないもののほうが多そうだ。
 kakaduを捜しているうちに、honeyview3.0という韓国人のつくった漫画ビューアというのをみつけた。内部でkakaduをつかってjpeg2000を表示するというので試してみたが、白黒反転だった。速度はわりといい。
 中国あたりで kakadu2.2.3 のソースがころがっているが、国会図書館のjp2は kakadu4.2.1 か kakadu4.4.1 のあたりで作成されているのでそのへんがないかどうか。
 Index of /products/archive-by-CDROM/14/kakadu kakadu4.0.2が添付されているのをみつけた。
 これだと無事変換できるようだ。なんとか。

 jp2ファイルを含んだpdfからpngを固めた書庫に変換するbashスクリプトを書いた。快適〜〜。ダウンロードの段階からもやったほうがいいかな。


2010/02/24 水

 目白図書館にいってみた。たしかに人がすくない。ただ机もすくないので若干はばかられる。まぁ今週だけがんばってつかってみるか。そうすると飯のために帰ってくるのがめんどくさくなるな。
 意外とおぼえていることとやっぱり忘れているところと。

 Journal@rchive

 前回おちたにもかかわらず今回なめすぎなのでダメな気がしてくる。

 j2k_to_image でjp2ファイルが変換できるとおもったが、国会図書館のjp2はなかなかくせもので、通るやつもあれば通らないやつもあった。うーん。


2010/02/23 火

 昨日から今日にかけて確定申告の手伝いしてきた。今月はひさしぶりに黒字となるかもしれない。
 人の金の計算は楽だ。あれが自分のガス料金とか水道料金だったら途中でいやになっていたとおもう。

 性懲りもなく簿記二級をまたうけるのだが、今週末なのにほとんど準備していない。やばい。まぁ今回落ちたらもうやんない。


2010/02/22 月

 22222の日ですな

 100年前の技術から現代への教訓を学ぶ - My Life in MIT Sloan

 古代世界の午後雑記 : ブーラーク印刷所の歴史と各国図書館事情

 目白図書館にいってみたら月曜休館だった。


2010/02/21 日

 どうも目白図書館はガラ空きらしい。

 「賃金カット・首切り横行」から自分を守る法律武装入門 プレジデントロイター
 おれがまとめたのからはかなり変わってるなぁ。まとめた骨組をもとにして強調したいことを挿しこんでいって結局違う面目になったようだ。でもこんなに書き変えるなら文責変えたらいいのに。あんまりユニオン寄りにはまとめてなかったのだが。

 池袋から大塚、護国寺とまわって雑司ヶ谷まで歩いてみた。

 午後は布団干して新宿区の早稲田にある図書館にいってみた。文京区と図書館の内装がまるでいっしょで、違うのは出口に盗難防止ゲートがあることだった。まぁ、勉強とかするような環境ではない。帰り、商店がないとおもっていたところにダイエーをみつけた。


2010/02/20 土

 なんか四時ごろに目がさめてしまったが結局ラジオ体操行きそびれた。

 そういうと最近ときどき夢をみているような気がする。こないだ見た夢は本のところどころに墨がぬってあるのをペラペラめくるというのだった。

 図書館は勉強スペースとしてつかえないが、サンシャイン60は巨大なのでベンチに座っていてもたいしたことない。かなりつかえる。
 豊島区立中央図書館の歴史棚のイスラム関係書籍は一つの棚に六段あるうちの一段の半分。アラブトルコイラン関係で一段。それに比べてユダヤで一段あまり取っている意味がわからない。中国朝鮮は棚二個程度。東南アジアが二段くらい。ヨーロッパ関係が六棚かそれくらい。

 榎原雅治『中世の東海道をゆく』(中公新書1944) (2008/4)
 またすごくおもしろい本をみつけてしまい読んでしまった。中世の東海道を歴史地理学的にさぐる本。中世の街道は川にジャブジャブ入っていってそのまま歩いていったり、海辺の砂浜を潮の満ち引きの合間をみて歩いたりするようなところだったらしい。そして今の東海道線とおなじく、関ヶ原を通って静岡へ抜け箱根を越えるコースだったようだ。伊勢まわりの東海道が発達したのは、戦国時代になって美濃の土岐氏が内部分裂で大荒れに荒れたため美濃を回避するための伊勢経由の街道が発達し、それが関ヶ原の戦いのあと家康が伊勢から徳川の本拠を経由する形にしたとのこと。ということは斎藤道三登場までの美濃の分裂は日本の東西交通を悪くし、戦国の混乱を助長するところがあったのではなかろうか。
 内水面がまだまだ多く、舟での交通がかなり使われていたことや、大井川や富士川が分流しているところを選んで歩いて渡った、など、大規模な土木工事がほとんどなされていない様子もうかがえる。宿の問題もおもしろい。

 潮の満ち引きを計算して日本の歴史事件を解説したのは小川清彦の新田義貞鎌倉攻めの研究が有名だが、今それについて調べたらそんなのそもそも関係ないという話を見付けてしまった。


2010/02/19 金

 今朝はきちんとラジオ体操行ってきた。
 炭酸水は不眠に効くという話もあるので、なにか神経を鈍麻させるようなところがあるのかもしれない。

 ゴキブリの軍事利用 | WIRED VISION

 デフレは確かに問題だが 日銀は打ち出の小槌じゃないのでは - 雑種路線でいこう
 日本経済復活 一番かんたんな方法 - 俺の邪悪なメモ

 今日はちょっとマジメに復習しよう。

 今日の昼飯はブガティーニという中空パスタで、500g98円だったので買ってきたが、小さい鍋できれいにゆでるには折るかなにかしないといけなさそうだ。意外と早くゆだる割に生のところも残った。

 天気がすこしよかったので帰ってきて布団干したけど、短時間干しただけでかなりあたたかくなった。布団が吸う湿気の量はものすごく多いということか。ついでにしばらく使っていないリュックも洗濯した。

 イタリア人写真家が撮影した1880年代の日本の風景や風俗を伝える貴重な写真 - GIGAZINE
 ここに紹介されている写真集はこないだ早稲田古典籍ライブラリでみつけたこれとおなじシリーズのようだが、見たことない写真もまじっているので、ファルサリは他にも何冊もつくってたということなんだろう。

 こういう画像系の電子書籍を読むとき、PDFとかだとどのソフトでみても結局重いのであんまりよくない。中にはシオリをつけたり、書き込みしたりする人もいるようなのでそういう人はアクロバットリーダでいいんだろうが、そうでない自分にはとにかく重いのが腹がたつ。PDFは全部、画像を抽出して、zipでかためなおして、漫画用ビューアでみたらすいすい読めてよい。unix系なら comix がいい。
 まぁでも容量のこと考えたら djvu に変換してもいいかもな。

 openevとかいうのがjpeg2000ファイルみれるそうなので、いれてみたけど国会図書館のPDFから抽出したものはみれなかった。うーむ。そもそもしばらく前まではいろんなところからフリーのビューアが公開されていたようなのに、今しらべてみたらほとんど消えている。kakaduとかいうとこが公開しているのは有料のものばかりだ。国会図書館のjpeg2000のバイナリをみると、kakaduの名前がはいっているので、あのジュゲムなんとかというのはその技術をつかっているんだろう。そこがタダのビューアをひっこめたということは、集金モードにはいったということか。
 irfanviewをwine上でうごかしてなんとか見れるようになったけど、赤い。そういえば随分前にみたときも赤か青かどっちかの色がついてたんだっけ。そこ以外は十分実用的な速度で見れる。wine上でうごかすときの注意は、デフォルトのiniファイル(i_view32.ini)に問題があるので削除してしまうこと。


2010/02/18 木

 雪だ。あんまり降らないから瑞雪ということにしておこう。
 今朝はそれなりに起きたけど、雪だったので布団に潜って本をみていた。寝坊は炭酸水のせいだとしかおもえない。

 热血汉奸 twitterでなんかおもしろいのをフォローしようと調べててこんな掲示板みつけた。
 twitterをがんばってやらないようにするために、公式のでしか見ないようにしている(つかいづらいから)。定期的にみるために、デデコルクトの書から適当におもしろそうな文句をみつけて書きつけている。そろそろ返却がせまっている。
 おもしろいのでハマコーをフォローしてみたが、twitter本サイトはリツイートされたのも表示してくる。ハマコーのリツイートって追従ばかりでおもしろくないのでリツイートは表示させないようにした。あんまりフォローするとタイムラインがすぐあふれるのでなかなかむずかしい。リスト機能はなかなかいい。人のツイートを観覧できる。有名人のツイートは誰かが作ったリストをときどきみたらいいんじゃなかろーか。情報の海はたのしく泳いでいきたいものだ。

 firefoxが3.5.8になった。その途端にものすごく速くなったような気がする。まぁすこし様子をみよう。

 らばQ:常軌を逸したレベル…ヤギの断崖絶壁を登る能力に驚いた

 晴耕雨読の信之介: 国母問題についてのスノーボードチームコーチの説明

 ニートで馬鹿だから歩いて高野山いった:ハムスター速報
 その昔茨木から高野山まで三日で歩いて往復したことがある。朝出発高野山の麓で就眠。翌日高野山めぐりして大阪と和歌山の県境の農家の小屋で就眠。翌日夜帰着。最近は旅行するにしても電車でチマチマ移動とかだったりするので、こういうのもたまにしないとな。

 猪野健治『山口組概論』(ちくま新書759) 2008/12
 山口組の三代目後継者を巡るあらそいが、「舎弟グループと若手グループの世代間格差抗争」という見立てもできるという説明がしてあっておもしろかった。山口組のはじまりは神戸の港湾労働者取締というのは聞いたことがあるが、労働者を親分子分制でコントロールするやりかたが九州筑豊炭田で開発されて、それが神戸や横浜の労使関係に持ちこまれたそうな。今いう暴力団という呼び方は戦後始まったらしい。戦後の混乱期に警察力の代りにいわゆる「三国人」と戦った時代にそういう基礎が形成され、 その後、労働争議に兵力として動員されたころには、暴力団と形容されている。戦前の労働争議へのかかわり方は親分が間に立って仲介する形で、どっちかの兵力として出動するようなものではなかったらしい。三井三池炭鉱の争議の際、「暴力団」によるスト破りに対抗するために組合側は部落開放同盟を動員したそうな。そういうのを見ると、暴力団という呼び方は一方的なものだということもわかる。著者はヤクザ組織には社会の緩衝帯としての機能があるということを言い、ヤクザに同情的だ。
 高度成長期にかけてヤクザ組織は肥大化し、アメリカにまで進出するようになってついに連邦政府から目をつけられ締め付けがきびしくなったそうだ。まぁその肥大化しちゃったところが問題なんだとおもうけどね。任侠道とか言いだすのも、最近の「品格」とかと重ねるとおもしろい。

 asahi.com:河内大塚山古墳に研究者が初の立ち入り
 宮内庁が古墳に無闇に立ち入らせないのはいいことだとおもう。今の時代よりも未来の方が考古学も科学技術も進歩している。古墳掘るのを急ぐことはない。日本の国土開発があんまり増えなくなって、調査するところがなくなったころにやったらいいとおもう。


2010/02/17 水

 今日も八時起きだった。

 大規模捕鯨の担い手は、もう民間にはいない:日経

 28日まであと11日か。やばいなー。相当やばい。呑気に本とかよみすぎてた。しばらく本読みはおさえよう。

 日本人はよく左手に持ったフォークの背にご飯をのせて食べますが これは正しいやり... - Yahoo!知恵袋
 箸をもらえばいいだけの話だ。

 和田廣『史料が語るビザンツ世界』山川出版社 (2006/3)
 ビザンツの宦官ってタマだけ取るのか。宦官の聖職者は聖性を強調され、高位にのぼるものも多かったとか。ローマ風呂はソープランドみたいな面もあったとか。地震が神の怒りとされたとか。


2010/02/16 火

 今日も寝坊しっぱなし。炭酸水のせいか?うーん。

 草食系男子の最期をみた

 優秀な技術者が「無能化」していく悲劇 JBpress

 早稲田大学の古典籍からダウンロードしたPDFに書籍のタイトルとかをつけたすスクリプトを書いた。

 今日はあんまり本読めてない。

 jpeg2000ってつかえんなー


2010/02/15 月

 寝坊したうえになんかまだ眠れそうだったのでどんどん寝ていたら、十時前まで寝れた。なんでか。昨日やったことでいつもとちがうことといえば、寝る前に炭酸水を買ってきてすこし飲んだことだ。布団の下をさわると湿っていたので、汗が大量にでていたらしいことはわかる。そのせいか?

