鉄道遊撃隊(三)

  鉄道遊撃隊(三)  
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東の建物からは鬼子の笑い声が絶え間なく聞こえ、西の建物からは食器の音が聞こえるのみ。
彭亮はこっそり真ん中の建物に近寄り、中をみまわすと、鬼子はまったく見当らず、壁には一丁の亀型をしたモーゼル銃がぶらさがっているのみ。

※匣子枪については 第二册(54)参照。ドイツ製モーゼル自動拳銃。