鉄道遊撃隊(二)

  鉄道遊撃隊(二)  
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車両の風は激しく体をゆさぶっていたが、老洪はしずかに立つと、銃をとりだし、頭をのばして中をみた。廊下にはだれもおらず、窓にはみなカーゲンがおり、ドアはキッチリしめられている。