鉄道遊撃隊(三)

  鉄道遊撃隊(三)  
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小坡はしばらく躊躇したが、手榴弾をとりだして芳林嫂にてわたすと、つかいかたを説明した。
「この蓋をあけて、このひもを小指にまきつけてしっかり握り、あぶないときには投げる!」
芳林嫂がうなづくと、やっと安心して出ていった。