鉄道遊撃隊(八)

  鉄道遊撃隊(八)  
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彼女たちはまた窪地にもどった。芳林嫂は枯れ草をあつめて敷き、母親を横にさせた。老母は絶えずうなりながら、息をするのもつらそうにしていた。この荒野のなかでは一杯のお湯さえない。ただ何もできず見つめるしかなかった。