鉄道遊撃隊(四)

  鉄道遊撃隊(四)  
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空が濛々とあかるくなったころ、老洪は隊員たちをつれて外へでた。銃をせおった郷兵がひとり、あくびをしていたので、小坡はしのびあしでうしろにちかより、モーゼル銃をつきつけて、小さな声でどやした。
「うごくな!」