 米軍など1万5000人 最大規模のタリバン作戦 アフガン軍と合同
 某記事ではファルージャの惨劇再びということだったが、この解説では第二次ファルージャ攻撃型としている。

 民国3年にでた袁世凱伝というのをみたら、冒頭に四百兆の民族と書いてあった。これは億=10万、兆=10億=100万という位取りなんだろう。

 今日は一日雨か。

 森永がチョコフレークを開発したのが昭和42年(1967)。これがチョコレート菓子の最初らしい。シスコのチョコフレークは翌年から。
 うーむ。グリコがポッキーをうりだしたのが1966らしいので、チョコフレークが最初というのは森永の自称だろうか。
 近所の商店にいろんな菓子を100円でうっているがそのなかに森永のチョコフレークがあるときがあり、それをめあてにいったらおばはんがいなかったので、コンビニにいって100円菓子のチョコフレークを買ってきて裏をみたら日清シスコと書いてあったのでしらべてみた次第。シスコはコーンフレークのシスコーンを売って有名になったのにチョコフレークは森永の方が先だというのが意外だった。

 早稲田大学古典籍総合データベースにあった日本の古写真帳。どんだけ深さがあるのか見ていたらみつけた。
 四冊目に三味線と胡弓(和楽器)をもった人たちの写真があるが、その胡弓は今あるものよりも中東系の色合いが濃い。軸が太く共鳴箱の下に棒があり、回転させやすくなっているところ。共鳴箱のところだけは三味線風だが、まぁそれはしかたないだろう。胡弓の伝来経路は南海貿易経由なんだろう。
 中国の楽器(たとえば月琴)って江戸時代には全然流行らず幕末明治になって明清楽がはやってからたくさん入ってきたんじゃなかろうか。
 風景写真ばっかりだが、民家の屋根がどれもこれも入母屋ではなくて寄棟だった。入母屋も明治大正の時代がくだってから普及しだしたんだろうか。こうしてみると、中国の奥地の少数民族の民家にますます似てるようにおもえる。


2010/02/14 日

 今日は春節。ラジオ体操にいって、なんでしもやけしていたのか理解した。足の指がすごく冷えてる。

 新田一郎『中世に国家はあったか』(日本史リブレット19)(2004/8)
 何が言いたいのかよくわからない本だった。神聖ローマ帝国の例をもってきているのはなかなかよいとおもうが、それは国家の体をなさなくなったという意味で出しているだけで、そういう体制がなぜつづいていたのかについて考察しようともしない。まさに今のEUなんかはそこに意義を見いだしそうとしているのに。

「想像」に依拠し「想像上の」ものであることを承知のうえで、共有された基準系・参照枠あるいは拘束としての国家というメカニズムの作用を、われわれの認識構造に照らしてどのように把握し、いかにしてわれわれ自身の責任と制御のもとにおくをこそ、考えるべきなのかもしれない
 おまえが前提にとらわれているだけだろ。こんな本借りて損した。

 井上章一『日本に古代はあったのか』(角川選書) (2008/7)
 さっきの本の影響でこれもくだらん本かとおもったけどこれは非常におもしろい。こないだ中世寺社の新書読んで非常におもしろかったけどそれ以上におもしろかった。時代区分論的には日本に古代なんかないだろという本。ヨーロッパで古代といえばローマ帝国のことで、その範囲外のところ、たとえば北ドイツとかロシアには古代がなくて中世から始まる。ヨーロッパの時代区分的にはそうだ。東アジアでは京大系東洋史の時代区分では秦漢が古代だから、その範囲外の日本には古代がないという理屈。日本の律令国家も豪族統治にそういう皮をかぶせただけで、だから短期間ですたれたのではないかと。さらにいえば、そういう中世と近世の区切は内藤湖南言うところの応仁の乱ではないかと。
 日本の時代区分論の展開に存分にページをさいてあった。で、日本でそうなったのは「関東史観」のせいだと主張する。京都は退廃した公家の住む魔都で、関東は健康な武家の住むところ、いわば京都がローマで関東がゲルマン、京都中心の時代をうちたおすきっかけになったのが鎌倉幕府で、それが中世のはじまり、かつ日本が健康な国として再生したはじまりというようなものがそれ。時代区分をなによりおもんじたのはマルクス系史学だが、それがはやりだしてからは関東史観とむすびついて中世は鎌倉からというのが固まったそうだ。それに対して関西の史学界では古代があったかどうかはさておき、その中世のはじまりをなるべく引きあげるような風潮があった。というのは、鎌倉幕府自体の存在を軽くみているからで、たとえば院政であったり摂関政治であったりするものをそのはじまりとしたりする。現在院政が中世の始まりということになっているのは、院政期に武士が大々的に登場したからで、そういう関西の史観と関東史観の折り合いがとれるところだということらしい。
 こないだの中世寺社の新書とおなじことをすでに1920年代に平泉澄が言っていることにもおどろいた。この人はその後皇国史観に走ってしまってかえりみられなくなってしまったが、そっちに走る前はそれなりにすごかったようだ。昭和になってから皇国史観とかマルクス主義史観とかそういう極端なのが風靡したのは悲しいことだ。両方とも大不況で勢いを得たということは、今の大不況でまた変な史観が勢力を得ることになるのだろうか。

 [書評]中国に夢を紡いだ日々 さらば「日中友好」(長島陽子): 極東ブログ

 国会図書館ダウンロードスクリプト、すこし修正した。

 そうそう今日は六冊返して三冊借りてきた。こんなに本借りてどうするのとおもうが、今日みたいにおもしろい本があると借りるのがたのしくなってくる。

 エロまんがは昔からネットにおちてたけど最近は一般の、しかもこんなもんまでというようなマンガがおちてるようになってるなぁ。だれがやってるのか。

 武村正義元蔵相「カネもないのに「あれもします、これもします」というパフォーマンス政治を続けていたら、国民は信用しない」 - Zopeジャンキー日記


2010/02/13 土

 今朝は凍った小雨だった。

 「集中力」が増す3つの仕かけ(プレジデント)
 これ日本人受けしそうなネタだな。

 田代和生『倭館—鎖国時代の日本人町』 (文春新書281) 2002/10
 釜山の日本人町を中心にして対馬藩の朝鮮貿易のことをあつかう。倭館は朝鮮のほかに北京方面の北中国の情報もあつめる役目があったらしい。日本でつくられた慶長銀はそのまま中国方面で流通し、元禄以降の改鋳のときには質の低下についていろいろ問題がおこり、結局朝鮮貿易用の輸出銀をつくることで解決した。日本の西日本が銀経済だったのは中国の反映ということか。主要輸入品は中国の生糸と朝鮮人参で、長崎の貿易額が制限されていたので朝鮮経由をとったようが、これらの日本での国産化が進むにつれ、朝鮮貿易はふるわなくなった。
 朝鮮人参が薬として重宝されるようになったのは、中国医学を朝鮮で消化する中で、中国産の生薬の代替品として、朝鮮産の薬が扱われるようになった結果だそうだ。それを吉宗が対馬藩に命じて種を運ばせて日本で栽培させるようになったのがお種人参であるらしい。日本で銀が産出しているあいだはなんぼでも銀を輸出しておれたが、それが枯渇しそうになってきたから国産化が進んだらしい。
 地方の特産が整備されたのが吉宗の時代というのは知っていたけど、吉宗自身がここまで本草好きだとはおもわんかった。平賀源内なんかがそういう博物学的な事で有名だが、それは吉宗の時代からの流れなのか。
 出島と倭館の関係はどうなんだろう。倭館は本来日本の使者のための施設ということだが、日本人隔離地になっていた。当然のことながら、秀吉の朝鮮侵略のあとである。朝鮮の仕様をみならって出島をつくったということはないのだろうか。

 1950年代に抗精神薬のクロルプロマジンが登場するまで、暴れる患者には拘束着をつけるのが普通だった。それまで精神病院というと患者が大声でわめいているので遠くからでもわかっていたのが、薬の登場で急に静かになったという話だ。

 塩尻に平出遺跡というのがあるらしいので、google地図でみてみたが、航空写真の精度はyahoo地図の方がまさっていた。山奥だとそういう扱いになるのな。

 国会図書館近代デジタルライブラリと早稲田古典籍に明治のころのおなじ読本がはいっているが、色刷りの絵入りの本なのに、近代デジタルライブラリの方は色なしなので、きたない。国会図書館の方はまずマイクロフィルム化の資産がありそれを電子化したはずなので、色がついていないのはしかたないがそれでももったいない。
 ダウンロードスクリプトに書誌詳細ページからタイトルと発行年を取得してつけたすようにしようとしたが、わざわざパケットキャプチャまでして調べた結果できないことがわかった。検索した一覧ページから書誌詳細を取得するとき、検索条件を投げてその何番目の本の詳細を出せというふうにしており、全国書誌番号を投げたところでなにもかえってこない。うむむ。
 porta(国会図書館デジタルアーカイブポータル)でデータ検索APIが公開されているので、なんとかしてつかってみる。データが完全に構造化されてないので使いづらいが、無理矢理やったらできそうだ。
 できたできた。よし寝よう。


2010/02/12 金

 朝から雨か。。

 佐藤克文『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ』(光文社新書315) 2007/8
 海中動物は陸上の動物とちがってじーっと観察するのがむずかしく、全然知られていないことが多いらしい。主にペンギンに開発途上のデータロガーという機械をつけてその生態を探ろうという研究の話。文章なのにペンギンがよたよた歩きまわっている様があたまのなかに浮かんでくるような本でおもしろかった。最後に「教科書のウソとホント」という一章を設けて、最初からこういう方向を目指していたわけではなく、いわば失敗した研究を使える研究にしたということが書いてあった。最先端の科学技術をつかいながらも、手探りの博物学のような段階のものだとまで言っている。おもしろいのはそのせいか。

 図書館の本のストックが尽きたけど雨がパラパラ降っているので外にでたくない。

 ひらがなの表記が統一されたのは明治33年(1900)の小学校令施行規則から。

 なんだかんだ言って図書館に行って本を補充してきた。

 せっせせっせと図書館に行っているけど、ネットでおとした中国の本とか、国会図書館の古い本とか全然読んでないのがいっぱいあるので、いかなくてもよかったのかもしれない。まぁ、最近出版された本はネットにはおちていないしな。(マンガは落ちてるけどな
 いろいろ本を借りているけど、それ全部について感想を書いてはいない。ケチつけたい本かおもしろかった本だけ書いてる。唐人殺しがどうこうという本があって、朝鮮人蔑視がいつからはじまったのかということを研究する下らない本だった。何が下らないかといえば、唐人殺しというのは朝鮮通信使の随行員と通詞がモメて、通詞が殺して逃げて結局処刑された事件があったが、そういうところから蔑視をさぐろうというのだ。紹介している内容はおもしろい。おもしろいのに、そういうしょうもない視点からしか検討しないので、なんか曖昧なことしか言えない。こんなのよくある文化摩擦の事例だろ。しかも当時その事件を小説にしたてたり歌舞伎にしたてたりした内容はどっちにも善悪つけていない。最初の目的がおかしいのに軌道修正できないとこうなるという見本だな。

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2010/02/11 木

 無事ラジオ体操に間に合った。

 なぜ安田氏はNHK経営委員に選ばれたのか - memorandum

 天気わるいので外に出ない。

 国会図書館の近代デジタルライブラリから欲しい本のPDFを自動でおとしてくるスクリプトを書いた。全国書誌番号を与えたら勝手におとす。ほしい人はどうぞ。
 [python]国会図書館の近代デジタルライブラリからPDFをおとす - メモ

 芳年の新聞小説挿絵集なんてのが国会図書館にあるが、ついでに年方も検索してみたら、水野年方新聞小説挿絵集というのが70冊もあった。せっかくスクリプトをつくったので、記念に落としてみる。


2010/02/10 水

 今朝はさらに寝坊して8時前だった。なんか寝苦しかった。

 昨日は病人であることをしりながらカラオケにつきあって、金をはらわされたので腹たってそのまま帰ってきたのだが、病人なんだからそのへんは大目にみて、帰るまで面倒みてやるべきだったのかもしれぬ。
 そういうと、今回のが収入になれば、二年前に草津方面で半月働いて以来の収入となる。いままでよくもったなぁ。

 h1をdisplay:noneにしてでも書きこむという方法があったのか。これでどれだけランクがあがるかな。

 鈴木眞哉『刀と首取り』(平凡社新書36)(2000/3)
 少国民世代ということで、日本刀信仰をうちやぶろうという本だがわりと地道だ。戦場の主要武器は古くは弓矢と槍、時代が下れば鉄砲で、刀はもっぱら首取り用ということだ。戦場で刀がふりまわされる図が想定されるのは太平記や講談の影響という立場を取る。首取りの例があっておもしろい。あと、日本刀は武器としては優れていないという指摘もおもしろい。
 鎌倉室町のころは武士以外でも刀をもっていたことを書き、江戸のころであっても二本差しでないだけで、刀はありふれていたとする。では、戦場や武士以外のそういう人間の武装はどういう意味があったのか、ということについては触れていない。少国民世代は、武装した一般庶民というのが想像もできないんだろう。戦場で刀がふりまわされることが想像されるのは、案外そういう一般庶民層の抗争が実際に刀をふりまわすことが多かったからではないかという筋もかんがえられる。
 一般庶民が刀と縁遠くなったのは江戸時代に仏教が浸透して生き物を殺生するのがわるいことという観念が定着し、肉をあんまりくわなくなったのと、都市が発達したことが関係するんじゃなかろうか。

 金融日記:中学受験こそ日本のエリート教育の本流
 都会がよくないのはこういうところだ。中学の段階でここまでの競争選別社会になっている。クラスのなかにピンからキリまでいい具合にまじっている田舎がよい。。のだが、就職でまた人間の選別がおこなわれ、田舎に勉強のできる人間がのこりにくくなった今、そういういい具合に人間のまじっているところはないかもしれない。

 「孤独死」はそんなに大きな問題か:日経ビジネスオンライン
 自由ざまぁww

 日垣隆VS豊崎由美 - 俺の邪悪なメモ

 「光合成は量子コンピューティング」 | WIRED VISION

 外人でpdfからjpgを抽出するスクリプトを公開している人をみつけた。それを応用すれば国会図書館の重いPDFからjp2ファイルをぬきだせる。-> みごと抽出したわけだがひらくのにものすごく時間がかかる。これならもとのpdfのままでacroreadで開いた方がはやい。

 ベンツから現金バラまいて「拾え!」[サーチナ]
 迷信のにおいがする。

 国会図書館のPDFから抽出したjp2にはヘッダのなかに謎の膨大なxmlが含まれているので、bviで適当に削除したら展開時間が半分くらいになった。半分になっても遅いものは遅い。情報を削りすぎたせいか白黒反転になってしまった。
 いろいろ削ってみてわかった事は、cmapという情報を削ってしまうと白黒反転になるが、展開がものすごく早くなる。それでも普通のjpgに比べると遅いのだが。国会図書館のjp2は相当無駄なデータが含まれているようにおもう。


2010/02/09 火

 今朝も寝坊した。今朝はあたたかい。数度の差が大きいらしい。
 朝起きたとき、布団から足の先がでても全然寒くないので、さてはしばらくたべてなかったヨーグルトを昨日の朝食べたのが効いているのか、と勘違いしたが、単純に気温のせいだった。勘違いしてまたハナマサまでヨーグルトを買いにいったので、お金がなくなった。おろさねば。

