鉄道遊撃隊(八)

  鉄道遊撃隊(八)  
 | <  > 
村を出ると、老母は息を切らして全身を震えさせながら、ある窪地に倒れこみ、おきあがれなくなった。老母はとぎれとぎれに言った。
「私を....ここで死なせて....あんたたち....二人ともはやく行きなさい.....私と一緒に....つらいおもいをさせたくない...」