鉄道遊撃隊(二)

  鉄道遊撃隊(二)  
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ある午後、棗荘駅より、ドドドとやってきた二台のトラックがあった。二人の鬼子がとびおりると、銃をよこたえ旅客をおしのけた。鬼子の駅長がプラットホームから走りでて、高い声でさけんだ。
「荷押シ車! 荷物オロセ! イソゲ!」