鉄道遊撃隊(三)

  鉄道遊撃隊(三)  
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老洪が考えていたところへ、向こうから大声で問うてきた。
「何者だ? 合言葉!」
老洪は小坡をひっぱるとすぐ道の脇に隠れた。幾筋かの黒い影が急いで走りより、叫んだ。
「立て!手をあげろ!......撃つぞ!」