鉄道遊撃隊(四)

  鉄道遊撃隊(四)  
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山の林のなかで空が暗くなるまで休息したあと、老六団は三路にわかれて下山した。鉄道遊撃隊はその前をいき、道案内をになった。彭亮の部隊が気をはりつめて進んでいるそのとき、前の方にザッザッという足音がきこえた。彭亮は小坡をひっぱり、道端の麦畑にまぎれこんだ。