鉄道遊撃隊(二)

  鉄道遊撃隊(二)  
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老洪は決めた。一人でのぼり、手ですじかいの鉄をつかみながら、足で貨車の出っ張りを踏み、ゆっくりと扉までにじりよる。みんなは安心せずにいっしょにいき、線路のあたりにちらばって、警戒しながら、モノを拾いあつめる準備をする。