鉄道遊撃隊(四)

  鉄道遊撃隊(四)  
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林忠が中にとびこむと、あの保長が布団からでてきたところだった。しずかに怒鳴る。
「まだ覚えているか?」
保長は全身がふるえて話もできない。
魯漢は目を怒らせながら一発ぶっぱなすと、弾が耳をかすめていき、心もくじけて体がへにゃへにゃになってしまった。