鉄道遊撃隊(一)

  鉄道遊撃隊(一)  
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老周は山の状況を語った。そもそも、老洪たちが棗荘にいったあと、遊撃隊は敵偽(※)からしつこく三面攻撃をうけた。損失はそんなに多くなかったが、四方に散って流動するしかなかったので、連絡がとれなくなったのだ。

※敵に偽がつくのは、汪兆銘政権の軍隊だから。偽をつけるのは、正統性がないことを強調するため。この連環画の冒頭では日本軍のはずだったが、汪兆銘政権による掃討でもあったんだろう。