 イランという国で : やふちゃーる

 伊藤義教氏が用いる中世ペルシア語史料によりイメージされるサーサーン朝、ゾロアスター教学者により近世ペルシア語史料を含めて復元されるサーサーン朝、それぞれ若干イメージが異なります。おそらく、シリア語や、アルメニア語、バビロニア在住のユダヤ教徒のヘブライ語書簡、マニ教文献から抽出されるサーサーン朝の記述は、また異なったサーサーン世界のイメージをもたらすのではないかと思います。こうした、ボルヘス的とも言える、万華鏡を思わせるところが、サーサーン朝の魅力のひとつなのではないかと思うのです。
 古代世界の午後雑記 : 最近の古代イラン関連雑記

 中国人エリートの年収が日本人を逆転 |江口征男

 どうして日本人は質問しなくなるのか : 山内 祐平
 質問できなくなるのは中学の文化のせいではないかということ。

 協力隊は金もらって言葉の勉強をしているようなもんだからほんとうらやましい。

 こういう日記書いてたら、無職がえらそうなこと書いてるよプまぁせいぜいがんばれや、みたいなことを婉曲に伝えられたとしてもしかたないよね。

 ペルシア語検索、ハムザトルワスルの問題を解決しようとおもってDBからつくりなおそうとおもったが、処理スクリプト(自作)のソースをよくみたら既に対応していた。試してみたらできた。なんで漏れてるとおもったんだろう。

 仕事をおしつけた奴に心配して電話してみたらカラオケにいこうと言う。それも五時に上野でまちあわせとか言ってくる。行ってみたら話もせずにさっさとカラオケにいくようせかされる。歩いているときもとにかく話をしようとしない。カラオケに入ったら歌うだけ。話をしようとしてもまともに話できない状態。金出すからとか言ってたので来たのにカラオケから出るときにこっちが金はらうハメになったので腹立って大人気なくそのまま帰った。まぁひさしぶりにカラオケ行って存分に歌ってきたからいいか。
 彼はたぶん統合失調症てやつになりかけかなっているかそのあたりだった。といっても他に見たことないのでそれであっているのかどうかわからんが、たぶんそうだとおもう。妄想とか幻聴にさいなやまされている感じだったし。ひとりごとは言うし、話そうとしても言葉になってないし。よくあれで上野まで出てこれたもんだ。彼も、彼と組んで仕事していた経済誌の編集者も元寮生だ。その編集者も心配していた。電話越しの話から判断するに、その統失なりかけの奴に結構依存して仕事をしていたようだ。大学の教授なんかのところへ取材にいくとして、編集者ひとりだとまともに相手にされないが、その統失なりかけの奴をつれていくと、うれしそうに話をするので取材がはかどるとか言ってた。まぁ今回テープ起こしした紙をみながら適当にまとめたわけだが、それだけみても、なんというか、脳味噌筋肉な感じがなんとなくわかる。経済誌だから取材対象もそれなりの人になってくる。そういう仕事で取材対象から軽く見られるというのはかなり致命的だろう。ということで、奴が統失から立ちなおったらまた組んで仕事するだろ。
 しかしカラオケの選曲から判断するに失恋でもしたんじゃなかろうか。歌いながら泣いていた。金をはらおうとしなかったのはその横で脳天気にアニソンばっかり歌っていたせいだろうか。統合失調症は精神の統合が失調しているということらしいので、自分の理解だとマジックマッシュルームとかマリファナをやってダウナーになった状態に近いとおもっている。ああゆうのをやると人間の精神というのは同時にいろんな認知スレッドが立っていて、それぞれバラバラに機能しているということがわかる。マリファナの場合はそういうのを統合している機能の処理能力が低下してそのどれかひとつに焦点があってしまい、その認知に没入してしまう。だから常に悲観したり悲しいことを気にしている人だとそういうのにますます焦点があってしまい、ひどい状態になる。マジックマッシュルームは統合機能が低下する度合いが強く、こっちのほうが実際の統合失調症に近いんじゃないかとおもっている。まぁどっちにしても日本では非合法なのでやらないのがよい。
 で、そういうのをつかわずになる統合失調症だが、なにかショックな出来事があったり失敗したことがあったりして、その事に没入し、自分を否定するあまり、ついに精神の統合機能を失調してしまったという筋書きなんじゃないかとおもっている。自分否定 -> 精神統合の失調 というのがポイントで、精神の正常な働きで自分を攻撃して自分をなくしてしまうという感じじゃなかろうか。だからマジメな人間ほどなりやすく、チャランポランな奴ほどなりにくい。あと、この現実世界の認知は、ホルモンの海で脳細胞が見る夢のようなものだとすると、先天的にそういうホルモンバランスになりやすい人というのもいるとおもう。で、だ。統合失調症について調べると、本人が自分が病気であると認識することが回復の一歩だとされる。結局つらいことや悲しいことから逃げてばかりはいられず、それに向きあってなんらかの形で受けいれて消化しないといけないということだろう。

 そういうわけで今月発売の某経済誌に記事がのるらしい。


  2010/02/08 月

 昨日は早く寝たのに今朝もやや寝坊した。寒いせいか。

 「ミクシィで仲間100人集めて、家作っちゃいました」:日経ビジネスオンライン
 これ詐欺スレスレのような気がする。まぁ商売ってのはこういうもんかもしれんけど。

 こないだやった作業は、おしつけられただけあって、そのままではダメだったようだが、なんか違うオーダーでやりなおすことになった。
 まぁしかしこういう仕事は結局コネなんだなぁと痛感する。
 これカネにしてなんぼになるのか。

 青春18切符は 3/1 から使えるが、ムーンライトながらは 3/12 から。

 ツイッター、一回全部消してからほとんどつかっていないので、また借りたデデコルクトの書の返却期限が迫っているついでに、ぬきだした文言をツイッターにたれながしてみている。

 「2倍売る営業になれる」 夜の“three good things”とは - PRESIDENT
 悲しい出来事は誰にでもふりかかるが、悲観主義者は繰り返し悲観することによって悲観主義者になるらしい。

 これいわば初回のおためしなんだよな。結局昼までにやってしまおうとおもってもできずに夕方からとりかかることになるのか。

 足の指のしもやけがかゆい。今時しもやけになる自分もどうかとおもう。

 この雑司ヶ谷収容所は自炊できるので入谷のタコ部屋よりも生活費をおさえることができる。今所持金が200円あまりだが10日までがんばってみよう。しかし200円ということは、近くのボロい商店で毎日つかうおやつ代が100円なので、それに消えるということか。まだまだスパゲティが3kg卵が10個あるので食料的にはまだまだもつ。

 とりあえず寝る前にしあげて送ることができた。
 もともとおしつけられた仕事のせいかいまだに単価がわからない


2010/02/07 日

 今朝は寝坊した。目がさめたら6時35分だった。今気付いたが、その時間からでも走っていったら「みんなの体操」とオリジナル体操にはまにあっていた。そうしたらよかったな。

 最近寒いせいで、とにかく腹がへる。あと足の指のしもやけになりかけのところがややおおきくなりかけている。

 マスコミの「立件バイアス」 - 池田信夫
 中曽根児玉ルートなんてのがあったのか。

 パンの耳がほしくなって図書館まで歩いていったら、パン屋がしまっていた。ついでにハローワークものぞいてみたら閉まっていた。風が強くて寒かった。
 すぐ近所のパン屋のパンの耳は300gで20円だということなので、これからそれを買うことにしよう。

 永濯って芳年よりうまいな。

 pdfimages だと画像の抽出はできるが抽出した画像がやたらでかくなる。変換しなくていいのでそのまま抽出してくれるのはないのか。
 djvu ファイルもしくは複数 jpg をそのまま zip で固めたものがあつかいやすい。国会図書館で配っているpdfは中の画像がjp2なのでxpdfとかだとまともにみえないし、acroread で見てもやたら重い。早稲田大学古典籍のpdfはまだましだがそれでもやや重い。ということで中に入っているバイナリをそのまま切りだしてくれたらいいのだが。
 imagemagickでもできるけどこれはpdfimages以上にファイルがでかくなる。

 楼兰旖梦
 中国の漫画も進歩したもんだ。一見して日本の少女漫画風だが、重要な違いがあった。左から右に読むようになっている。

 suicaは実はたまに落ちている - 紅茶屋くいっぱのあれこれ日記


2010/02/06 土

 トヨタは対応がおそい。ダメになるぞ。

 今朝はちゃんとラジオ体操にいった。野菜の配給があってさつまいももらってきた。どうやってくおうか。-> ふかし中 -> ふかしてみたら紫芋だった。びっくりした。

 教育ってサービスだと思う - G.A.W.
 頭の回る人は回らない人の事がわからない事。

 小島毅『足利義満 消された日本国王』 (光文社新書)(2008/2)
 図書館で斜め読みしたときは、「義満は李成桂のパクリ」みたいなことが書いてあるようだったのでおもしろそうだとおもったが、全然ちがった。義満のことをかりて天皇とか皇国史観とか司馬遼太郎とかそういうものを攻撃する本だった。まぁすこしはそういうこと書いてもしかたないだろうとおもって我慢して最後まで読んだけど、いつまで読んでもおもしろいネタに到達しない。おもしろそうなことをあつかっても、皇国史観攻撃とか枝葉のことで精力をつかいはたして全然まとめきれていない。あと軽薄なゴロあわせが目につく。一般書だから、新書だからこんなもんでいいだろうと読者をなめているんだろうか。
 司馬遼太郎にケチつけているわりには小説で飯を食うことには興味があるらしい。客商売をなめているんだろう。まぁでもこういう人は小説書いて失敗しても、読者とか出版社とかのせいにしそうだな。

 成桂が国王になれたのは、もちろん自国内で権勢並ぶ者なき権力者だったからであるが、その認証には明の皇帝という権威を必要とした。義満もまた、今や日本国王として明の皇帝を後ろ盾にしている。誰を恐れはばかることがあろう。公家たちの旧体制は終わったのだ。
 海禁やってたような国が海外の島国の一首長の後ろ盾になれるんだって。すごいねー。たしか懐良親王も日本国王あつかいのはずだったけどねー。
小島は、歴史認識と思想を對立させ、歴史認識は思想を排除することによって成り立つと考えているようである。ここに、大きな疑問が避けられない。
「『歴史認識』も『思想』の一種ではなかろうか」
(引用略)
右に述べたところを踏まえて、小島の「歴史認識」を考えるとどうであろうか。私は本書の中に方法についての説明を見出し得ない。勿論、このことは、小島が方法に無自覺であることを意味しない。小島は、「虚像」の再生産を拒む。また、「虚像」が如何にして生まれたか、生まれるかを指摘している。否定的な形で方法に言及している。そして問題はここにある。「虚像の再生産」に對して、いとも簡單に「歴史認識」を對置している。「歴史認識」が如何にして可能であるのか、この點については一言も語っていない。
「本書の認識は如何にして『歴史認識』であることを保障されているのであろうか」
「本書に述べる諸點も、小島の思想に基づいた虚像ではないのか」
小島は、これらの問いに對して如何に答えるのであろうか。
CiNii - 書評(末木恭彦):  小島毅, 『宋學の形成と展開』(國嶋一則教授退任記念)
どうもこのころからかわっていないらしい。

 華夷秩序からすれば日本は化外の野蛮国だし実際野蛮なんだからそれでいいとおもうね。

 図書館の前にパン屋があり、袋いっぱいのパンの耳が100円で買える。


2010/02/05 金

 今朝も寝坊した。目がさめたら7時前だった。

 矢吹晋:興味津々、日中インターネットシンポジウム

 今週やった仕事?もなんも連絡ないけどそれどころじゃないような大変なことになってるんだろうな。まぁ内容は勉強になったし、統失スレスレの人をはじめてみれたしいいか。

 おれ的緊縮財政にとって、外出しないというのは効果が大きい。メシ代と寝床代は減らせないが、外食せず遠出しなければ支出もかなり減る。図書館まで歩いていって本借りて寝て読んでたらかなりたのしく時間をすごせる。問題は収入の道が開いていないことと、将来への展望がまるでないということだ。

 テュルク&モンゴル : 18世紀のジュンガルで結婚したスウェーデン人夫婦の物語
 これ読んだときはあんまりわけわかってなかったが、この北方戦争で敗れたスウェーデン人がシベリア送りのさきがけということだ。

 『黒い羊は迷わない』のひとがオリジナルを連載していたとはしらんかった。

 週間少年チャンピオンの最近のものが置いてあるところはないものか。弱虫ペダル連載においつくまで読みたい

 中国調達:最近中国調達品の品質が低下していないか [サーチナ]
 中国調達:意外にも中国調達をはじめるとコストダウンが止まる [サーチナ]

 結局国会図書館まで歩いていって週間少年チャンピオンを制限いっぱいの18冊借りだして弱虫ペダル読んできた。ちょうど9巻のおわったところあたりから読めた。これで連載においついた。いやな京都人がでてくるのだが、これが不思議で何をやっているのかわからん。いやなやつっぽいのはわかるのだが。
 ついでに平凡社の挿画全集(1935)もみてみたら、見たことあるのばっかりだった。戦後の挿絵画集にめいっぱい流用されたようだ。
 国会図書館まで直線距離で5kmくらいなので、全然歩ける距離だ。問題は最近寒いので足の指がしもやけになりかけていることだ。さすがにサンダルはムリか。

 1年間Wiiフィットをやり続けて51キロのダイエットに成功|デジタルマガジン

古川愛哲『九代将軍は女だった! 平成になって覆された江戸の歴史』 (講談社プラスアルファ新書)(2008/8)
 この本のメインのネタはどうでもよかったが、大名不通の話とかこういう借金の話はおもしろかった。まぁ専門家でもないし新書だし。

