鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
 | <  > 
張蘭が駅に到着すると、鬼子の駅長はまっさきにあの三輛の貨車のことを聞いてきた。
「十二時にあの列車は出発しました。私がこの目で見ました。」
鬼子の駅長は地団駄を踏んで言った。
「なくなった!なくなった!黄荘のあたりで奪われた!」