鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
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張蘭が門を出るころ、雪のまじった冷たい風がふきつけてきた。おもわず身もふるえる。李正は自分の外套を脱いで張蘭にきせてやった。張蘭は、兄弟のように心のこもったこの振舞いに、また目から涙が湧きでるのだった。