鉄道遊撃隊(六)

  鉄道遊撃隊(六)  
 | <  > 
鬼子は臨城むけて帰っていった。一隻の小舟がハスの花の中からすすみでた。船上の老洪は敵の背中をみながら笑い
「ここは実際悪くない!」
李正はハスの実を摘んで種を取りながら、
「悪くない。しかし我々はやっぱり時間をおしんで大衆工作をするべきだ」