鉄道遊撃隊(六)

  鉄道遊撃隊(六)  
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前の駅がちかづいたので、いつもどおり速度をさげた。彭亮は車掌室の緑ランプが動いていないのをみると、隊員にめくばせしてスピードをあげて駅にはいった。その隊員は機関車の乗り口でタブレットを受けとった。

※タブレット 単線の線路で、ある区間に列車が一台しか存在できないようにするため、タブレットをもらった車両だけその区間に入れるようにする仕組み。区間を出るとその駅でタブレットを返し、反対方向の車両が次うけとってもとの駅までもっていく。日本ではわずかに房総半島の久留里線にのこっている。