鉄道遊撃隊(八)

  鉄道遊撃隊(八)  
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李正が陣地を歩くにしたがい、隊員たちの気分は高揚し、戦うようにうまく話をもっていく必要もなくなった。李正は痩せて弱々しげな張蘭でさえ小銃をかついでいるのをみて話しかけた。「老張、ふんばりきれるかい?」
「はい!私の恨みのおかげでつらさも気になりません!」