鉄道遊撃隊(一)

  鉄道遊撃隊(一)  
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三人が見物にいくと、一人の鬼子の歩哨が、痩せて小さい林忠をさえぎり、どなりつけながら銃剣をふりまわしていた。老洪の右手は無意識に腰の銃をさぐっていたが、ちょうどそのとき、人ごみのなかから王強がわりでてきて、鬼子をおしとどめた。