鉄道遊撃隊(六)

  鉄道遊撃隊(六)  
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しかし飛虎隊の姿もみえず、ただ数隻の漁船が葦原のなかを出たり入ったりしているだけだった。ときどき一二発盗み撃ちされるが、鬼子は水上を移動する手段がなく、湖のほとりでボーッと立つしかなかった。