鉄道遊撃隊(六)

  鉄道遊撃隊(六)  
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ふたりは手榴弾を投げたところまで戻った。老洪は手榴弾を拾いあげてちょっと見てみたが、そもそも安全ひもが引かれていなかったので、おもわず笑ってしまった。
「うわさではあなたは両手で銃をつかうというが、手榴弾を投げるときに安全ひもを引かないとはおもわなかった。」
芳林嫂はとても困った様子だった。