 そういうと昨日図書館行ったついでに司馬遼太郎の『菜の花の沖』を斜め読みしてみた。全集で三巻。一番肝心なゴロウニン事件は三巻の三冊目で、リコルドとの友情とかいうのはその三分の二くらいから。少し読んでみたけどとにかく調べたことを片端から書いていっているようで長い。
 調べたことを右から左に書いて蘊蓄たれて小説仕立てにしているようなもので、趣味としては理想的だな。斜め読みしすぎたせいで、間宮林蔵がなんか妄動しているのかどうかわからなかった。斜め読みした分ではあんまり江戸でどうこうということについて記述はあんまりなされていなさそうだった。真面目に読んだら疲れるとおもう。
 ついでに荒川徹の小説でも借りようかとおもったけど、ほかにもいろいろ借りようとしたせいで一冊制限をこえてしまったので、小説はすてた。

 最近携帯に一日一通程度スパムがくるようになっているので、メールの設定みなおしてPCメールを全拒否にした。どうして「なりすまし拒否」とかをくぐりぬけてくるのかわからん。

 トヨタはめいっぱい叩かれるだろう。


2010/02/04 木

 ラジオ体操寝坊した。そして寒い。本当に寒いんだからしかたない。
 立春は寒さが極まって暖さに向かう日だから寒くてあたりまえということか。
 どうでもいいことだが、このいわゆる立春とかの二十四節気は太陽暦だ。日本や中国の暦が単純な太陰暦といわずに太陰太陽暦というのは、月に応じた太陰暦と、太陽暦であるこの二十四節気をくみあわせているからだ。

 小谷野敦『間宮林蔵「隠密説」の虚実』 (江戸東京ライブラリー)(1998/10)
 シーボルト事件まわりの要約。シーボルト事件はただのスパイ事件。シーボルトが称揚されるのは、鎖国体制が悪いことだとされたのと、ドイツ人だったから。日本の西洋医学はドイツ系だったので、その先駆者としてもちあげられた。間宮林蔵がスパイとして学者仲間からはじき者にされみじめな後半生をおくったというのは、シーボルトをもちあげた反動と警察関係への蔑視、および昭和10年代にはコミンテルンからの転向者とかさねあわせられたから。シーボルトはその文脈ではコミンテルンにかさねあわせられ、また同時代には日本の同盟国としてのドイツの人という立場もあり、スパイなのにもちあげられつづけた。
 ゴロヴニン事件について。さきだつ事件としてフヴォストロフらのエトロフ襲撃があり、そのために世界一周中のゴロヴニンらが南千島の測量にたちよったときに拘束されてしまった。間宮林蔵などはエトロフ襲撃の現場にいたせいか、ゴロヴニンらを釈放しないよう強く運動していたらしい。ゴロヴニンの副官らはゴロヴニン釈放のため、たまたま通りがかった高田屋嘉兵衛の船をおさえ、高田屋嘉兵衛との交渉の結果、ロシア政府が正式にフヴォストロフの行為を謝罪することによって、ゴロヴニンが釈放された。しかしこれについて、

しかしながら、一触即発の状態にあった日露間の調停を、一商人の身でやり遂げた高田屋嘉兵衛は、この事件の英雄というほかない。その生涯は、司馬遼太郎の『菜の花の沖』に、円熟した筆で描かれている。嘉兵衛の豪胆さと、ロシア人リコルドとの間に結ばれた友情の側から見たとき、対露強硬論を唱えてまわった間宮林蔵は、いかにも小人と見えざるをえない。
 とあるが、そのときロシアはナポレオンとの戦争の最中で、モスクワを焼きはらったりしている最中である。後世からみればこのときがナポレオンの絶頂で、ロシアの焦土作戦にまんまとひっかかって冬将軍に負けたあとは坂道をころがりおちるようにおちていくが、それでもそのときはロシアにとって大変な時期であったにちがいない。高田屋嘉兵衛の調停がうまくいったのも、そのおかげであろう。オランダ出島商館は、本国がナポレオンに潰されたことを幕府にはひたかくしにかくしていたそうだから、ロシアがナポレオンに攻められていてやばいとわかって強硬だったかどうかまではわからないとはおもうが、相手が弱いときにつけこめたのはなかなかめずらしいとおもう。そういう観点からの研究とかどっかにあるんだろうけど。この本は全体に、偏屈で空気のよめなさそうな間宮林蔵を好意的に書いてあるけど、ここは評価がきついのは司馬遼太郎のせいか。

 朝青龍あれくらいのことでやめるのか。惜しいなぁ。まぁマスコミには散々いじめられてるしな。

 gimpのjp2プラグインが自分でビルドしないといけないようなのでしてみたけど pkg-config から gimp がみえないとおこられる。

 弱虫ペダル9巻みっけ
 読んだ。
 あぁぁこのあとどーなるの


2010/02/03 水

 今朝は昨日より寒い。指がかじかむ。

 ネットゲリラ: 無化調原理主義者

 ローマ帝国謹製。世界最古の万能ナイフ : Gizmodo Japan

 東京の今朝の気温は2度台らしいが、その周辺の観測点は零度以下になっている。練馬や埼玉方面はそうだ。では、東京の都心部だけがとびぬけてあたたかいのかといえばそうでもない。羽田とか横浜もあたたかい。神奈川県では海老名が零度以下を出しているが、海岸部はのきなみあたたかい。千葉をみても、似たような結果だ。東京があたたかいのは、ヒートアイランド現象ということもあるが、単純に海に近いからというのもあるのではないか。
 まぁでも表形式アメダスでじっくりみたらやっぱり東京観測点はすこしあたたかい。
 さすがに寒くなってきたのでそろそろ半袖のTシャツ+長袖のYシャツでは耐えられなさそうだ。まぁあと一ヶ月だから寒いときのためにもってきている薄手のジャンパー一枚でなんとかなるだろう。

 いつもNAVI 不動産検索
 今日からついた新機能らしい。おもしろい。

 昨日おしつけられた仕事を夕方になっておもいだしてやってみた。字数オーバーしてるな。まぁいいか。ちょっと遅いかな。

 京都系ってなんだ?


2010/02/02 火

 今朝の雑司ヶ谷霊園はうすく雪がつもっていた。ラジオ体操しにくかった。

 ネットソースロンダリング: 切込隊長BLOG

 おもいつきが形にならないのは形にする能力がないからだ。そしていつまでたっても進まないのはその努力をおこたっているからだ。

 Firefox出し抜かれる。Greasemonkeyの作者が、Chromeにネイティブサポートを追加
 vimperatorも移植キボンヌ

 これから増税されるサラリーマンって誰? - 常夏島日記

 沖縄問題もヤクザ問題。:兵頭二十八

 なんか呼びだされたので行ってみたら無理な仕事おしつけられた。まぁやってみるか。

 アメリカはもう台湾を守れない


2010/02/01 月

 目がさめたら6時40分で、ラジオ体操に寝坊したのでしかたなく本を読みながら目白通りを西へ歩き、目白のあたりから池袋にいき、サンシャインのハローワークをのぞいてかえってきた。
 仕事っていっぱいあるな。東京にいるせいか。

 金融日記:今後は普通のサラリーマンが一番増税される

 中東TODAY: NO・1488カイロの街が大幅に様変わりする

 前みつけたスウェーデンの仕事はスウェーデンでも北からふたつめの県の内陸の方らしい(職安で確認した)。北緯で60度をこえる。そりゃあんまりいきたがらないか。
 それで地図みててわかったが、このへんはずーっと山だとおもってたけど、山なのはノルウェー側だけで、スウェーデンのほうはロシアフィンランドとあまりかわらない平地であるようだ。湖がやたらあってびっくりした。

 興福寺より 延暦寺へ
  早く対面して両門の雌雄を決しよう
 兵は凶器であり、戦は徳に逆う行為である。俗人だって戦いは好まない。出家の身である我々はなおさらだ。(中略)貴山の祖師は、我が寺の祖師の孫弟子である。昔両寺は親しい友であった。ともに仏教の正統を伝え、互いの礼儀も粗略ではない。だが時は過ぎ、南北不和となり、近年は両寺の喧嘩が絶えない。貴寺と利害が対立する要求を実現するため嗷訴するが、いつも朝廷の兵に止められる。謀反人になるのはいやなので、その時は抵抗せずに解散している。みんな鬱憤がたまるばかりだ。
 そこで我々は宇治の平等院に命じて、宇治川の橋を修理して渡りやすくし、道路を平らに均して歩きやすくした。貴寺の軍が進軍しやすいようにである。本寺及び同志の奈良七大寺の戦備は整った。比叡山三塔の準備はいかが。我々は鏃を噛んで待っている。汝らは一歩も北へ退くな。我らも決して南を振り返らぬ。この一戦の勝敗によって、興福寺・延暦寺の優劣を決めよう。決着までは互に悪口を言わずフェアに行こう。待っているぞ。遅れるな。
 承安三年十一月 日(一一七三年) 興福寺大衆
 伊藤正敏『寺社勢力の中世』(ちくま新書734)(2008/8) 引用の「尊経閣所蔵興福寺牒状」
 新書だが非常におもしろい本だった。時代区分論が今更必要かどうかはさておき、中世の開始を比叡山配下の祇園社が洛東を支配下におさめたときにおき、終了を秀吉の刀狩におく。最近の通説では院政開始から信長入京らしいので時代的にはあんまり違わないのだが、中世の特徴の一つとして無縁性に注目し、無縁性をもつ寺社領が京都に進出した時と、その無縁性が全国に蔓延していたのが、刀狩で終止符を打たれた時に区切りをおく。
 鎌倉室町は朝廷と幕府のあらそいというふうに認識していたけどそうではなく、寺社の存在がもっと大きく、その三つで日本が分裂していたといえるくらいの勢いであった。経済も知識もにぎっていた寺社がその時代の中心であったとか。鎌倉幕府の成立がはっきりしないのも、寺社朝廷の間にじわじわと入りこんでいったからで、鎌倉は中心のひとつでしかなかったということか。寺社が仏陀法神明法という信仰心を背景とした力で勢力をのばしたあとから、武家が検断得分で荘園を侵略していって勢力を拡大し、最終的に武家が天下をとるというような形になるのだろうか。
 宗教が中世のキーワードになるというのは、ますますヨーロッパの歴史と似てくるな。大文明の周辺地で、世界宗教を受容するが、その宗教勢力がおもくのしかかるという。

 雪がふっているとか。


2010/01/31 日

 さて一月最終日だ。

 伊藤正敏『寺社勢力の中世』(ちくま新書734)(2008/8)
 まだ読みかけやけどものすごくおもしろい。

 うーむ脱線して結局日がくれた。蒲田のほうまであそびにいこうかとおもったけど日がくれたからいいや。

 国会図書館の近代デジタルライブラリの本をダウンロードする場合、PDFでおとすのが結局一番解像度が大きい。そして、PDFでおとす方が自動化しやすい。10ページ単位でしかおとせないが、結合もすぐできる。問題はそのPDFがやたら重くて読むにたえないということだ。


2010/01/30 土

 絵文字とユニコード : CNET Japan

 外国人参政権やれという意味がわからん。

 「予、童稚の頃より数万の鳥を飼い、一月に死する鳥いく百千ということをしらず。遂にその死すべからざるを知る。」
 「江戸時代の巫女は母系の相続だったらしい。多くは山伏を亭主にして家を相続した。」
 岩瀬文庫。-> 塩村耕『江戸珍奇本の世界』家の光協会(2007)
 江戸の中期ころまでは動物をバンバンくってたらしい。

 スギリン氏と日比谷公園行って図書館利用証返して焼肉おごってもらった。んー。ふつうならお礼におごるところか。


2010/01/29 金

 今朝はラジオ体操に寝坊した。

 ○○○としては一流だが、人間としてはクズな偉人との付き合い方: 切込隊長
 愚劣な議論の3等級 - 池田信夫 blog

 ここから早稲田をとおり音羽までぐるりと台地のまわりを散歩した。文京区の目白台図書館は盗難防止装置がない。たぶん文京区は全体にないんだろう。

 ペルシア語検索、しばらく放置してたけど新しく公開。jQueryつかってみた。なかなかいい。
 辞書を直接検索するのではなく、検索用のテーブルを別につくってそこからひっぱる形式にした。だから一覧性はわるいけど、まぁ前のダラダラならべているのよりはいいだろう。完全一致だけにしたので何よりも速いはず。複合語はそのままの他、分解して登録した。検索テーブルはすこし工夫した。ی,ک が複数ある問題は全部ひとつにまとめておき、検索語は置換して一気に検索できるようにした。母音記号とかそういうジャマなものは全部取りのぞいた。これでキーボードからポチポチ打ちこんだものはだいたい検索できるはず。
 ハムザトルワスルだけのこしといたけどいらんかったか。

 本田良一『イワシはどこへ消えたのか』(中公新書1991)
 日本近くのマイワシに、北米南米のイワシの漁獲高と連動がみられることから説きおこし、乱獲をまったく制限できていない日本の水産行政やそういう規制緩和の圧力を排除できない政治の仕組みなどへ筆が及ぶ。
 魚は昆虫とおなじで、たくさん卵をうむから、どれだけ生きのこるかでむちゃくちゃふえたりへったりするようだ。

 nikaidou.com: 原爆症の患者が意外と長生き、というデータ

 ほんの二日前のことが一週間くらいは前のことのように感じるのはなぜだろう。


2010/01/28 木

 今朝はあたたかい。

 元刀匠(刀鍛冶)だけど質問ある? : 社会生活VIP

 「地方の意見は関係ない」 官房長官が外国人参政権問題で - MSN産経ニュース
 まぁ平和都市宣言とか勝手にしてても気にしないというのとおんなじということでしょうか。

 『ボリショイサーカス』(ユーラシア・ブックレット)
 日露戦争がおわったころのロシアはサーカスが入ってきたころだった。そのころ日本のサーカス団がおおはやりだったという。で、成長したサーカス産業がソ連時代に国有になり、戦後ボリショイサーカスという名前で日本にやってくると。

