鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
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別れに際し、林忠は言った。
「オレも荷物を運ぶ必要があるから、そのうちお世話になるよ」
そう言うと、紙幣を張蘭の手ににぎらせた。張蘭は顔をあかくして断わろうとしたが、林忠、
「おれたちの仲じゃないか、他人行儀はよそうぜ!」