鉄道遊撃隊(四)

  鉄道遊撃隊(四)  
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突然北からサーチライトの光が照らしてきた。臨城駅の巡回の装甲車両がやってきたのだ。老洪はふたつの分隊をひきいて線路の土台の両側に展開させ、それぞれ食料の麻袋を積んで身をまもり銃撃の準備をさせた。李正は一隊をひきい、群衆を指揮してひきつづき車に積ませた。