鉄道遊撃隊(二)

  鉄道遊撃隊(二)  
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老洪は王強を呼び入れ、ひととおり相談し、支部成立を決定した。李正を書記に推し、表むきの身分は義合炭廠の帳場の先生ということにした。

※先生 文盲率が高かったので字が書けるだけでひとかどの教養人のあつかいになる。当時はこういう帳場の会計や講談師易者でも先生と敬称するようになっていた。現在では値打ちがさがって日本語の「さん」にあたる程度の普通の敬称になっている。ここでは李先生を李さんとは訳さずそのまま李先生とする。