鉄道遊撃隊(三)

  鉄道遊撃隊(三)  
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みると、芳林嫂が雪のなか見張りをしているのだった。おもわず心の底から感激がわきおこってきた。
芳林嫂が振り返り、声をひそめて言う。
「中にもどって休みなさい!外には何もないわよ!」
老洪は彼女の手をきつく握った。どうやって心の中の感謝を伝えたらいいかわからなかったのだ。