投降派宋江

  投降派宋江  
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 宋江は「死罪にあたります」といいながら土下座した。そして、宋江は牛馬をつぶす大盤振る舞いの宴会をひらいた。席間、宋江は言った。「犯罪者の小役人めが、どうしてあえておかみに背きましょうか! ……どうか、太尉の慈悲と憐みを乞います、深いところへ陥ちこんでしまった人間をすくいだして、日のてるところへ出させてくだされば、骨に刻み心に銘じ、死んでも報いることを誓います」投降派の醜悪なかおが赤裸々に現われた。