鉄道遊撃隊(二)

  鉄道遊撃隊(二)  
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積みおわると、扉を引き、両方の扉の引き手をあわせた。鬼子の駅長は太い亜鉛メッキのハリガネで二つの引き手をしばり、鉛で封印をすると、人夫たちに線路の分岐まで押すよう命令し、九時の客車が引いていくのを待った。

※亜鉛メッキのハリガネ 铅丝 だが、小説では铁丝「鉄のハリガネ」とある。
※鉛で封をするときは、小さい鉛の塊に専用の鋏で封印するので駅のマークがつき、どこで封印したのかわかるようになっている。