鉄道遊撃隊(八)

  鉄道遊撃隊(八)  
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李正はそのカーキ色をしたラシャの軍服をさわっていたが、あることに気付き、考えていた。突然湖の方から砲声が響いたので、こう言っておいた。
「こんなのは放っておいて、もっと大事なものを先に埋めてくれ」