鉄道遊撃隊(八)

  鉄道遊撃隊(八)  
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突然、小さく呼ぶ声を耳にした。
「芳林嫂!芳林嫂!」
ハっとして顔をあげ、声のする芳香をのぞむと、その方向は真っ暗だったが、よく知った声はまだやまずに聞こえていた。