 そういうとラジオ体操のおっさんらが、最近鳩山やら民主党の面子の顔からだんだん元気がなくなってきてる、元気な顔をしているのは前原くらいだという話をしていた。

 ヘファイスティオンと二重人格ということにしたのか。

 『鉄鍋のジャン!』の“飲めるラー油のチャーハン”を再現! - 本がないならブログをお読み

 昨日借りてきた本は下らない本ばかりだった。この図書館開架がショボイかもしれん。台東区の方が厳選されていたかも。
 汪兆銘をあつかった本があった。その本を書いた人はいちおう日中戦争の研究を30年やっているということだが、汪兆銘のことを調べるために中国語を勉強したんだとか。中国語読めずに30年も日中戦争の研究をつづけていたというのは何を研究していたんだろう。あと、「蒙古語」の字形に凝ったような本があったので勘違いして借りてきたが、中身はネストリウス派があったからモンゴル文字はシリア語起源と主張し、ウイグル文字起源もあると触れつつも、ウイグル文字との比較を全然しない謎の本だった。しかも途中からキリスト教の講釈になる。年とって依怙地になるとロクな事にならないということだろうか。

 図書館行ったついでにブックオフに寄って弱虫ペダルの9巻を立ち読みしようとしたが一冊もなかった。ううう。


2010/01/27 水

 雑司ヶ谷収容所にきてからよく眠れるのか、毎朝四時ごろに一度目がさめてそれから二度寝すると夢ゾーンに入りかけそうな感じになる。この調子だと夢をみることができそう。
 そのせいか今朝はラジオ体操にすこしおくれてしまった。ただ、急げば3分くらいでラジオ体操会場にいけることがわかった。

 自分が寝ている格好から外出する格好になるのは、平均的日本人にくらべてものすごく早いとおもう。

 早稲田大学の図書館って一般に公開してないのな。せっかく近いのに。
 まぁしかし早稲田大学図書館のサイトにある古典籍総合データベースは古い本のPDFをそのままおとしてこれるのがすごい。なんか月岡芳年の自筆資料集みたいなのまであった。趣味系の人にはたまらんデータベースだ。国会図書館もおなじシステムにしてくれないかな。

 水滸伝は明末から清が滅びるまで常に禁書だったわけだが、受容層が商人などの小金持ちだったうえに娯楽書なのでそういう通達が通じなかったのではなかろうか。お上の通達がそこまできっちり手をいれてくるのは共産党の時代からだろう。ということは、ある小説の版本の衰亡は純粋に出版事情に負うのかもしれない。つまり受けなくなったから出なくなったということか。

 Tech Wave : 米Newsday紙、有料化でなんと35人読者ゲット!

 なぜ災害時に軍隊・自衛隊が活躍するのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

 弱虫ペダルおもしろい。

 図書館の利用証をやっと手にいれた。しかし消印のおしてある葉書二枚だけで住所確認と本人確認すませるということは、だれかん家のポストから勝手に二枚郵便物をもっていったらそれでオケということになるな。


2010/01/26 火

 ラジオ体操、規模がちいさいうえに、この寒さの中Tシャツサンダルでいっているのですぐおぼえられてこまる。

 図書館にはがきをもっていったが、はがきは二枚必要だといわれたので、しかたなく郵便局でもう一枚自分宛のはがきを書いた。ついでにやまやにいってミューズリーを買い、そのついでに豊島区立郷土資料館にいってきた。
 展示物はかなり近代よりだった。トキワ荘関連の展示物があった。この資料館の館報みたいなのがあり、それにものすごい内輪ネタ(学芸員ネタ)の漫画がついていたのでやたら学生くさくなっていた。館の出版した資料などが置いてあるコーナーがありそこでいろいろつまみよみした。
 池袋というのは台地のうえの窪地で、湿地帯になっていたことから、池の袋のようだというので池袋だという。そこへ行く途中に元池袋公園というのがあり、昔そこに池があり、そこから雑司ヶ谷の方へ川がながれていたという。今住んでいる雑司ヶ谷収容所の近くを通ってその先は大久保彦左衛門の屋敷の池に流れこんでいたというのだが、昔の地形図を展示したものには、神田川へ流れこんでいるように書いてあるものもあり、なんともいえぬ。
 その池のあったあたりが雑司ヶ谷村と池袋村の境で、今の池袋の南半分くらいは雑司ヶ谷村であったらしい。江戸時代の池袋村は交通の便の悪いところで、しかも住んでいる人たちも細長いところに散居していたそうだ。しかもやたら内向きのところで女性を外にやることをいやがり、女性が女中奉公で外にでたりすると追いかけていって夜中に石や茶碗などなげて嫌がらせをしたりすることもあったらしい。それが池袋の祟りといわれるようになったとか。
-> 岡本綺堂「池袋の怪」 -> 三隅吾一のにっぽん遊塾: 池袋の女
 もともと山手線も巣鴨から目白までまっすぐ引く予定だったが、その沿線予定地は人家が近く、反対が多かったので、その当時人があんまりいなかった池袋まで迂回して通るようになったという。池袋が開発されるようになったのは関東大震災の後で、震災でこのあたりに疎開してきたひとが、案外閑静でいいところだというので住みつきはじめたのが開発のはじまりだとか。もっともその本はそういうどっかで聞いたというようなマコトシヤカな話があんまり検討されずに書いてあるような本だった。

 都築響一 【演歌よ今夜も有難う】
 インディーズ演歌ってものがあるのか。。

 「冠を持つ神の手」というタダゲームがあるらしいときき、おとしてやってみたら、wine上でやったせいか途中でうんともすんともいわなくなった。普段ゲームをしない人間はしないほうがいいということか。
 具体的には、訓練やりはじめたらそこで止まってしまった。まぁ、これからさき延々とこういう訓練の割り当てと人物評価をくりかえすということをかんがえたら止まった方がよい。


2010/01/25 月

 救い難い…鳩山政権の「コスト意識」欠如っぷり:日経BP

 ダブルスパイによる自爆テロ:日経BP

 web魚拓にここの過去日記がはってあったのをみつけたのでついついよんだ。会社やめて東京で図書館いってたころだ。昔ほど日記はおもしろいな。だいたい、昔はそんな頻繁に日記かいてなかったもんな。もうすこし推敲して書けということか。
 まぁしかし、internetArchiveに保存されているので、そんなに必死になって保存しなくてもいいとおもうのに。そうして恥も何もネットに晒したものは永遠にのこるのだ。

 うーむ。leftjoinしたら重すぎて返事がかえってこない。検索に徹して軽量化するべきか。

 環境に左右されるということはあるものだ。今からおもうと入谷はよくない環境だった。なぜかしらんが深く集中できなかった。たとえばプログラムとかやりかけてたけど途中でいろいろと放置した。そのわりに本を読んでいたけど本を読むのは浅い意識でもできるんだろう。

 タシュケントのプロフの写真なんかみせられると、あの黄色いニンジンの味をおもいだして涎がでてくる。というところからすると、自分がうまいとおもっていたのはニンジンのあまさであるらしい。それに付随する羊の肉や脂の味や香り。米にまじっている豆の味。写真みてるといろいろとおもいだすな。あーうらやましー。

70年代に反体制きどりながら前の世代の経済成長のおこぼれを乞食ながらに頂戴し、
80年代からのバブルに拝金原理主義のパシリとなって札束で人の頬を叩くことを覚え、
90年代のバブル崩壊以後は、居場所確保だけのために労働者の権利だけを声高に主張し、
00年代には老いて世の中に流れにメクラになり、下の世代の自由を束縛し、昔語りだけがお得意な爺いになることができました。
10年代にはジンケンジンケンとうるさく喚き立て、老後の食費を一円でも多く受け取る立派な老人なる所存です。
Posted by 名もなき友愛市民 at 2010年01月25日 00:38
JAL労組の脳内が桃源郷の彼方へフライト中の件 : Birth of Blues のコメント欄から。
 沈まぬ太陽は100%フィクション:池田信夫
 そもそも労組が八つもあったのか。

 おはずかしながらいまごろ ls -t をおぼえた。

 jQueryのセレクタってすごいな。いまさらかもしれんが。


2010/01/24 日

 雑司ヶ谷の墓地のなかでラジオ体操やっているらしいので行ってみた。かなりフリースタイルだった。6時半から第一第二、みんなの体操のあとオリジナル体操という順番でよそからすると変則的か。少人数だった。

 自分宛にはがきを書いた。人にたのもうかとおもったけど気がかわって書いてしまった。図書館の利用証をつくるために住所を証明するものが必要なのだ。やっぱり人に書いてもらったほうがよかったか? まぁいいや。住所ばれないし。

 雑司ヶ谷墓地に島村抱月の墓なんかあったが、調べてみるともっとすごい有名人の墓があるらしい。

 今日は、というか今日も低調な日だった。押入の上のひとが昼間ずーっと寝ているので気兼ねしてあんまり作業もできずにネットでだらだらしていただけだった。

 まんが道にもでていたが、鬼子母神の前の通りに手塚治虫ゆかりの並木ハウスというのがあるらしい。いわゆるトキワ荘にはほんの短期間しかおらず、出てから結婚するまで数年並木ハウスに住んでいたそうだ。こないだ行ったときはその並木の方にはいかず、お堂の正面の道をまっすぐ行った。そのまま雑司ヶ谷収容所にたどりつくからだ。
 今いるあたりは雑司ヶ谷の中では谷にあたるところだが、明治初につくられた迅速図をみると、やはりこのあたりに川がながれていたことがわかる。まぁ東京が拡大するときに低所得層の宅地として開発されたんだろう。丘になっているところと谷のところでは一件あたりの面積や旧家のボロさが全然違う。高いところの旧家は土蔵つき庭つきの屋敷だが、低いところの古い家はボロい木造で小屋に毛がはえたようなものだ。公明党のポスターが多かったが、それは日蓮宗の鬼子母神の周辺だからか。
 大鳥神社のコンクリートでできた玉垣の一柱一柱に、金をだしたかなにかした人の名前が彫ってあるのだが、中に三角寛というのがあった。サンカで有名な三角寛かとおもったらどうもそのとおりらしい。ちかくにその屋敷をつかった料亭があるという。どうももうすこし東のほうを歩くと古い家がたくさんのこっていて散歩に最適であるとか。


2010/01/23 土

 中東TODAY: NO・1484中央アジア諸国は日本の進出を期待している

 図書館にいってきた。トキワ荘があった土地柄ということで漫画がたくさんおいてある。はじめて『まんが道』通して読んだ。愛・なんとかという続編があったがこっちはネタのつかいまわしがひどかった。トキワ荘系ではないけど豊島区に住んでいた横山光輝の漫画もおいてあった。あんまり漫画をたくさん一度によんだのでやめて帰った。

 この雑司ヶ谷収容所は電子レンジとかつかう人が無神経でよくブレーカーがおちる。勘弁してほしい。

 水滸伝の百二十回本百回本が絶えた理由として、遼国征伐が清朝のコードにひっかかったのではないかというのは、楊家将とか岳伝とかの例もあるし、そもそも文簡本の排座次のあとを切りとった征四寇は流通していたので、あまり強い理由にはならないとおもう。

 信子かあさんの大家族日記 » 演出は、初めから決まっていたんだね

 アラブ系のファイル共有サイトをみつけてしまった。mazika2day.com


2010/01/22 金

 版本の詳細についてきっちりしらべたことなかったので、百二十回本の版本の幅がそんなに狭いものだとはしらなんだ(もしくは単純に忘れた)。馬幼垣さんも百二十回本のことについてはたいしたこと書いてなかったような気がする

 新聞が一斉に小沢批判を強めたのはなぜか | 田原総一郎

 近くの図書館にいってみたら休みだった。ジュンク堂まわって鬼子母神見にいったらこれが結構古かった。境内に駄菓子屋があった。
 入谷の近くにも鬼子母神があったな。鬼子母神は日蓮が法華経信者の守護神ということに設定したせいで信仰盛んであるらしい。

 入谷はタコ部屋とよんでいたが、ここは収容所とでも呼んでおこう。入谷はビルのワンフロアにベッドをつめこんでいる形式だが、こっちはまがりなりにも木造の一軒家で、各部屋にベッドをおしこんで押入までつかってある。まぁ収容所でいいだろう。値段も高いし。
 入谷の客層の方がいろんな意味で浮世離れしていたな。こっちはなんか俗っ気が多い。入谷は風呂無しというのがよいフィルターになっていたんだろう。まぁうるさいのがかなりいなくなって枯れてきたころに出てしまったのはある意味残念なことであったのかもしれないが、長居は無用だ。

 桜井茶臼山古墳の波紋 - MSN産経ニュース

 鳩山首相「秘書と政治家は同罪ではない」:ハムスター速報

 こんにゃく粉には保護関税がかかっていて、それをくぐりぬけるために白滝こんにゃく粉といつわって中国から輸入した業者がつかまったそうだが、白滝とこんにゃくのちがいってなんなんだろう。ネットですぐわかる範囲では製法のちがいという説明しかないので本質的におなじはずなのだが。


2010/01/21 木

 アゴラ : 団塊の世代は逃げ切れるか - 池田信夫
 結局インフレがおき、団塊の貯蓄は価値がおちてバランスされるとする。

 「実はたった1世代」 | DIGITAL DJ

 片付けすぐすんだ。入谷もさらばじゃ。

 雑司ヶ谷に来た。あいかわらず臭い。
 しかし風呂があってシャワーがつかえる。二口のガスコンロがあるので料理もオッケーだ。
 うるさいかどうかでいうとこっちのほうがうるさいかもな。

