鉄道遊撃隊(八)

  鉄道遊撃隊(八)  
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芳林嫂は母親を抱きかかえながら、
「おかあさん、死ぬときも一緒よ」
そしてはるか遠くの微山島をみつめた。空も暗くなりかけている。湖になんとかたどりついて、小舟をさがして母親をのせて送らないと。