鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
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林忠の弾丸があと一発になってしまった。鬼子がてんでバラバラに叫びながらやってくる。
林忠の脳裏には政委と隊長の顔がよぎった。山の灯りの下でのあの赤旗がよぎった。そして銃をあげ、自分の額に向けて撃った。