 1日50本くらいタバコを吸っていた人がタバコをやめると色んな変化が襲ってくる

 どうもこの雑司ヶ谷の管理はかなりきちっとしたがる人がやっているらしい。まぁいいことではあるが。
 この押入は風呂に隣接しているので風呂をつかっている音が聞こえる。その音自体はそれほどひびかないが、水道管を流れる音がかなりひびく。生活音はたいしたことないが、そういう音がすこし気になるな。あと、謎の重低音がずっとしている。どっかこの家の近くでモータがうごいているのか。
 そういう気になる気にならないのはたぶん周波数の問題だとおもう。人によって気になる周波数とその音量の閾値は違うんだろう。

 水滸伝資料庫でもたちあげて研究書のpdf/djvuの配布でもしようか。まぁしかしアングラサイトであってもそこまでアングラやるとやばいか。


2010/01/20 水

 最近いつ京都に戻っても親がゴロゴロしているので、泊まっていきづらい。

 今日はカミツケにでもいこうとおもっていたが、昨日の夜しらべたら群馬県立歴史博物館も冬の間臨時休館だということがわかってガッカリしたまま寝てしまった。さて。

 とりあえず高崎にいってから、妙義山の方にいってみた。松井田駅についてみたら妙義山がみえた。千葉の鋸山をしょぼくしたような屏風状の山だった。しかし松井田駅のまわりになにもない。とりあえず妙義神社さして歩いていった。結構遠かったうえに、着いてみたら本殿が山くずれかなにかのための修理中だという。
 妙義神社は妙義山をすこしのぼったところにあり、眺めはいい。気がつかなかったが、下界にモヤがかかっている。あとでわかったが、そのモヤのせいで赤城山がみえなかった。妙義神社の門前にはつぶれた宿などがあり、昔はとまりがけでくる人がたくさんいたことがわかる。しかし、この寂れた雰囲気、どこかとおなじだとおもったのだが、それがどこかおもいだせない。天竜川上流の秋葉神社のあたりか。うーん。なにもないのでしかたなく来た道をそのまま戻った。
 妙義神社みたいなところに行くのなら早朝出発しておけばよかった。それだけ昼の公共施設営業時間を無駄にしないですんだのに。妙義神社往復で昼過ぎまでつぶしてしまった。
 電車の都合でとりあえず横川までいってから高崎へもどる。ついで前橋。前橋より高崎の方が栄えていた。財布の中に千円程度しかなかったので、郵便局にいって一万円おろした。最近はケチケチ路線なので、一度に一万円しかおろさない。
 電車の都合で伊勢崎。その時点で三時くらいにはなっていたので、岩宿にでもいこうかとおもっていたのはすっとばして足利にいった。

 足利学校。チケットは「入学証」となっている。400円。堀と土塁で囲まれたところのどまんなかに孔子廟があり、その左に大正時代の書庫、右に復元した足利学校の建物がある。復元した建物は方丈、庫裡などで、仏寺の構造そのままだった。位牌も並んでいるし本尊をおくところもある。これ寺じゃないのか?
 門前のお稲荷さんの建物が16世紀と意外に古いのでどこまで信じたらいいのかわからない。信仰をあつめているらしく、絵馬が掛けてある。ほとんどが学業成就。そして拝殿にちかづくと、中の本尊のあたりに自動で電気がつく仕掛けになっていた。
 足利学校の裏手の鑁阿寺。ここも堀で囲まれている。それが中世豪族の館の雰囲気をのこしているらしい。ここも本殿は修理中。でも重文の鐘楼などあり、真言宗ということもあってか、なかなか雰囲気があってよかった。

 足利行ったら日がくれてきた。さて。両毛線、この先どうするか。携帯からWikipediaをみると、栃木市は商業都市で戦災にかかっていないので古い町並みがのこっているとのことだが、もう日がくれているので行ってもしかたなかろう。ということで、まっすぐ小山までいった。駅構内にテレビがあり、大相撲をやっており、もう最後の方のおいしいところだった。朝青龍がバルトをころがすところまで見た。
 このまま帰ってもよかったが、せっかくなので宇都宮までいって、餃子をくってきた。後味がキャベツだった。餃子の王将の方がやすいし量が多かったとおもったので携帯でさがしてみたら赤羽にあったので行ってみた。うーむ。こうして比べてみると味がそれほど良いわけでもないような気がした。そして後味は....豚の脂?

 歴史博物館には行ってないが、たまたまもっていった図書館の本が上毛下毛の古代をあつかっていた。それによると、弥生時代後期のこのあたりは無住にちかい状態だったらしい。古墳時代になっていきなりバンバン古墳ができだしたのは、渡来人が開発にあたったからだという。まぁもっともその本では、そう書いたすぐ後に、従来の弥生時代からの首長と渡来人の首長は古墳のかたちが違うとかつづけているので、無住地区というのはどこか限られたところのことなのか。


2010/01/19 火

 下呂温泉いこうとおもったが岐阜で100分またないといけないことがわかり、なんか昔列車で行ったような記憶をいまごろおもいだしたのでパスしてきた。どーすっか。
 一日で東京京都間を往復してみることにした。

 よく古墳で見つかる四、五センチの土器の断片は、ほとんどがその古墳をつくったときの土の中に混じっていたもので、断面が摩滅していますからすぐにわかります。たとえば、いま、東京の明治神宮の敷地の中に大きな前方後円墳をつくるとして、そこの土だけを盛り土に使ったとすれば、その築造年は一九九九年とはならないでしょう。もっと前の焼物の破片が混ざる。だから、年代観というものを根底から厳密にしないといけないし、考古学者はもっと厳しい目で遺跡を見据えなければならない、そう思います。そんな生半可な視点で、邪馬台国がどうのこうのと議論しても、所詮は地上の楼閣ではないでしょうか。
森浩一ら対談本『古代日本はここまで見えてきた』同文書院(1999)

 夜の東海道線はなにげにこんでるな。静岡からついに座れなくなった。そして腹減った。

 いままで放置していたスクリプト作業をすこしすすめる。

 最後は相当ねむかったが、18切符による東京京都間往復を達成した。五時前に改札をくぐり、京都ですこし滞在して、23時すぎに改札を出た。


2010/01/18 月

 雑司ヶ谷見にいった。木造なのはいいが、布団がくさかった。うーむ。まぁいいんじゃなかろうか。

 18切符が二回あまっている。明日明後日どこいくかのー。単純に京都に行って帰ってくるのもいいが。
 ちょっと郵便物をとりに京都にいくことにした。まぁ夜行もないし二日がかりでいってかえるかの。

 明日:東京-下呂温泉-京都
 明後日:京都-東京
 ということにしとくか。


2010/01/17 日

 ベトナムコーヒーをはじめて飲んだ。

 アルメニアについて調べると、無闇に誇り高いところから、西の朝鮮という言い方があるらしい。たしかにうちは古いうちはすごいトルコのものはうち起源みたいなことをやたら言っている風がある。トルコ系はあとからあのあたりにやってきて住みついたのだから、いわれてもしかたのないところではある。それに現在のトルコ境内からアルメニア人の強制移住をやって大量に人死にを出したのは間違いのない事実だから、トルコが毛嫌いされてもしかたないだろう。トルコがこれをみとめないのは、当時、トルコ人はこんなに野蛮で非人道的だということで欧州方面で過大に宣伝されたということもあるようで、とくに「組織的虐殺」という点をみとめたくないらしい。日本の南京に対するところに似たところがある。当時のオスマントルコにしてみれば、欧米による介入で解体されつつあり、しかもアルメニア問題は第二のブルガリアとして介入の口実になっていた。いわゆる虐殺とされる強制移住は第一次世界大戦中の出来事であり、そこまでしても黙認する雰囲気があったのだろう。しかもアルメニア人にとって不幸なことに、オスマントルコは戦後解体されたが、そこからアタチュルクががんばってギリシアなどの侵略を排除し、国際条約で定められた極小の面積以上に進んで新トルコを誕生させた。第一次大戦当時の指導部は戦後の新政府には含まれず、新政府はギリシアと住民交換をするくらいだったから、介入の口実となっていたアルメニア人の帰還を許す雰囲気ではなかったのだろう。

 雑司ヶ谷にも同じ会社のタコ部屋的物件があるらしい。すこし値段が上がるが、押入の下があいていて、追加なしでそっちに移動もできるそうだ。+8000円の23000円らしいが、一軒家でシャワーも洗濯機も物干し場もあるらしいし、一応山手線の内側になるからいいかも。このタコ部屋の管理人(いままで一ヶ月ほど東南アジアへいってた)が明日の夜内見にいくらしいのでついていく。

 年賀状を販売しているのは15日までらしい。しょうがないので普通のはがき買ってきた。
 トラをかこうとするがシルエットがクマになる。要するにネコ科のシルエットがわかっていないのだ。

 民主党もさっさと小沢鳩山あたりの年寄りを切ればいいのに。なんで切れないんだ。いなくったって運営できるだろ。

 職安にスウェーデンの仕事が出てるな。資格は英語で意思疎通できたらいいとか。うーむ。

 よしよし新たに年賀状四枚書いた。もらった人は既に出した。去年泊めてもらった人な。だれか他に欲しい人いる? いたら住所をしらせるべし
 ちなみに一枚一枚手書きで、しかも飽きっぽいのでおなじデザインがないときたもんだ。効率悪いよね。でも昔にくらべて一枚にかけている作業量が格段に減った。執念が減ってきたんだな。
 あとになるほど凝ってくるのはどうしたものか。


2010/01/16 土

 新しい水滸伝ドラマは既に鄭州で撮影に入っているそうだ。

 ついに80帖に到達した。ダウンロードできた。

 ハイチ大地震 日本の救援出遅れの原因はたった一人: 天漢日乗
 「政治主導」なんじゃないの

 『アルメニアを知るための65章』 明石書店(2009)
 トルコをテュルク、トビリシをトゥビリシなど、慣用表記とちがうところが多々あった。
 アルメニア高原とか知らんかった。漠然とあのへんは全部アナトリア高原なんだとおもっていたし、そういう見方もあるようだが、その西部をアルメニア台地ないしアルメニア高原というのは普通らしい。
 近現代のアルメニア関係の問題については徹底的にアルメニア寄りである。というか、今のアルメニアの目から見た解釈だけ書かれている感じ。知らないことが多く、断片的に知っていることにつながりができた。もっとパっとせんところだとおもっていた。
 パルティアとローマ、ササン朝と東ローマ、アラブとビザンツなどのはざまにあって、その政治を左右されることが多く、オスマントルコとサファヴィー朝の時代には両方に分割されたと。そういえばイラン西部で奥地のアルメニア教会を見にいったり、トルコ東部のアルメニア関係の遺跡を見にいったけど、全然認識してなかった。ローマとパルティアの談合でパルティアの王族を王にむかえて存続していたことがあり、その後ササン朝の台頭に抗するためにローマ帝国に先がけてキリスト教を国教としたとか。そういうと例の『アーリア人』にはパルティア系と大雑把に書いてあった。そういう地理的特徴のおかげか商業が発達したという。サファヴィー朝がアルメニア人をエスファハンにつれていったのは知ってたけど、ほとんど根こそぎつれていったのは知らなんだ。そのエスファハンのコロニーは、さらに東のムガール朝のコロニーや、オスマントルコ内のアルメニア人居住区とともに商人のネットワークを構成し、イギリスオランダの東インド会社は当初そのネットワークに依存したという。
 アルメニア語による歴史書が5世紀ごろからつくられているというのも意外だった。昔からの風習が結構のこっているのも意外だった。
 ほかにも国境越え情報なんかまであり、この本かなり充実している。

 そういうと去年世話になった人に年賀状出してないな。また年賀状買いにいくか。


2010/01/15 金

 さらば、わがチャイナ:クロサカタツヤの情報通信インサイト
 中国市場はハイリスクローリターン

 USBハードディスクはしばらく接続していないとなかなか回転しないし、データを移動している最中に落ちたりする。でも一日つけっぱなしとかにしとくとすこぶる快調に動く。やっぱり毎日つかわないと機械だけにさびつくんだろうか。SSDがもっと安くなって円盤HDDを駆逐してくれないかな。

 年賀状の返事書いた。去年の分もいっしょに。

 これから日本、というか民主党は中国への対応を迫られることになるんだろう。ククク

 カイジの鉄骨渡りに関する建築的考察1|建築エコノミスト 森山のブログ


2010/01/14 木

 今日は山梨県にいくことにした。

 飯島渉『感染症の中国史』中公新書2034(2009/12)
 ですます調のせいで冗長にみえる。実際に内容は散漫。おもしろいテーマなのにもったいない。
 あと、植民地植民地とうるさい。この人は1960年うまれだそうで、大学にはいったのは文革終了のころだとおもうが、その空気をまだひきずっているんだろうか。植民地行政に対する評価の際に、ある事業は善政と言挙げすることがあることに対し、いや、それは植民地行政そのものというようなことを言う。大事なことだから二度言いましたということかもしれんが、文革的な自己批判脳とおもう。衛生事業自体に近代化に対する歴史意識があるとかいうなら、そういう皮相的なことでごちゃごちゃするのではなく、もっと事実を追求するべきだろう。これが最初に書いた新書ということで、本を書き慣れていないということかもしれんが、たとえば、最後のまとめで「中国における衛生の制度化は、(略)身体をめぐる国家と個人の関係をいかなるものとするかという問題を中国社会に提起したのです」と書いてあるけど、本文のなかにそれを集中して論じているところがない。これは、植民地問題にばかり集中したからだろう。タイトルが悪い。「日本植民地衛生行政」とでもしたほうがいい。ただの日本じゃなくて日本帝国主義とでもしたほうがいいかも。
 日本住血吸虫病なんかも、これを発見した日本人が自分の名前をつけずに日本と冠してしまったばっかりに「日中戦争や太平洋戦争の際に、「日本住血吸虫病は日本軍が中国やフィリピンに持ち込んだ」とされることはなかったかもしれません」としておきながらそれ以降そのことには触れないまま、毛沢東の送瘟神という詩を引用してまで紹介しているのはよくわからない。いわなくてもわかるだろということだろうか。植民地のことに触れるのが主眼で、中国のことはどうでもいいから流したということか。そういうところが散漫という印象をあたえる。
 清朝は小さな政府で、衛生事業は民間の慈善団体にまかせたというのはおもしろかった。

