鉄道遊撃隊(四)

  鉄道遊撃隊(四)  
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ちょうどそのとき、遠くの方に赤と緑の灯りがゆらめき、一つの黒い影が駆けてくるのがみえた。鬼子は空をめがけて数発銃を撃った。人影はそれを聞いて大声でさけんだ。
「打たないで!太君!私は巡回の朱三です!」