鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
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偽軍の兵士たちはビクビクしながら、山頂の関帝廟までのぼった。彼らは前に敵がいる思いにとらわれ、目もバカになり、頭をちぢめながら廟の中をのぞくと、ボンヤリとした中に数人の影が見え、声をあげて下へ駆けおりていった。