鉄道遊撃隊(二)

  鉄道遊撃隊(二)  
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机のうえに有蓋貨車の様子を描きだして、言った。
「みてくれ、扉にはこんな感じの小さな取っ手がついている。ただ、車体には横むきに一筋、踏めるような出っ張りがついているが、一寸ばかりの幅しかなくて、立つに立ってられない」
そういうと、頭を掻いていた。ちょうどそのとき、林忠・魯漢・小坡がみなやってきた。

※一寸 3cmくらい