鉄道遊撃隊(八)

  鉄道遊撃隊(八)  
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さて芳林嫂はこの一日一晩というもの、窪地のなかで重病の母親の面倒をみながら重く響く砲声を聞いていた。一発一発の砲弾の炸裂は彼女の心をひきさくようであった。