鉄道遊撃隊(三)

  鉄道遊撃隊(三)  
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臨城の北には修水塔があり、守っているのは二人の鬼子と三人の偽軍がおり、みな囲壁の中に住んでいる。門での検査はとても細かい。彭亮は明日がちょうど北臨城の市場が開かれる日だということを耳にし、心に思うところがあった。

※偽軍 偽というのは共産党の正統性からいってみとめないという意味であって、日本軍側の中華民国政府(汪兆銘政権)の軍隊である