鉄道遊撃隊(三)

  鉄道遊撃隊(三)  
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老洪は一眠りしたあと、こっそり門をあけ、外のようすをうかがった。このとき北風がフーフーときつく吹きつけ、ボタン雪が舞っていた。大門の前にうずくまる一つの黒い影があるのに気付き、銃をさげてひそかに近づいた。