 山梨県立博物館。
 特別展として虁(キ)とかいうものをやっていた。なにかといえば、ある神社に一本足の獣の木像があり、荻生徂徠が神官にたずねてもこれがなにかわからなかったので、中国の本にある虁だろうと推測したのがそのまま江戸城方面にしられ、そっちのほうからの信仰があつまって、神格になったものということだ。しょっぱなからいきなりここは大丈夫かとおもうような展示だった。
 カイジアムという名があるらしい。展示は意欲的で遊び心がありすぎて逆にみづらい。タッチパッドでいろいろみれるのだが、紙芝居的の映像で説明する形なので、見る速度が調節できず腹がたつ。文字による詳細説明が見れる部分もあるのだが、その文字が画面から切れているところがあって読めないのがこれまた腹がたつ。 街道を時代別に映像でみれるものもあるのだが、これが円卓上に手をかざして操作する形式で、操作感が非常にわるい。みたいものがみれないと腹がたつ。
 民俗方面の展示で、町や村の模型があるのはまぁ普通だったが、焼畑の粟の栽培とか杣小屋とかの模型があったのは興味深かった。近代の成功者のエピソードなんかもおもしろかった。あと、電車のなかで読んだ本に書いてあった日本住血吸虫病のこともあった。まぁしかしその病気の媒介となる小さい貝が一面にプラスチックでかためてボードにしてあったのは、この博物館の悪趣味さを象徴しているような気がした。

 まぁたぶん博物館は一般受けを考えてこうなっているんだろう。考古学博物館は臨時休館だったのでいかなかったが、そこもこんなんなのだろうか。

 出発が七時だったせいか、博物館についたのが昼ごろになってしまった。ということで、あんまりうごきまわる時間もなくなった。武田信玄の居館跡が神社になっているということで歩いていこうかとおもったけど風がきつくて寒かったのでやめた。
 さてそこで素直に来たルートをひきかえしたらよかったのだが、事前に考えていた身延線にいってしまった。明るいうちならいいが、乗ってしばらくするとすぐに日がくれてしまい、景色もみえず、ずーっと本を読んでいた。
 東海道線にのりかえて大森のやまやでスパゲティとミューズリーを買って帰った。銭湯にいったら体重が標準体重程度に増えていた。かなりやばいかも。ずっと寝てくらしてたしなぁ。

 結局は自分の好きなことを貫き通したやつが負け - ハックルベリーに会いに行く


2010/01/13 水

 日本は人口が多いわりに山がちで可住地がすくない。そのうえみんな都市に集まってくる。住宅が狭いのはしかたない。アメリカの白人みたいに郊外に住みたがれば住環境はすこしだけよくなる。

 朴天秀『加耶と倭』(講談社選書メチエ 398)
 五世紀までの日本の王権の形が今までおもわれていたようなものではないという指摘が重要か。河内系から北陸(継体)系への移り変わりは加耶と百済の勢力の変化の反映のひとつとしてとらえられている。朝鮮半島の前方後円墳は、5世紀という短い間のある特定地域に集中することから、百済と倭に両属していた北九州勢力が百済のために派遣した兵力の反映だとみる。そこまで言うのはいかがなものかとおもうが、そのころまでの日本の王権がゆるゆるで部族の連合体だったのだとおもえば、そう表現するしかない状態だったのかもしれない。いわゆる加耶地域(日本書紀でいう任那)は新羅と百済に消滅させられるまで強力な王権が存在しなかったということなので、日本と似た状況だったんだろう。それでおもうのが東北のことで、その前方後円墳も東北のほうへひろがりをみせているのに、時代がややくだると蝦夷(えみし)の範囲になっているのは、ゆるゆるの王権時代には文化圏に属していたが、きつきつの王権時代には政治的に支配されなかったので討伐対象となったということなのだろうか。
 日本の古代史が微妙なのは、昭和10年代の反動で、日本書紀や三国史記なんかの古代史料にまともにとりくめなかったせいだろう。まぁそのおかげで考古学が先行したのはかえってよかったのかもしれない。

 小沢一郎が新春特番でカンブリア宮殿(テレビ東京の村上龍の番組)にでたのがyoutubeにあがっていておもしろいよ、と、このタコ部屋にいる自己啓発系にいわれたのでみてみた。午後にはテレビ東京によって削除されていた。これだけみると、小沢は第二革命をめざしているのがわかる。第二革命というと大袈裟だが、民主党をつかって政権をとったのが第一革命とすれば、その裏で、政治家のプロたりうる新世代をそだてていわゆる政治主導の新しい体制に移行していくのが第二革命。だから今の民主党についてはとりあえず場つなぎ程度にしかおもっていないのだろう。まぁこの番組で触れただけの範囲では、党に陳情つまり国民の声を一本化し、官僚をただの政府の下僚にしてしまおうということだ。その点で今の民主党にはそんなに期待していないのがわかる。
 まぁでも田中角栄のケツおっかけているとカネでけつまづくのはしかたないんじゃなかろうか。だいたい似たようなことは小泉でもできたわけで、自民党にいてやったらよかっただけのことだろう。

 Google、中国からの大型サイバー攻撃に中国市場撤退も
 もう筋書きは出来てるんでしょ?
 国学数典でもgoogleスレが数本立っていた。惜しい惜しいという声が多く、ときどきgoogle.comがつかえるから関係ないというのが混じる。遠回しに政府批判するのもいるがものすごく遠回しだ。1984は結構知られているらしい。

 かの爺と婆は家に帰り、婆は川にて拾いし桃を爺に見せて言ふやう、「此桃は我が身谷川にて拾いしが、あまり見事なる桃ゆへ持帰りたり。いざいざ御身も半分食べ給へ」とて、かの桃を二人して食しけるが、不思議やかの桃を食ふとそのまま爺は三十四五位の男盛りとなりにける。また婆は桃を食いてより二十八九の中年増となりければ、両人互ひに顔見合せ、さても不思議と手を取り合、世にも奇態の桃のあるものかなと喜び合ふこそ楽しけれ。
「奇妙奇妙。訥弁と羽左衛門を一つに寄せたといふ男振りだ。」
「私もさういへばやまやまといふところがあるねへ。」
 さても爺婆は桃を食いてより俄に若くなりければ姿につけてどこもかも若くなり夜なべ仕事をいつしかに仕込みけるが、ほどなく月満ち臨月となりけれど、さらにその気色なく三歳を経て安産したりける。
「桃太郎寶藏入」 『幕末・明治豆本集成』国書刊行会2004
 この本しょっぱなからこういう調子でびっくりした。あんまり子供向けじゃないな。桃太郎ってそういう話だったのか。。。
2010/01/12 火

 昨日、朝0510品川発にのって京都へ。で、その夜のムーンライトながらで東京まで帰る。検札があったが、指定券だけしか見なかった。
 この流れで山梨行くつもりだったが、肝心の山梨県立博物館が火曜休館で、考古博物館も12日からしばらく臨時休館ということで行ったってしかたない。とりあえず今日どっか行くのはやめた。あと三日分のこっている。

 海外脱出アドバイスのダメなところ » 経済学101

 キム・ジョンウンの漢字音 - コリアニメやつあたり

 電車の中でようやくイランの高校向け宗教教科書を読んだ。最初はインテリジェントデザイン論にちかい神論。人体、自然などに見出せる秩序の存在が神の存在をうらづけるとか。圧政、つまりだれかの奴隷になることは多神教になるからいかんということだ。宗教的な理論の説明のなかでマクタブ(理念)が何回もでてくるが、どうもそれは6代イマームのサーデクから7代へのつながりが、サーデクのマクタブをひきついだというところからきているのではなかろうか。たぶん7イマーム派に対抗するためにマクタブが強調されるのだろう。
 クルアーンが最後の天啓なのは、人間の智恵の発達段階に応じてそれまで啓示されてきたのであり、もう自分たちでなんとかできるレベルまで発達したからもう天啓なしでも「イジュテハード」でなんとかできるからだという。解説では、12イマームシーア派の基本信仰箇条がスンナ派とちがうところがあることについて「ギリシア哲学の影響を受けて理性を重視したアッバース朝期のムータズィラ派神学をアシュアリー神学が駆逐して、このアシュアリー学派がスンナ派の神学となったのに対して、シーア派ではムータズィラ神学の影響を残しているためである」とあった。
 「イスラームの歴史観における真理の最終的勝利」という章にはこうあった。「イスラーム的な見方においては、真理(ハッグhaqq)と虚偽(バーテルbātel)ならびのその支持者たちの間の戦いが歴史を通して続いている」「イスラムの思想では、真理の人による虚偽の人に対する一連の闘いの最後に来るのが、メヘディの広範なる闘いとその再来である。つまり、真理の人の闘いは歴史を通して続き、約束されたメヘディの決起がこの闘いを最終的な結果へと至らせ、正義と真理の太陽が人類の天空に登るまで、真理が勝利するための下地が日ごとに用意される。」。。。善悪二元論に再臨思想。。えーと、ゾロアスター教? 最初の方はまだ普遍的なことを書いているのに、このへんにちかづくにつれてあやしくなってくる。
 そういうと、この本を翻訳したひとは同志社の神学部のひとらしい。そのせいか、再臨といわずに再来といっている。

 結局午前中は寝てしまった。

 キヤースとイジュティハードのちがいがわからない。理性を前面に出さないか出すかの違い以上になにかあるのか。実際にやっていることは同じじゃないのか。

 民主党の「構造改革」 - 池田信夫 blog
 Nevada:日本にとりJAL破綻はリーマンの二の舞に?

 テレビの音がよくきこえる。それはかまわないが、きこえてくる歌があんまり下手くそでいやな気分になる。素人か芸人かしらんが、素人のど自慢みたいにあんまりひどいのは歌いだしたらすぐとめるようにしてほしい。「へたくそ」といわれている歌手の歌を聞いてもなんともおもわない自分が辟易するくらいだから、相当ひどいはずだ。


2010/01/10 日

 金融日記:勝間さんと藤末議員はマーケティング戦略を失敗したのではないか?

 評林本でやってたときはわからんところが多く、そういうところを劉興我本でみたら疑問氷解だったので、そのときは劉興我本がいいんだとおもったが、どっちもどっちだということか。
 氏岡さんの論文では、劉興我本は評林本の下流で、評林本のいきすぎを直しているところもあるが最善の本とまではいえないとも書いてあった。いちおう評林本は昔全部コピーして朱で最後まで点打って読んではいたけど、何分みっちり翻訳したのは王慶編の最初の方だけなので、一部分だけで全部を言うことはできないというあたりまえのことか。
 氏岡さんの劉興我本の評価はそういう感じでそれほど高くなく、馬幼垣の評価はそれにくらべて高い。ということで自分が劉興我本がいいとかいってたのは単純に、それが反映しただけともいえる。挿増乙本がいちばんよい(成立が早いという意味で)のは鉄板ぽいが、これは古本小説叢刊19輯にドレスデン本だけおさめられているだけで、王慶編以降最後まで含まれているバチカン本が含まれていない。順番としてはその次くらいとされる挿増甲本は25輯(コペンハーゲン本)と2輯(いわゆるパリ本)で、2輯のパリ本の方が王慶編後半部にすこしかかっているくらい。挿増甲本乙本の所蔵状況がそうなっているのは、馬幼垣さんの本にくわしいが、要するに珍奇な中国の絵入り小説をバラして所蔵した結果であるらしい。
 劉興我本の呼び方にあわせるなら評林本は余象斗本なんだろうが、評林本劉興我本で通用しているからそうしている。たぶん、挿増本評林本嵌図本というような分類があり、評林本については版本が一種類しかないからそのままで、劉興我本は嵌図本のなかの代表の劉興我本ということだろうか。
 残水滸も筋を追うだけならすぐすむが、わからんところがひっかかってそのままで放置している。まぁそれをやるよりは文簡本やりはじめたほうがよいのかもしれん。でもそれだと70回本結末なんてのをつくった意味が。。。まぁそれはそれでいいか。

 しばらく見てなかったらもうタシケント入りしてる。はやいなぁ。

 知りたいと思ったことを書いている | Lifehacking.jp
 その方が発見が多い。

 明日18切符をすこしつかって京都までチンタラチンタラ行くつもり。まぁすぐ戻るけどな。

 時刻表をしらべたのを書きとめるためにメモ用ノートひらいたら『デデ・コルクトの書』の抜き書きがあった。

「娘は四阿から見ていたが、小さい口から涎が落ちた。彼女の猫が鳴いた。病にかかった仔牛のように口から涎がたれた」
「黄色い服のセルジェン・ハトゥンが四阿から見ています。誰を見ても愛で火を点けます。カン・トゥラルよ、黄色い服の娘のために、「フー」と。」

 マクドナルド、恐るべし。 - 世界はあなたのもの。
 たしかにマクドナルドくうと体調がわるくなるが、それは油のせいだといわれれば納得がいく。みんな普通にくっているものなのに、食べるとなんか体調がわるくなるとか気分わるくなるものがあるが、それは大抵脂のせいだ。肝臓の油脂処理能力が低いんだとおもう。

 鉄道トリビア 羽田空港の地下に、JR在来線の線路がある |マイコミジャーナル
 羽田にJRを接続させろとうるさいけど、すでに京急がJR品川駅に接続していて、そこから新幹線でもなんでも乗れるから実質的につながっているのとおなじだ。成田ならわかるが、なぜ羽田にそういうことを要求するんだろう。

 国学数典にユーザ権限がたりないせいではいれないところがあるが、あと14帖(14レス)すれば入れるようになる。ということでがんばって短文のレスをつけてまわっている。大変だとおもっていたが、やりだしたら意外と簡単にたまるもんだ。
 中国に5つのタイムゾーンをもうけようというスレッドがあったが、そこに「これは政治問題だから触れないでおこう」というレスが複数ついているのにはおどろいた。新疆には非公式の新疆時間がある、とか書きかけたけどやめた。ここでは政治的にやばいことは書かないようにしている。ダウンロードしにきただけだからな。
 そのわりには国学だけに国民党がどうこうとか台湾がどうこうとかいう話題がのぼっていて、ときには削除されているのもあるし、やばそうなことも書いてあったりする。ここは冷静な人がおおいので百度なんかよりはよい。


2010/01/09 土

 痛いニュース(ノ∀`):ハゲ治療法確立 ついに毛髪の再生に成功
 ハゲなんか治してどうするんだ。

 中東TODAY: NO・1475外交官との対話イスラエル・イラン関係が危ない

 キーボードのすきまの埃をつまようじで掃除したら打鍵感がよくなった。買ってからこのかたそんなとこ掃除したことなかった。画面も掃除したらみやすくなった。

 あたりまえの話だが、50年前の研究というと、1960年頃のことになる。年とったなぁ。

 玄米のポン菓子を買いすぎて余ったという人から二袋もらったが一袋まるまる食べると眠くなって寝てしまった。自堕落としかいいようがない。

 薩英戦争 - Wikipedia
 薩英戦争って痛み分けみたいなもんだったのか。


2010/01/08 金

 日本のそれぞれの町に、それぞれの「坂の上の雲」がある:日経ビジネスオンライン

 池田信夫 VS 勝間和代 因縁の対決! - 俺の邪悪なメモ
 ネットゲリラ: 日本版サブプライムが来るぞ

 なぜかこの一月から産経がこの部屋に放りこまれるようになったので読んでいるけど読む量がすくない。ネットでだらだらみている方が読む量としては多いのだろうか。

 ジェームスBハリス『ぼくは日本兵だった』
 図書館には大字本しかなかったのでそれを借りてきて読んだ。

 国民の父 - Wikipedia
 一覧のところで、日本がなぜか伊藤博文になっていたようだが、それが 日本民国 / 小沢一郎 になってた。伊藤博文自体も書きくわえたり消されたりしているらしい。

 「公設派遣村には行きたくない」 ダイヤモンド・オンライン

 嶋本隆光『シーア派イスラーム 神話と歴史』京都大学学術出版会
 シーア派では理性の門が閉ざされていないというが、それは第六代イマームのジャアファルサーディクが大学者で、そのころに整理されたのがのちの12イマーム派の基礎となったからということだ。しかし、同時期にスンナ派イスラム法学の主要な学者も出ているから、そのころイスラム法の形がきまってくるころだったのだろう。

 シーア派では、法的判断の基準として、コーラン、預言者とイマームの伝承、イジュマー(共同体の総意)に加えて理性の働き(アクル、`aql)を重視することで知られる。
 シーア派の信じるところによれば、理性は知識を獲得する信頼にたる源であり、啓示と完全に調和している。いくつかの伝承によるお、神には二つの証明(ホッジャhojjah)があって、これを通じて人間は神の意思を知る、という。すなわち、内的なものは理性(al-`aql)であり、外的なものは預言者である。
 コーランによれば、全ての人間は自らの理性的機能を行使することが要請されており、その結果、神の徴や宇宙的交信について思いをいたすことができる、と考えられてい。したがって、古の賢者たちを盲目的に模倣すること(タクリード、taqlid)は非難されるべきことであり、不信者の徴とされる。
 シーア派は常に弾圧されていたこともあり、内的な方面に発達したということだが、そのおかげで理性重視などのアッパース朝初期の風潮の果実をその特徴として保つことができたのではなかろうか。ムァタズィラ派というのがスンニ派のほうでは結構イケてたのに弾圧されて消滅したとかなんとかいうのは読んだことがある。

 イジュティハードすげえとおもったけど、ハンバル派もイジュティハードの門をとざしておらず、ということはつまりワッハーブ派もとざしていないということになり、それはつまりいわゆるイスラム原理主義も閉ざしていないということだ。結局はイスラム法の運用を今でもあきらめていないところがイジュティハードの門をとざしていないということになるのか。

 あと26帖。

 映画の金瓶梅の女優がみんな日本人とは気付かんかった。中国も進んだなとおもって損した。


2010/01/07 木

 日本政府の捕鯨の一番の目的は何ですか? - Yahoo!知恵袋

 Foxitという軽いPDF閲覧ソフトがあるが、中国では迷你という何の関係もない名前がついている。考えた人はすごいとおもう。

 理塘でチベットの鳥葬を見てきた - huixingの日記 ※グロ注意
 鳥葬ってすぐ終わるものなのか。意外意外。

 妖怪研究家ヨシムラ - 室井大資
 こんなおもしろいものやってたの知らんかった。

 よし。あと30帖。

 文簡本PDF公開終了


2010/01/06 水

 某T島さんは一般書を書くときにはわかりやすく断言せよと言ってたが、それもおのずから限度がある。
 杉様は一般向けの講義の漫談中に、研究者には「アマのアマ、アマのプロ、プロのアマ、プロのプロ」の四種類あると言っていた。たやすくアマのプロになってしまうのは、みな軽率だからなのだろう。
 ということをこの『アーリア人』の件でおもった。

 『アーリア人』の件要約
 犬大将「こんな本みつけたよおもしろいね」
 激流氏「それ結構いわくのある人ですよ。これ参考スレ」
 犬大将「うわやばす。でもそれほどでもないんじゃないの。パルティア萌。ササン朝アーリア人萌。」
 激流氏「これが書評のスキャンで。あとエーラーンはトゥーラーンの対概念。イルハン朝的に。」
 犬大将「正直調子コイてましたすんません」

 水滸伝で例えると、「水滸伝は人民の革命を鼓吹する凱歌であるが、その反面失敗だらけでこれだけ研究していると鬱になるので、編集者の期待にこたえて人民の革命への2000年の道程をまとめてみた」とかまじめに書いているような本を、へーそうかとか言って読んでたようなものだった。たしかに東大にはそんな事平気で書きそうな奴がたくさんいそうだ(イメージ)。
 おれも相当脳味噌に水が入ってるな。まぁもともと入ってたような気もするが。

 ようやく事情聴取か

 18切符買ったがまだ4日分あまっている。期限の20日まで二週間程度ある。さてどうするか。

 なんでもおもいつくもんだな。

 お金をおろしにいったら、ATMの画面にキャッシングの案内が出た。

 米原万里『マイナス50℃の世界』
 正月前に借りた本の残り。居住霧やプラスチックが崩壊することなど想像もつかない。行ったことのあるところでの寒さは鼻毛が凍る程度なのでその先か。寒すぎるとスキーやスケートもできないらしい。


2010/01/05 火

 成長著しいイスラム金融に乗り遅れるな:日経ビジネスオンライン
 どうせ金利ほとんどゼロだしな。

 中東TODAY: NO・1472アメリカのイエメン問題介入の真因

 Letter by the great khan Güyük to pope Innocent IV

 下段のベッドに移動してから寒くなり、ほとんど布団の中にひきこもっているが、どんどん早起きできなくなっている。うむむ
 液晶買ってこようかな。でかいの。ベッドの上段の下から吊って壁掛けみたいにして使うときにつなげる。いいかも。ただ、そうするとますますベッドにひきこもるのでそこはあんまよくないかもしれない。座って頭あたるところが問題か。

 居間でレッドクリフのDVDをみていたようだが、そのエンディングテーマがアニソンにきこえてならない。
 -> 日本人の作曲だった。

 神話の共通点多すぎワロスw:ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd

 養育費でモヤモヤしています。 : 発言小町
 これはひどい

 「我不是故意想当代表」を「私は別に代表になりたくないですよ」としてあるのがあってなるほどたしかに「別に」は「故意」かと感心してしまった。そこになんらかの意思がないことをしめすのが「別に」か。いままで何回「別に」をつかったかわからないくらいつかっていたが、その意味を考えたことはなかったので不意をつかれた気分。


2010/01/04 月

 【2ch】ニュー速クオリティ:意味がわかると怖いコピペ

 失われた20年:日本の教訓の終わり  JBpress

 朝日新聞社:札幌—福岡間 国内最長のJR貨物列車
 北海道が原料供給地で福岡が加工地という関係らしい。

 中東TODAY: NO・1471笑えるアメリカのイスラム関連ニュース

 氏岡真士「影印插増乙本《水滸傳》缺葉補遺」
 つーかこの人の専門文簡本らしい。


2010/01/03 日

 『アーリア人』はやばいと指摘されてそうなのかとおもったが、なにぶん広すぎる範囲を概説している本なのでそうなのかどうかもよくわからん。詳しいことはここ参照ということで見てみた。別の本についてだが、先行研究の咀嚼が不十分ということで、つまりは出来の悪いレポートレベルのまとめ方をする人ということなのか?あとがきをみると「アーリア人」というテーマは編集者にあたえられたらしく、無茶振りとおもいながらなんとかまとめたと書いてあるので、もともとやっつけ仕事の人がますますやっつけでやったのがこの本になるのか。
 しかし、各所に論点の表や地図があって、たぶん要領のいい受験生ではあったのだろう。どのレベルでやばいのかは自分では判断できない。パルティアのくわしいこととか知らず、ヘーとおもいながら読んでいた。ここでいうところのアーリア人というのは現代イランもしくはパーレビイランのナショナリズムで想定されているアーリア人ということか。(この辺まだ先を読まずに書いてた)

 汉典离线版.chm 文件下载

 国术秘本——八极拳 (免费下载)爱如生论坛
 民国25年(1936)ころにでた八極拳の本。套路の説明しかない。序文を書いている人はただの知りあいで拳法とは無関係らしく、今河北山東あたりで流行っているが、昔周大魔と号されるほどすごい名人がいたのとなんか関係あんのか、とか、震歩は力みすぎて脳をいためるとか書いてある。

 友達夫婦からすごい年賀状きたww on Twitpic

 google地図で京都をみてたら航空写真がやたら細かくてびびった。

 古代世界の午後雑記 : 1937年と1941年のGDPベスト15国
 1937年の中国のGDPが結構大きい。BRICsは全てこのリストの中に顔をそろえている。

 『アーリア人』、なんだかんだ言いながら読み通す意欲がなくなって通読してなかったけどやっとおわりまで読んだ。宗教学者が書いた歴史の概説書ということで、歴史屋さんからみると手落ちが多いらしいが、まぁおもしろかった。タイトルをせっかくアーリア人にしているのだから、ササン朝のアーリア人意識を中心にすえて書いたほうがよいとおもう。逆にそのあたりがあっさりしていて、周辺の、よくわからないところをがんばってしらべました的なところが多かった。レポートレベル?とか書いたけど、まぁ畑違いなんだからしかたない。タイトルはアーリア人だが、要するにイラン語族の担い手の概説で、おまけで近代のアーリア人意識のことが書いてある。どっちつかずなので、どっちかにしぼった方がよかったとおもう。
 しかしこうして記述を並べたのを見ると中央アジアは本当に謎だな。この本の最初の方だとイラン語族の天地みたいな記述がしてあるが、各論で定住民の詳細をみるとどうもイラン語族で構成されていたのかうたがわしいようになってくる。あと、インドとイランに別れた集団って相当小さい集団だったんじゃなかろうか。
 それはいいとして、バクトリア地方でニルバーナとかファナーとか流行ったのは絶対マリファナのせいだ。まちがいない。


2010/01/02 土

 『カラシニコフ自伝』(朝日新書 106)
 シベリア送りにされた幼年期の話がおもしろかった。一兵卒から出発した技術者であるカラシニコフに焦点があたったのはそれこそソ連だったからか。

 実在するボロい商売 ニコニコVIP2ch
 マルイの商品券の話がなるほどとおもった。

最初のサカ人たちがどのような経路を通ってインドまで到達したかはわからないが、現在のところ、中央アジアからパミール高原を越えてカシミールに抜けたとする説が有力になっている。(略)地図でみると、この一帯を騎馬遊牧民の大群が通るのは至難と思われるが、冬季に零下三〇度くらいまで気温が下がると、氷結した河川が道路となり、かえって交通の便が良くなるという。そのため、古代におけるこの地域の商業活動は現代人の予想に反して酷寒の冬季に活発だった。
 青木健『アーリア人』 (講談社選書メチエ438)
 ふーむ。そういうと、いわゆるシルクロードはパミール高原越えが最初にひらかれたというが、こういうことなの?

 記者や学者の操縦は簡単(元財務官僚 高橋洋一さんにきく<中>) : J-CASTニュース

 軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
 日本の対外債務は? 世界の対外債務国ワースト20をグラフ化してみる(追補編):Garbagenews.com

 初詣 - Wikipedia
 これだけみると、有名寺社へ電車が通ったことと有名寺社への初詣が結合しているようにみえるが、初詣だけをめあてにしていれば電鉄会社はたちいかない。寺社が有力な遠出先になっていたことの反映であり、初詣はそれをさらに有効活用したということだろう。戦後になって、寺社の集客力が弱まったあとも残ったのが初詣ということではなかろうか。それに、正月に行くのは氏子であるような近くの神社に参るのが普通だが、正月の初詣だけに有名寺社に参ることになったのは、地方から都市に出てきて地元の寺社との縁が切れた住民がとりあえず惰性的な風習としてそういうところへ参ったということだろう。寺社の氏子と共同体は深いつながりがあったが、敗戦によってそれが弱まったのも関係あるかもしれない。


2010/01/01 金

 年越しそばの会。

 ボイラーマンフナコシと十何年ぶりに会って東京タワーと秋葉原に案内してきたが、元旦でしかも朝だったのでそんなに開いてなかった。つかれた。

 過保護過干渉:アルファルファモザイク

 元旦はさすがにそのへんのスーパーがしまっているので、普段と完全におなじようにはできないが、明日からスーパーもひらくだろうから、普段とおなじように生活できるだろう。本も十分借りてある。


表紙にもどる